1. 撮影年月日: 2018年9月21日
2. 撮影場所: フィウミチーノのローマ船博物館 [ローマ近郊のレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港 (Aeroporto internazionale
Leonardo da Vinci) 近傍]/住所: Via A.GUIDONI 35 - 00050 FIUMICINO AEROPORTO (RM)
訪問前にネット検索エンジン「グーグル」で所在などを調べておいた。検索キーワードは「ローマ船博物館 フィウミチーノ」。
たどり着いたのが「イタリア旅行情報サイトJAPAN-ITALY Travel On-line 知らざれる美術館・博物館 Musei da scoprire」と題するサイトの
なかの「古代ローマ時代の船の博物館とクラウディオ帝の港 (ローマ近郊 フィウミチーノFiumicino) 」というページ
(URLは、http://www.japanitalytravel.com/back/museum/2001_0207/0207.html
)であった。
そこには博物館の住所、電話、入場料、開館日時などの他、小林もり子氏の翻訳による博物館案内が詳しく紹介されていた。
下記はその紹介文の一節である。
レオナルド・ダ・ヴィンチ空港の近くに1979年に開館して以来、古代ローマの船に関してイタリア国内で最も重量 な収集品を展示しているのが
この博物館である。…………博物館の最も重要な展示物はローマ時代の5艘の船からなり、帝政時代以来のさまざまな船の型や、
古代の船大工の造船技術を知るために大いに役立つ。…………ガラスケースの中には船の発掘の際に出土したさまざまな品が並んでいる。
ブロンズ製品、陶器、植物類や船の備品などである。こうした品々は船上の生活について直接語ってくれる。鍋や皿などの陶器、
食糧の貯えの残骸から船員たちの食生活がわかる。…………
さらに、博物館ではローマ帝国の港から出たさまざまな考古学的遺物の紹介もしている。とりわけ興味を引くのはオスティアの船に
関連する図像資料の複製であり、なかでも港の場面 を表したトルローニアのレリーフ(Ⅲ世紀)の石膏塑型は、ローマ時代の商船を
知るための重要な資料のひとつである。大きな説明パネルが古代の主要な航路やヨーロッパにおける古代の船の主な発掘品について
教えてくれる。
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訪問の顛末: 事前にネットで博物館の存在自身と所在地などを一応確認していたので、今でもローマ船博物館は開館しており、
当然見学できるものと思い、2018年9月21日トレンイタリア (Trenitalia) のローマ中央駅からレオナルド・エキスプレスで
フィウミチーノの国際空港へ向かった。ポルトガルへ向かうその日のフライトには8時間もの余裕を見ておいた。その目途は終着点の
空港駅近くにあるローマ船博物館(Museo delle Navi at Fuimicino)の訪問である。空港駅に着く直前に、車窓からそれらしき建物
を目視できた。
ネットで見ていた建物そっくりであった。タクシーに乗るまでもないと、9月だが真夏のような炎天下、電車の高架下などを30分ほど
歩いた。やっとたどり着いたが、博物館の入り口ドアには内側から厚い板が張り付けられていた。どうも様子がおかしいと感じた。
何と廃館されていた。その場に重いリュックを放り出して失意の念で茫然とする。5分後諦めて、来た道を取って返した。
こんなハプニングは稀なことであるが、もっと踏み込んで開館状況につき情報を手繰り寄せるべきだったと反省しきりである。
過去にこれに近い体験は幾度かあるが、これにめげず今後も海洋博物館巡りを楽しみたいと思う。
余談であるが、実は前日の20日にはローマ中央駅から路線電車や路線バスに乗り、ネミ湖畔の「ローマ船博物館」に出向いた。
何とかたどりついて見学することができた。だが、現地で思いがけないことに気付かされた。見学の目途とした、湖底から発掘された2隻の
ローマ古代船は何十年も前に焼失していた。実物の発掘船に代わって、縮尺何10分の1かの復元模型2点が展示されていた。
展示の主体は、その復元模型と、焼失を免れた幾つかの部材や発掘時に撮影されたローマ古代船の写真などであった。
古代船2隻を焼失した現在では、それらの陳列品は不釣り合いなほど大きな建物内に展示されていた。
だがしかし、古代船の博物館が今なおそこに存在し、一般公開され続けていることに心から敬意を表しつつ、博物館を後にした。
ネミ湖畔沿いの上り坂を歩いて最寄りの町へ戻り、路線バスと電車でまた来た道をたどりローマ中央駅へ帰着した。