一枚の特選フォト「海 & 船」
潮の満ち干を利用した、魚の捕獲用トラップ? [根室半島トーサムポロ沼]
根室市街からオホーツク海沿いに、国後島の島影を北方に見ながら、根室半島線(道道35号線)を納沙布岬方面に向けてドライブした。
岬まで後4,5kmのところで、細長く奥行きのありそうな入り江を横切った。スマホで調べると、「トーサムポロ沼」という湾入である。
被写体の風景は、その湾口あたりで道道35号線に架かる橋のたもとから切り撮ったものである。
画像面に写る囲い込みの造作。これって漁法の一種であろうか? 入り江の片隅に石や土のようなもので盛り土が施され、四角形に囲い込まれていた。何の説明も見かけないし、尋ねようにも人影も なかった。何のための盛り土なのか。いろいろ思い巡らせたが、分からなかった。満ち潮になれば海から海水が流れ込み、魚もやって来る。 やがて引き潮になり海水が引いて行く。引き潮に乗り遅れてうまく移動できなかった魚は、トラップの中に滞留したままとなる。 トラップは村の漁師が本気半分、遊び心半分で造成した魚トラップなのか。それとも何か貝類を生育させているのだろうか。 あるいは、何か藻類でも育成しているのか。いろいろ思い巡らすが、全く見当もつかない。 撮影時は恐らく引き潮であったに違いないが、魚が跳ねる姿も見えない。引き潮ゆえに盛り土に気付いたのであろうが、満潮であれば 盛り土は海没して気付かなかったかもしれない。囲いの用途をご存知の方はぜひご教示お願いします。 [撮影年月日:2019.9.13/場所: 根室半島線(道道35号線)と交差するトーサムポロ沼。納沙布岬の4,5km手前] [拡大画像: x28604.jpg]
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