一枚の特選フォト「海 ＆ 船」

アオウミガメの実物標本

1.　撮影年月日：　2018年8月22日 2.　撮影場所：　東京都江東区の「夢の島公園」内の「夢の島熱帯植物館 (Yumenoshima Tropical Greenhouse Dome)」。 JR京葉線「新木場駅」から徒歩10分ほど。 3.　アオウミガメは熱帯から亜熱帯にかけての水深の浅い沿岸域に棲息する。 海草や藻類などの植物を主食とする雑食性である。その主食の影響で体の脂肪が緑色をしていることから アオウミガメと呼ばれる。ワシントン条約の「レッドリスト」に登録され、捕獲と国際間取引が禁止されている。 小笠原諸島は東京から遥か南方1,000kmほどの太平洋上に位置するが、行政区分では東京都の所轄となる。 30余りの島嶼からなる同諸島は、その誕生以来大陸と陸続きになったことがなく、大陸から隔絶してきた海洋島である。 島の生物は独自の進化を遂げ固有の動植物の宝庫となっている。「東洋のガラパゴス」と称される。その独特の自然的価値が認められ、 2011年（平成23年）に世界自然遺産に登録された。因みに、同諸島はアオウミガメの大規模な産卵地として知られている。　 [拡大画像: x28241.jpg]

小笠原諸島とその周辺海域の略図。同植物館にて撮影。[拡大画像なし: x.jpg]