一枚の特選フォト⌈海 ＆ 船⌋

船磁石（逆針(さかばり)）

画像は、兵庫県洲本市にある高田屋嘉兵衛顕彰館・歴史文化資料館にて展示される船磁石とその関連資料である。 左側に展示される船磁石 (逆針) のキャプションには次のように記される。 「船磁石（逆針(さかばり)） 方位盤が反時計回りで子(北)を船首に固定し針が進路方向を示す。本針とセットで使用した。江戸時代　個人蔵」 右側に展示される船磁石(本針)のキャプションには次のように記される。 「船磁石（ふなじしゃく）（本針(ほんばり)） 和船の航海計器として最も重要で航路や目標の方位を測定する。江戸時代　個人蔵」 両磁石下方の資料の左端の方位図には「二十四位方針之図」と記される。 [2017.10.13 高田屋嘉兵衛顕彰館・歴史文化資料館にて／顕彰館所在地: 656－1301兵庫県洲本市五色町都志1087／電話: 0799- 33-1605][拡大画像: x28055.jpg]

画像右端の方位について：　船磁石（本針）と同様に北を標す子から時計回りに丑・寅・卯・辰・巳と12方位が記され、その外側に 基本四方位・東西南北が、さらにその外側に4つの方位、即ち丑寅間の北東、辰己間の南東、坤（未申間）の南西、乾（戌亥間）の 北西が記される。 [拡大画像: x28056.jpg]