一枚の特選フォト「海 & 船《


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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海水の主要組成元素(立体的展示)
[基隆/国立海洋科学技術博物館]

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[拡大画像: x27493.jpg]

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[拡大画像: x28200.jpg][拡大画像: x28199.jpg: 海水組成の説明書き(z画像なし)]


画像は台湾北部の重要港湾都市・基隆にある国立海洋科学技術博物館での展示品の一つである。 「海水的重要組成元素 The Main Elements of Seawater 海水の主要な要素《と題し、海水に含まれる30の主なイオン・化学種を示している。

展示品は、組成イオンなどを単に図表でもって平面的に示すのではなく、それを立体的に陳列している。「シンプルではあるが、 形あるものにしてビジュアル化を図っている《。ただし、それらの組成分量や比率に応じて球の大きさを違えて 展示しているものではない。だとしても、見た目上大変カラフルで、親しみや興味のもてる展示となっている。

博物館を訪れる子供たちは、カラフルなボール球を見て、「これ綺麗だね。一体何なの? 海水には金(ゴールド gold)は含まれていないの?  ゴールドを取り出せれば大金持ちになれそう《。子供たちは想像をたくましくしながら、展示に一瞬釘付けになるかもしれない。

館内では、子供たちに素通りされないように、海水やそれが含む物質などについて少しでも興味をもってもらおうと、 展示手法にあれやこれやの工夫を凝らす。館内には随所にそんな工夫に満ち溢れ、大人も楽しむことができる。 展示品は学芸員ら博物館関係者のいわば展示「作品《であるが、彼らのそれに賭ける思いと情熱が伝わってくる「芸術的作品《が多い。

立体図表に示される30のイオン・化学種は下記のものである。

    H, O, Na+, Mg2+, Ca2+, K+, Sr2+, Cl-, SO2-4, HCO-3,
    Br-, CO2-3, B(OH)-4, F-, Li, Rb, Mo, N, P, Si,
    I, Ba, Ge, As, Cd, Cu, Ni, Zn, Fe, Mn

画像2に添えられる英文説明パネル(下記参照)には、「海水の主な成分《について次のように記される。

    海水は水に加えて、主に6種のイオンから成る: sodium (Na+), magnesium (Mg2+), calcium (Ca2+), potassium (K;), chloride (Cl-), and sulfate root (SO2-4) である。

    これらのイオンは海水の35o/oo(パーミル)に相当する。海水1㎏では
    ・ 10.7838 grams of sodium (Na+),
    ・ 1.2837 grams of magnesium (Mg2+),
    ・ 0.4121 grams of calcium (Ca2+),
    ・ 0.3991 grams of potassium (K+),
    ・ 19.3529 grams of chloride (Cl-), and
    ・ 2.7124 grams of sulfate root (SO2-4).
    が含まれる。

    地球上の全海洋(オープンウォーター)では、これらのイオンの塩素量(chlorinity)に対するそれぞれの重量比の変動はあっても ごくわずかである。塩素量を塩分濃度に基づき計算できるとすれば、海水の既知の塩分濃度をもってこれらの主要イオンの 重量を算出することできる。

    註釈: 塩素量(chlorinity)=1.80655×塩分濃度(salinity).

    The Major Components of Seawater:
    In addition to water, seawater is mainly composed of six types of ions: sodium (Na+), magnesium (Mg2+), calcium (Ca2+), potassium (K;), chloride (Cl-), and sulfate root (SO2-4).

    These ions account for 35 per mille (350/00) of seawater. In every kilogram of seawater, there are 10.7838 grams of sodium (Na+), 1.2837 grams of magnesium (Mg2+), 0.4121 grams of calcium (Ca2+), 0.3991 grams of Potassium (K+), 19.3529 grams of chloride (Cl-), and 2.7124 grams of sulfate root (SO2-4).

    The changes of the rations of the respective weight of these ions to chlorinity in all oceans (open waters) around the globe are minimal. Given that chlorinity can be calculated based on salinity, one can figure out the weights of these major ions with known salinity of seawater.
    Note: chlorinity=1.80655×salinity

[参考資料]
画像2について。海水1Kg または1リットルに対する水および塩類の組成比率(重さ)。 Quantities in relation to 1Kg or 1 litre of sea water.
水  Water: 96.5% (965g)
塩類 Sea salts: 3.5% (35g)

塩類の組成の内訳(組成比率・重さ)
Chloride    55% (19.25g)
Sodium     30.6% (10.7g)
Sulfate    7.7% (2.7g)
Magnesium  3.7% (1.3g)
Calcium   1.2% (0.42g)
Potassium  1.1% (0.39g)
Minor constituents  0.7% (0.25g)
             100% (35.01g)

[2017.02.27-03.06 基隆/国立海洋科学技術博物館台湾][フォルダー: No.158*ファイル1*2:img7753, 7757~]


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