一枚の特選フォト「海 & 船」
利根川水系高瀬舟の構造図・船体部分名称図(三種)
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帆柱とその関連 ホゲタ(帆桁) セビ(滑車の一種) ホ(帆) ウチマワシ ホバシラ(帆柱) ツツ(筒) セミ(滑車)
オモテ(舳)周辺 |
イカリの間 セイジ ネトバ コベリ(小縁) オモテフナバリ(表船梁) カメ アバラ カリフナバリ(仮船梁) ドウフナバリ(胴船梁) トネギ タナイタ(棚板)(舷側版のこと) サナイタ シキ(敷) * オモテの間 |
トモ(艫)周辺 * ドウの間 * トモの間 トモフナバリ(艫船梁) トモタテイタ(艫立板) ハサミ カジヅカ(舵柄) カジドコ(舵床) モギ コツナギ カジ(舵) |
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帆柱とその関連 ケタ(桁) ホ(帆) ホバシラ(帆柱) ツツ(筒) ドウフナバリ(胴船梁) シキ(敷) セミ(滑車) |
オモテ(舳)周辺 カグラサン オモテタテイタ(表立板)=ミヨシ(水押) イカリの間 セイジ ネトバ オモテフナバリ(表船梁) * オモテの間 カリフナバリ(仮船梁) タナイタ(棚板) |
トモ(艫)周辺 * ドウの間 * トモの間 トモフナバリ(艫船梁) トモタテイタ(艫立板) ハサミ カジヅカ(舵柄) カジドコ(舵床) モギ カジ(舵) |
[参考] 画像3下部の用語解説 ・ トバ: 茅(かや)を編んだムシロ(筵・莚)状の雨除け。 ・ セミ: 帆の上げ下げなどに用いられる滑車。 ・ セミバコ: 帆柱先端のセミを保護するための箱。帆柱を畳んで寝かせる時に被せる。 ・ カグラサン: 帆の上げ下げなどのために用いられる綱を巻き取る道具。 ・ オズ: 竹を編んだもので、畳んだ帆をくるむ。 ・ 縞帆(しまほ): 節約のため、新旧の布を交互に繫いだ帆。 ・ 弥帆(やほ): 強風時や荷の多い時などに用いる小さめの帆。 ・ アカトリ: 船底に溜まった水(アカ・淦のこと)を汲み出す道具。 ・ アカ: 銅板のこと。装飾や船釘の錆防止目的で対象物を被覆するために用いられた。 例えば、タナイタ(棚板)(舷側版のこと)には、板の接合部や釘穴の埋木に銅板が貼られていた。 ・ ダシ: 荷の積み降ろしをする場所。
[撮影年月日:2019.8.8/撮影場所: 千葉県立中央博物館大利根分館] |
5. 高瀬舟の舵(実物)。 [拡大画像: x28966.jpg] |