一枚の特選フォト「海 & 船」
徳川将軍の御成船、千住大橋ぎわの御上り場に着く(図絵)
画像の図絵は、東京・足立区によって現在の千住大橋北詰の橋下に設置された、「千住大橋際の御上り場に将軍の御成船が着くようす」と題する
隅田川河岸案内板に貼付された図絵である。キャプションには次のように記される。
現・千住大橋北詰橋下には「千住の橋戸河岸」という大きな木札が金網柵に取り付けられている。また、上記のキャプションからして、 橋戸河岸も御上り場も、隅田川の左岸にあったと判断できる。 ここでの左岸とは、下流に向かって左側にある岸のこと。図絵においては、上方に江戸湾があることになる。
なお、橋戸河岸には、下記①~④についての木札も取り付けられており、概略次のような案内が記されている。
将軍家、日光門主などの高貴な人々が利用していた湊が千住大橋際御上り場である。 将軍家が千住近郊の鷹場(小塚原・花叉村・たけの塚・そうか村など)や小菅御殿への通行など に通常利用されていた。
② 「川蒸気の登場」
③ 「橋戸河岸で陸揚げされた産物」
④ 「河川のうつりかわり」 [撮影年月日:2020.09.06/撮影場所:足立区・千住大橋北詰の橋戸河岸にて][拡大画像: x28882.jpg] |