漁業技術の画像集・FishTech
著作者/水産大学校名誉教授・理学博士 前田弘
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第 3 部 19 巻き網 15 サクラエビ漁船(資料) サクラエビ網は、漁具の構造をもとにして、巻き網に含まれる。 漁獲を全船でプールして出荷する方式や出漁日数の規制等によって、資源管理型漁業の理想的なモデルを目指 している。その漁船は静岡県の由比とその付近のいくつかの漁港に限られる。 各写真を比べると分かるように、甲板上の装備とその配置は1隻ごとに大きく異なる。普通に見られるように、 お互いに漁獲量を競う漁業では、このような現象は考えやすいが、漁獲を全船でプールして出荷する方式である にもかかわらず、漁労設備が船ごとに大きく異なることは、その理由を説明できない。 このファイルに示した写真は、漁期外の整備期間中に撮影したもので、稼動中の写真でない。したがって、 装備を示すには適当でない。しかし、他で見られない独特のものなので、あえて示す。すなわち、このファイル は参考的な意味しかない。
![]() [No.1: ft_image_19_15/image001.jpg]
甲板上にある漁労設備としては、曳索(と網)を巻くドラム以外目立たない。すなわち、漁具がその構造から 巻き網に分類されるならば、巻き網船に近い設備が考えられるが、巻き網漁船の装備の基本である網を揚げる ネットホーラやサイドホーラや網捌き機は見られない。これは漁期外の整備中の写真である。しかし、それら すべてを外したと考えられない。
![]() [No.2: ft_image_19_15/image003.jpg]
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No.5
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プロペラは十分前にあり、細い鉄のロッドを組合せたガードで蔽われる。 濃紺の装置は、工事中の船尾を保護するためか、船の付属構造かは、写真からは判別できない。
![]() [No.7: ft_image_19_15/image013.jpg]
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