一枚の特選フォト「海 & 船」


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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大陸間海底ケーブルの敷設 (図絵) [横浜市立歴史博物館]

2017年1月〜3月に横浜市立歴史博物館・神奈川大学日本常民文化研究所の共同主催による展覧会「和船と海運」 が開催された。横浜市立歴史博物館(Yokohama History Museum)では、サブテーマ「江戸時代 横浜の海運」と題して、 1月28日〜3月20日まで開催された。同館常設展では、「19世紀の世界の交通と通信網」と題するパネル展示がある。 画像はそのなかの一つで、「大陸間海底ケーブルの敷設」と題する図絵である(ただし、それ以上の説明は記されていない)。

大西洋を横断する電信用の海底ケーブルが最初に敷設されたのは1858年のことである。敷設は、 英国のヴァレンティア島(現在はアイルランド領)と米国のニューファンドランド島(現在はカナダ領)との間でなされた。 しかし、真に実用に耐える最初の電信海底ケーブルの敷設は、1866年まで待たねばならなかった。

現在であれば、精密な海底地形図を描くことができるが、1850−60年代当時においては、極めて困難なことであった。 大西洋横断ケーブルは少なくとも3,000km長にも及ぶことになり、また水深は3,000mを超すものであった。 ケーブル自体の技術的課題、敷設技法上の諸問題などを克服しながら、1866年に開通、敷設・通信事業は成功するにいたった。

北大西洋中央部には大西洋中央海嶺、その中軸谷が、さらには米国東岸沖には大陸斜面や海谷(submarine canyon)などが 大きく立ちはだかる。今日ではそれら斜面や海谷は混濁流の発生もありうる場所である。海底地形については、特に米国人 海洋学者マシュー・フォンテーン・モーリーの科学的調査研究の成果・知見などが大いに役立てられた。

[2017.03.17 横浜市立歴史博物館にて][拡大画像: x27550.jpg]


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