一枚の特選フォト「海 & 船」
住吉大社の「遣唐使進発の地」碑
大阪市住吉区住吉にある住吉大社。阪堺電軌・阪堺線の「住吉鳥居前」駅で下車すると、すぐ目の前に巨大な鳥居がそびえる。鳥居をくぐり表参道を
進むと、急勾配のアーチ形で、鮮やかな朱色の橋「反橋(そりはし)」が池に架けられている。橋を渡ると正門があり、四つの本宮
(1st-4th Main Sanctuary)へと通じている。最も奥に位置するのが第一本宮で、その手前に第二、次いで第三(北側)
と第四(南側)とが左右に並ぶ。
住吉大社は昔から海上や航海の安全を祈願する船主、船乗り、海運関係者などから深い信仰を受けてきた。知る人ぞ知る「海での守り神」として
崇められてきた。さて、表参道の入口に建つ鳥居の手前には「遣唐使進発の地」の碑が建つ。
遣唐使は630年に第一回派遣、以後18回にわたり派遣されたが、894年の第19回の派遣は菅原道真の建議により中止された。
住吉の湊が万葉時代にどのように関わっていたのか関心を擁するところであるが、史実が分かれば記したい。
[撮影年月日:2020.10.10/撮影場所: 大阪市住吉区住吉の住吉大社][拡大画像: x28833.jpg] |
2. 住吉大社の表参道と鳥居。反橋が正面に見える。同碑は撮影者のすぐ左手に建つ。 [拡大画像: x28835.jpg] |