一枚の特選フォト「海 & 船」
横浜市立歴史博物館における展示会「和船と海運」
2017年1月~3月、横浜市立歴史博物館・神奈川大学日本常民文化研究所が、「和船と海運」と題する展覧会を
共同主催した。横浜市立歴史博物館(Yokohama History Museum)では、サブテーマ「江戸時代 横浜の海運」と題して、
1月28日~3月20日まで開催された。画像は博物館正面エントランスに設営された展示案内の垂れ幕である。
展覧会の企画構成は以下のとおりである。 序章 「江戸時代の横浜をめぐる航路」
第1章 「上方からの航路と神奈川湊」
第2章「みちのく・蝦夷地と東廻り航路」 松前の「柏屋」が所有した長者丸 (蝦夷地から江戸まで東廻り航路に就航した弁才船) の資料展示
第3章 「江戸と横浜」
第4章 「房総との航路」
第5章 「江戸川と横浜」
第6章 「水上のシルクロード」
終章 「明治の和船と横浜」 常設展について: 原始、古代/縄文・弥生時代、中世、近世、近代、近現代までの横浜にまつわりる発展の歩み、 史跡、文物、出来事などを紹介する。海にかかわるものとしては、事例として、江戸時代まで入り江であった所が干拓 された吉田新田の開発史、横浜開港後世界へ向けて伸長した航路発展の歴史、生糸などの輸出、和船と洋式船の混じり合う 港景などを、パネルや文物で展示する。
[画像撮影: 2017.3.17 横浜市立歴史博物館 (Yokohama History Museum) にて][拡大画像: x27544.jpg] |
「神奈川港と海の道」と題する展示コーナー: 神奈川湊廻船問屋が奉納した灯籠の基礎部や同問屋の仕切状などの展示。 帆掛け船は「宝久丸」(縮尺 1:20) で、現在の愛知県知多郡内海を拠点としていた内海船 (うつみぶね)。 神奈川湊にたびたび寄港していた。 [拡大画像: x27545.jpg] |