一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
江戸時代、江戸はむろん政治の中心となったが、人口が増加し国内有数の一大消費地としても発展し続けた。他方、関東地域において
地場産業が起こり多種多様な特産品が生産された。
また、貨幣経済や商品流通のシステムが整備されるなか、物資の輸送においては、舟運 (しゅううん) が重要な担い手となった。
関東北部地域においては、利根川、荒川、新河岸川、古利根川(ふるとねがわ)並びに見沼東・西用水をはじめとする、
多くの大小河川が物資輸送に利用された。 画像は、新河岸川を行き来した高瀬舟の大型模型である。展示の説明書きには150~180俵の米を水上運送したと記される。 (模型は、大正から昭和初期にかけての写真などを元に、4分の1のスケールで推定復元されたもの)。 [画像撮影: 2018.2.11 埼玉県立歴史と民俗博物館(Saitama Prefectural Museum of History and Folklore)にて][拡大画像: x28117.jpg] |