FishTech - Photographs of Fishing Techniques
漁業技術の画像集・FishTech


著作者/水産大学校名誉教授・理学博士 前田弘
Compiled by Emeritus Prof. Hiroshi Maeda, Fisheries College, Shimonoseki, Japan

協力者/水産大学校助教授 深田耕一
in collaboration with Asst. Prof. Koichi Fukada, Fisheries College, Shimonoseki, Japan


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    No.9
    [No.9: ft_image_14_11_14/image015.jp]

    No.10
    [No.10: ft_image_14_11_14/image018.jp]

    No.11
    [No.11: ft_image_14_11_14/image.jp
    拡大画像なし]

    No.12
    [No.12: ft_image_14_11_14/image023.jp]

    No.13
    [No.13: ft_image_14_11_14/image025.jp]

    No.7からNo.14までは、沿岸の底刺網の揚網作業の様子を示す。

     網は右舷船首付近にあるネットホーラを用いて揚げられる。揚がってくる網は棒状になり、ネットホーラの ドラムの前に横に付けられた竹竿とネットホーラの間から揚がり、ネットホーラのドラムの上から後に引いて 揚げられる。網を揚げる力はドラムと網の摩擦だけである。網が揚がる速さと網にかかる力を考え網を引く 力を加減し、網を揚げる速度を変える。

     No.7では、船尾からスパンカーを上げていないが、No.8からNo.11まででは、スパンカーを上げている。 スパンカーを上げるのは、揚網速度が遅いので、スパンカーを上げて船を風下に位置させ網が船首にある ネットホーラから揚がるようにするためである。しかし、海面の様子を見ると無風に近くあまり効果は 考えられない。

     No.13が示すように、網を少し広げて漁獲物を外しながら揚げ、網はネットホーラと機関室の間に積まれる。 その整備は帰港後に行う。

     No.14は山口県の瀬戸内海側宇部沖で撮影した。2人の婦人だけで網を扱う。都市近郊における漁業の 新しい型だろう。

     1人が船を前進させ、たるんだ部分をもう1人が揚げる。カゴが4つしか見られないので、網はあまり 長くないと考えられる。ネットホーラは装備されていない。

     


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