漁業技術の画像集・FishTech
著作者/水産大学校名誉教授・理学博士 前田弘
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第 2 部 17 トロール 13 洋上で出会った外国のトロール船 操業中の日本のトロール船さえ実際に見ることはほとんどなかった。まして、よほど機会に恵まれなければ 外国のトロール船を洋上で見ることはない。 これらは1962年に約半年間ベーリング海における底魚漁業と、1973年と74年にそれぞれ2ヵ月ずつアリューシアン 列島南斜面とアラスカ湾において底延縄漁業に参加した際に出会った外国のトロール船を撮影した写真である。 これだけの写真を撮れたことは、200浬経済専管体制が確立される前には、これらの海域において各国の トロール船が入れ混じって操業し、写真を撮れる距離まで接近したことを意味する。しかし、アメリカと カナダの漁船は写っていない。
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No.2
No.3
No.4
船型は日本における同じクラスの船とよく似ている。
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No.6
この船の型も日本におけるトロール船とよく似ている。すなわち、これらの船は日本におけるとほとんど同じ 発想法で建造されたと考えられる。 これらの船は200浬体制の確立後の1990年にはウルグワァイのモンテビデオ港でイカ釣の装備をして係船されていた。
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No.8
No.9
日本のトロール船に比べると、船室らしい構造は長く、漁労甲板は短いように見える。 スタントロール船は同じような網を使うが、発想法が異なると全く異なった船型になる。 楕円オッターボードを使用し、当時でもすでに海底に支えられた離底曳きをしていたという報告がある。
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No.13
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