一枚の特選フォト「海 & 船」
菱垣廻船「熱田丸」(模型) [名古屋港海洋博物館]
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名古屋海洋博物館のある「名古屋港ポートビル」1階に待合・休憩室があるが、画像1~3は、そこに展示される千石船の模型である。
「菱垣廻船」と題する模型案内パネルには、概略次のように記される。 千石船(弁財船・べざいせん)による廻船は、元和(げんな)5年(1619年) 堺の商人が大坂から、木綿布・油・綿・酒・酢・醤油などの日用品を江戸へ運んだのが始まりとされている。積み荷に波がかかるのを防ぐため、 船の側面に垣立(かきだつ)という菱形の格子を張りめぐらせていたことから、菱垣廻船と称された。 また、「熱田丸」の船名由来について記したパネルが添えられている。即ち、製作の基にされた千石船の図面では船名は不明であったことから、 名古屋港の前身が熱田の浜であることから「熱田丸」と命名されたものである。
[撮影年月日:2020.9.23/撮影場所: 名古屋港ポートビル1階] |