一枚の特選フォト「海 & 船」
御座船「義丸」(大型模型) [名古屋海洋博物館]
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画像は、名古屋海洋博物館に展示される御座船の「義丸」(模型縮尺:1/10)である。船名は尾張藩主・徳川義直の名の一文字を取って名付けられた。
案内パネルによれば、船の長さは21間半、幅員は6間である。藩主が座乗する御座の間の欄間(天井とかもいの間の空間)には、葡萄紋様が
描かれていた。船内には畳の間3部屋があった。御座船は「関船」といわれ、戦国時代にあっては軍船として活躍した。だが、天下泰平の世となった
江戸時代後期からは豪華船として、また御召し船として利用された。時代としては1630年~1730年頃と記される。 [参考]間(けん):尺貫法の長さの単位。6尺。1.82m。21間半=約39.13m、6間=約11m。
[撮影年月日:2020.9.23/撮影場所: 名古屋海洋博物館にて] |