海洋辞典 |
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R raba-zu-pointoラバーズ・ポイント: lubber's point. raba-zu-rainラバーズ・ライン: lubber's line [コンパス(羅針儀)についている船首方向を示す線; この線が必ず船首尾線と 平行になるよう据え付けられる]. ra-bo-doラーボード: larboard [左舷または左舷側を意味する; 同義語"ポート"よりも用語としては古いといわれるが、やがて廃れた]. rabon羅盆(らぼん): compass bowl/羅盆箱輪(はこわ): binnacle ring. ra-chiラーチ: lurch [横揺れ中の船体が外力等により一方の舷へ突然大きく傾斜すること]. rada-ラダー、舵: rudder [参照]舵の項. rafuラフ: luff [セールの前縁部]. rafu-guru-buラフ・グルーブ: luff groove [参考][ヨット]ジブを張るヘッドステーにジブ用のグルーブを作り付けたもの。 ワイヤーのステーにグルーブの付いたフォイルをかぶせたもの、ロッド・リギン自体にグルーブを掘ってあるものなど、数タイプの ものがある。フォイル・ステーともいう. rafu-ro-puラフ・ロープ: luff rope [参考][ヨット]セールのラフに縫い付けたロープ・ハンクスをつけたり、ラフ・ブルーブ やマストのグルーブに通してセールを張るのに使う.
rafu-suru[海]ラフする:
vt.[海][船・船首を]風上に向ける、[帆走において]さらに風上に詰めて走る、[舵を]船首が風上に向くように取る; [ヨット][相手]の風上に出る、ラフする; [クレーンの腕を]上げ下げする. n.[海]詰め開き [船を風上にやること]; 縦帆の前縁、ラフ [fore leechともいう; 四辺形の縦帆の前縁を指すことが多い] [the forward edge of a sail]; [英国]船首の湾曲部[loofともう]. /Luff alee!: [号令]舵柄風下一杯!. /to luff and lie: 風上に向けて止める(=to luff and shake). /to luff into a harbour(bay): 詰め開きで港(湾)へ入る. /to luff round: 船首をまともに風に向ける(=to luff up). /to luff the helm: 船首を風上に向ける→ Luff the helm!: [号令]さらに風上に向けよ!. /to luff up: 船首をまともに風に向ける、切り上げる、開く [船首を風上に向けること; To luff up is to turn the boat's head right into the wind](=to luff round). /to spring a(the, her) luff: 舵をゆるめて船を風上へやる、舵にゆだねて船首が風上に向くにまかせる.
rafute-kuru[海]ラフ・テークル: luff tackle[3個の滑車を組み合わせた複滑車装置].
raga-[海]ラガー: ragu[海]ラグ: lug, lugsail(→ ラグスル) [前縁よりも後縁の方が長い、非平行四辺形の縦帆].
ragusuru[海]ラグスル: lug [参考] lug: n. lugsail、vt.(-gg-)<帆船が帆を>余分につける.
rahai[海]羅牌(らはい): compass card.
raida-ki-ruライダー・キール:
raidhingu-ho-su-furuライディング・ホース・フル:
/to hoist(lower) a life boat: 救命艇を揚げる(降ろす).
raifu-puriza-ba-ライフ・プリザーバー、人命救助用具、救命具: life preserver. raifu-rafutoライフ・ラフト、救命筏(いかだ)、ゴムの救命ボート: life raft [最近はほとんどゴムなどの膨張式のものが使われている].
raifu-rainライフ・ライン: [参考](1)[ヨット]デッキの上で作業をする時、安全のために艇と体を結びつけておくロープ; (2)[ヨット]
落水などを防ぐ目的でデッキの周囲にめぐらせている細いロープなど.
raifu-ringuライフ・リング、浮き輪、救命浮環(ふかん): life ring. raimi-[俗語][しばしば L~]ライミー、英国水兵、英国軍艦; 英国人: limey [参照]ライムジューサー.
raimu[植]ライム: lime [レモン・ゆずの類の熱帯産低木およびその果実; ビタミンCの欠乏によって起こる
壊血病を予防するために、英国船員たちは長い航海中にライムを食した。このことから、米国人船員らは英国船員にライミー
というあだ名を付けた](→ ライム・ジューサー、ライミー).
raimu-ju-sa-[米国俗語]ライムジューサー、英国水兵、英国軍艦; 英国人(Englishman): lime-juicer.
rainライン:
/head line: ヘッド・ライン、船首舫い[綱・索]; ヤードに帆を繋ぐ綱. /heaving line: ヒービング・ライン. /spring line: スプリングライン、斜舫索; 斜係船索. /stern line: スターン・ライン、後部係船索; 後舫索. rainmanラインマン: [参考]例えば、船が着岸・離岸する時に係留索を係船柱・ボラードに繋いだりはずしたりする人. raipa-[俗称]ライパー: liper [一般貨物船とバルクキャリアの積載機能を兼ね備えた構造をもつ船]([li]ner+ram[per]). raitoho-nライトホーン: light-horn [光を点滅させ、霧笛(むてき)も鳴らす].
raitsu-[海]ライツ-: lying to [参考](1)荒天にあって、風浪をしのぐために舵はたは海錨などよって、
船首をできるだけ風上に向け、ほぼ停止している状態; (2)帆走中、風浪をしのぐために、帆を大幅に減じ、船首をできる
だけ風上に向け、ほぼ停止している状態; [慣]漂ちゅう、漂蹰(ひょうちゅう).
rajio-bi-konラジオ・ビーコン、無線標識局: radio beacon [方向探知用の無線標識]. rajio-buiラジオ・ブイ; [遭難通知用の]無線浮標 [自動的に短波発信、ネオン点灯]: radio buoy. rajio-konpasuラジオ・コンパス: radio compass. rakkasan-tsuki-shingou落下傘付き信号: parachute distress signal [滞空時間を長くするため落下傘を付けた、 打ち上げ式の炎火による遭難信号]. rakkinguラッキング: racking [船が横方向から波を受けたり、横揺れしたりする時、一方の舷が大きな水圧を受けて、マッチ箱 をつぶすような変形を生じる状態]. ramou羅網(らもう)、罹網(りもう): enmeshment/羅網率: enmeshed rate. ramuラム: ram [参考]敵船を突き沈めるために、船首水面付近に突き出させた頑丈な構造物。これを使う戦法は、古代地中海で多用され、 中世から近代にかけても一部残ったが、帆走艦の全盛期にはほとんど影をひそめた.
ramu-rain[海]ラムライン、航程線: rhumb line [loxodromic lineともいう]. ranchiランチ: launch [(1)船舶に搭載されている小艇; (2)港内などで使用される機動艇]. randanランダン舟、3人乗りのボート; ランダン漕法: randan [参考]中央の漕者(そうしゃ)・漕ぎ手が2本のオール(scull)・ 匙櫂(さじかい)を用い、その前後の2人の漕者が1本ずつオールを用いる3人乗りのボート. rando-ma-kuランド・マーク、陸の目標、陸標: land mark. raniya-do[海][三つ目滑車などの]ラニヤード、締めなわ、締め綱: lanyard, laniard [参考]ラニヤード: アイへ止める細いロープ。 ロープ一般を指すが、主としてさまざまな品物に結び、保持したり確保したりするためのラインをいう. ranna-ランナー: runner [単動滑車にロープを通したテークル]. rannabautoランナバウト; 小型発動機船、小型モーターボート; 小型無蓋車、小型オープンカー: runabout. ranna-ando-te-kuruランナー・アンド・テークル: runner and tackle [runnerとluff tackleを組み合せたもの]. ranninguランニング: running [追風の帆走]. ranningu-bakkusute-ランニング・バックステー: running backstay [マストを斜後方に引いたり、ゆるめたりして、サポートするステー。 ランナーともいう. ranningu-bausupurittoランニング・バウスプリット: running bowsprit [参考]船首帆を下ろした時に艇内に取り込めるようになっている. ranningu-burokkuランニング・ブロック、動滑車: running block. ranningu-fikkusuランニング・フィックス: running fix [(1)転位線を利用して位置を求める方法。航走しながら一目標で位置を出す; (2)転位線を利用して求めた位置]. ranningu-kosutoランニング・コスト、運航費: running cost. ranningu-riginguランニング・リギン、動索: running rigging [参考]動索: セールやスパーをコントロールしたり、セットする ための索具類の総称。シートやハリヤードなどを指す。スタンディング・リギンの対語. ranta-nランターン: lantern [参考]帆走艦の艦尾に掲げる灯火。ガラスのフードの内部に蝋燭(ろうそく)を立てて、艦隊航行中に 後続艦の目標とされた。大型艦は通常3個備えていた. rappusutoreikuラップストレイク: lapstrake [短艇などの重ね外板。クリンカービルトの外板の作り方].
/binnacle: 羅針儀箱(らしんぎばこ). /a box and needle: [海]羅針儀、羅針盤(→ compass).
compass: n.羅針盤(らしんばん)、羅針儀(らしんぎ)、コンパス(=mariner's compass); (通例pl. ~es)[製図用の] コンパス、
画円器、両脚器(divider) [参照]コンパス(羅針盤)方位点(the points of the compass) [西語]aguja [画像参照: 羅針儀].
/dry compass: n.乾式羅針儀(かんしきらしんぎ)、乾式コンパス、乾羅針儀、ドライ・コンパス(→ 湿式羅針儀).
/pilot: n.水先案内人、水先人 [西語](s.) práctico; [船の]舵手(だしゅ)、操舵員(→ helmsman; quartermaster; steersman);
操縦士、操縦者、パイロット; [海]航路案内書、水路誌; 羅針盤正誤器. rashinbon羅針盆: compass bowl.
rashingi羅針儀: [参照]羅針盤.
/gyro-repeater, gyro repeater: n.[ジャイロの]子羅針儀、転輪子羅針儀、ジャイロレピーター. /repeater compass: n.[海]従転輪羅針儀(じゅうてんりんらしんぎ)、従転輪コンパス、従羅針儀; レピーター・コンパス. /spirit compass: n.湿羅針儀; 液体コンパス. /telltale: n.表示器; [海][ヨットなどの]舵角表示器、吊(つ)り羅針儀(らしんぎ); [海][ヨットの]風向指示用リボン、吹流し. /telltale compass: 吊(つ)りコンパス、吊り羅針儀(らしんぎ)、懸吊コンパス [船長室などで天井に下向きに吊るされている コンパス]. rashinpai羅針牌: compass card.
rasseru-seiryuuki[波力発電用の]ラッセル整流器:
rasshinguラッシング:
/lasher: ラッシャー [例えば、船に積み込んだコンテナなどを固縛(ラッシング)する作業員]. /lashing: n.ラッシング; 縛ること、緊縛、固縛[すること][移動しないようにかたく縛ること]、固縛作業; 緊縛; 結束(固縛)材、繋索; ひも、縄 [参考]ラッシング: 航海中における船積み貨物の動揺などの防止のためワイヤーなどで貨物を固く縛って固定すること. /lashing chain(rope, wire): 縛止用鎖(綱、綱索). /lashing rope: n.堅縛索. rasshuラッシュ: lash. rasshu-sen[船]ラッシュ船: LASH ([L]ighter [A]board [SH]ip), lash [参考]艀(はしけ)ごと輸送する貨物船; いわば、コンテナはしけ(アフロ・コンテナ)を積み込んだ貨物船のこと. rasubora[魚]ラスボラ: rasbora[鑑賞用熱帯魚]. rasubora-heteromorufa[魚]ラスボラ・ヘテロモルファ: harlequin rasbora [画像(z22276.jpg) /サンシャイン水族館].
rathi-n[海]ラティーン:
/lateen, lateen sail: [海]ラティーン、ラティーンセール [参考]上の方に長いヤードをもった巨大な三角形の帆 (大三角帆と呼ばれる ことがある). /lateener: ラティーナー、大三角帆船. /lateen-rigged: adj.[海]大三角帆を装備した、大三角帆装の. ratorinラトリン: ratlin[e], ratling (→ ラットライン)[pl. ratlins, ratlings]. ratto-ga-do[海]ラットガード、鼠除(よ)け、鼠返し: rat guard(or proof) [自船から張り出している係留索に 取り付けて防鼠(ネズミが索を伝って入って来るのを防止)するための漏斗(じょうご)型・傘型のブリキ製金具].
rattorain[海]ラットライン:
[参考](a)横静索(shroud)に取り付けた、綱ばしごの足場用の網。ステーの間にロープを張って梯子(はしご)の用に作ったもの、 マストのシュラウズの間に張 った短いロープで、階段のステップのようにマストに登る場合の足場となる; シュラウドの 足掛けなどに用いる細い三つ縒り右巻きのロープ; (b)ラットラインに使うタールを塗ったロープ. /ratline stuff: ラットラインスタッフ [6、12、15、18、24本右撚りのターヘンプロープ]. /ratling: n.=ratline. /rattle: vt.[海][船の横静索(shroud)]に段索(ラットライン)を付ける[down]. /rattling: n.[ratlineからの転言化][海]=ratline. re-da-レーダー: radar/レーダー応答機: radar transponder.
reddo[サウンディング]レッド: sounding lead [水深測量に用いる錘のついた測鎖で、水深を測る目盛がついている]. regattaレガッタ、ボート(ヨット)レース(競技会); [もと][Veniceの]ゴンドラレース: regatta. reihai礼拝: → [船中または海岸の]船員礼拝堂: bethel. reizou冷蔵: refrigeration/冷蔵船: cold storage vessel/冷凍運搬船: freezing carrier, refrigerated carrier. reja-youbo-toレジャー用ボート、プレジャーボート; 遊覧船: pleasure boat. rejistoro-itariaレジストロ・イタリア: Registro Italiano Navale [イタリア; 1861年設立][略称: RI] [参照]船級協会 (classification society). ren鏈(れん): cable length.
renraku-sen[船]連絡船: ferryboat, ferry boat [列車・車両などの他の交通手段や旅客を対岸との間で輸送する船].
rensei-koukai-sanpou連成航海算法: composite sailing [同義]集成大圏航海算法.
renshin連針(れんしん):
renshin-kouro[海]連針航路(れんしんろこうろ): renshinro連針路: [参照]連針航路.
renshinro-kouhou[海]連針路航法(れんしんろこうほう)、連針路航海算法(-こうかいさんぽう): traverse sailing
[一連の航程線の各要素を合成して一つの航程線となした上でその各要素を求める算出法]. renshuu-kantai練習艦隊: a training squadron [参考]squadron: n.艦隊 [fleetが大きな艦隊に対して、squadronは小さな艦隊]. renshuusei練習生: apprentice, cadet.
renshuu-sen練習船、練習艦: training ship(vessel), practice ship. repantoレパント: → レパント沖の海戦 [1571年10月ギリシャのコリント湾付近で、キリスト教徒軍とトルコ回教徒軍との間で 戦われた海戦; 合計500隻以上のガレー船同士の接近体当たりと乗り移って斬り込むという古典的な戦法で行われた最大規模で最後の海戦; キリスト教徒軍はガリアース船を用いて圧勝し、トルコ海軍は壊滅的な打撃を受けた].
ressha-yusou-renraku-sen列車輸送連絡船、列車連絡船: train ferry [列車をそのまま積み込む]. re-shinguレーシング、ひもで縛る(締める)こと: lacing [参照]lashing. re-suレース: race/レース旗: racing flag [レース中のヨットがマストヘッドに掲げる識別旗]. ri-bo-do[海]リーボード: leeboard [ヨットなどにおいて、水面下の横抵抗を増すために舷側下方に突き出す幅の広い板].
ri-chi[海]リーチ: leech, leach [セールの後辺、後縁部、帆縁(ほべり); 帆船の四角い横帆ではその両側の縁(縦縁・縦ふち、
側線[特に、風下側])をリーチという; 縦帆ではその後縁(うしろふち)・後ふちをいう]. ri-chinguリーチング: reaching [風を横から受けて帆走]. ri-chi-rainリーチ・ライン: leech line [リーチを引き締めるためのロープ; セールのリーチに入れてある細いロープ。これを引いたり ゆるめたりしてセールのリーチ・カーブを調節する]. ri-dhingu-rainリーディング・ライン: leading line [港や航路において船を安全に導くために設けられた見通し線]. ri-fuリーフ、縮帆: reef [セールを巻いて面積を小さくする方法; 風が強くなってきた時、セールを縮めてセールの面積を減らすこと。 ブームやマストにセールを巻きつけてリーフするローラー・リーフ、ブームの上に折り畳むようにリーフするジッフィー・リーフ(スラブ・リーフ)など の幾つかのやり方がある]. ri-fu-kuringuruリーフ・クリングル: reef cringle [リーフ用にセールに付けられていているクリングル]. ri-fu-pendantoリーフ・ペンダント: reef pendant [リーフ用にリーチのクリングルに付いているロープ。スラブ・リーフで使われる]. ri-fu-pointo[海]リーフ・ポイント、縮帆索: reef point. rifuragginguリフラッギング、便宜置籍船化、[船の]転籍: reflagging. riginリギン: rigging [参考]マストやヤードを支えたり、セールを操作したりするのに必要なロープ、滑車、索具類の総称。 (1)索類を利用して行う艤装; (2)小型帆走艇などにおいてマストを維持固縛するため両舷に張られた静索. ri-herumuリー・ヘルム: lee helm [船首が風下へ向かおうとする船の性質].
rikan-shoumeisho罹患証明書(りかんしょうめいしょ):
/a clean bill [of health]: 健康証明書; 健全証. /a foul bill [of health]: 罹患証明書; 不健全証. /a suspected bill [of health]: 存疑健康証. rikizai[造船][木船の]力材(りきざい): deadwood/[木造船の]船尾力材: afterdeckwood. ri-kuリーク、[外板の割れなどによる]水漏れ: leak.
rikuage陸揚げ: unloading, landing.
/discharge: vt.[船]から積荷を降ろす、[船荷など]を降ろす(unload)、[船客など]を上陸させる・おろす、陸揚げする、 n.荷揚げ[おろし]. ・ discharge afloat: 沖荷おろし. ・ port of discharge: 荷卸港. ・ to discharge a ship: 船から荷揚げする. /disembark: vi.陸揚げする、上陸させる[する](land). /disembarkation: n.陸揚げ、揚陸、上陸. /floating: adj.陸揚げ未了の; 浮かんでいる、浮遊の. ・ a floating cargo: 沖がかり貨物、未着貨物. ・ a floating pier: 浮き桟橋. /landed: adj.陸揚げした、上陸した. /landing: n.陸揚げ、上陸、揚陸; 着岸、着陸; 陸揚げ場、上陸場、着陸場; 漁獲. /landing charges, landing rates: 陸揚げ料(費)、荷揚げ料、水揚げ料. /landing place: 陸揚場(りくあげば)、揚げ場; 上陸場、船着き場. /landing port: 陸揚げ(水揚げ)港. /lay days: n.(pl.)[商]船積み(陸揚げ)[停泊・碇泊]期間、荷役日数 [この期間中は滞船料免除]、[貨物の荷役に要する] 停泊日数、荷役期間; [海]停泊日. /a port of unloading, unloading port: 陸揚げ港、陸揚港. /to put … on shore: (vt. shore)陸揚げする、上陸させる. /to take ashore: …を陸上げする.
unload: v.[船などの; 船などから]積荷を降ろす、荷揚げする、[荷]をおろす(→ load).
rikuchi陸地:
/land came in sight: 陸が見えてきた. /landfall: [参照]陸地初認. /landfast: adj.陸地につながった. ・ landfast ice: n.陸地に固着した氷. /Land ho!: [海]陸が見えるぞ!. /landlocked: adj.(1)周囲を他国の陸地領土に囲まれた、[国・湾などが陸地に囲まれた、海に通じていない; (2)[魚などが]陸封された、淡水中に住む、淡水に棲む [例えば、サケ・マス類は降河して海で成長した後産卵期のため同じ河川 へ遡上してくるが、華厳の滝から下流へは降河できず中禅寺湖より上流或に閉じ込められ産卵期には同湖に流れ込む川を遡上している]. /landward: adv.(=landwards)陸の方へ[向かって]、内陸の方へ、adj.陸に向かった、陸に面した; 陸の方にある. /lay: vt.…を置く; [卵]を産む; [糸・縄など]を撚(よ)る、[縄]をなう[…up]、編む、組む; [海][陸など]が水平線下に沈むところ まで来る(opp. raise)、vi.[海]船をある状態(位置)に置く. /lee shore: n.本船の風下側にある陸岸(海岸); 風の当る岸; 船の風下側に陸岸があって危険な状態. ・ on a lee shore: 風下の海岸に; 困難に陥って→ to be on a lee shore: 苦境に立っている. [英語] lee shore: a shore on to which the wind is blowing. /lift: vt.持ち上げる、上げる、揚げる、挙げる、vi.上がる; [雲・霧・雨などが]晴れる、[雨が]上がる; [船が]波に乗る、 [船が波に乗って]もち上がる; [航海して行くうちに、陸地や星などが]水平線上に見えて来る. /off the land: 陸岸の沖に; 陸(岸)を離れて. /onshore: adj.陸に向かう、向岸の [対語] offshore: adj.陸上の、adv.陸に向かって; 陸上で. /out: adv.陸を離れて、沖へ出て、[船などが]外国行きで → far out at sea: はるか沖合に. /raise: vt.…を上げる; [風・波など]を起こす、立てる; [海][陸地・他船など]の[はっきり]見える所まで来る(opp. lay). ・ to raise land: 陸地の見えるところに近づく. /terrigenous: adj.地から生じる、土生の; [地質][海底堆積物が]陸地に由来する、陸地起源の、陸源の、陸成の. /terrigenous deposits: n.pl.陸地起源堆積物、陸性沈澱物.
to+動詞 rikuchi-kouka[ロランの]陸地効果: land effect.
rikuchi-shonin[航行中の船舶からの]陸地初認(りくちしょにん):
[参考]陸地初認: 大洋航海後初めて陸地を視覚により視認すること. /a good(bad) landfall: 予定時刻に陸地を認めること(認めないこと). /to make a bad landfall: [海]予測と違って陸地を認める、予定時刻になっても陸地を認めない(発見しない). /to make a good landfall: [海]予測どおりに陸地を認める、予定時刻に陸地を認める(発見する). /to make a landfall: 陸地を認める、陸地を初認する. [文例]the anniversary of Christopher Columbus's landfall in the Bahamas 500 years ago: 500年前のコロンブスによる バハマ諸島の陸地初認の記念. /to make a landfall in what is today Namibia: 今日ではナミビア(アフリカ南西の国)とされる陸地を視認する.
rikuhyou陸標(りくひょう):
ringu-appu-enjinリングアップエンジン: [参考]主機や補機を大洋航海の運転状態にする [文例]リングアップ
エンジンを冷する. ringute-ru[海]リングテール: ringtail [gaffsailの後部に張るstudding sail].
rinken臨検:
/boarding officer: 乗船官吏(かんり)[税官吏など]、船内臨検士官(税関吏); 訪問士官 [入港の軍艦を儀礼的に訪問する士官]. /boarding ship: n.臨検船 [中立国などの船舶に対して禁制品の積載の有無などを調べる]. /boarding visit: [船舶の]臨検、立入り検査. /visit; visitation: 船舶臨検; 巡回、巡視、視察. /a visit for(of) inspection: 臨検. /the right of visit [and search]: 臨検捜索権. /the right of visitation: 船舶の臨検権. /rummage: vt.[海][船内]をくまなく点検する、[税関官吏・税関吏が]船内捜索をする、[船を]検査する、臨検する; …を隅から隅まで捜(さが)す、かき回して捜す; 船積み荷物の余積を作る、vi.[海]臨検する、捜索する[in]; かき回して捜す、 くまなく捜す[about, for, among, in …]. n.[税関官吏(かんり)・税関吏の]船内捜索、船舶臨検、検査、検索; 掻(か)き回して捜すこと、くまなく捜すこと. ・ to rummage a ship for …: …を捜して船内をくまなく調べる. ・ to rummage a ship for opium: 阿片(あへん)を捜して船内をくまなく調べる. /rummaging: n.捜索[税関吏が船舶を臨検捜索すること]. /search: n.捜すこと、捜索、探索[for, of …]; [交戦国による中立国船舶に対する]臨検; [捜索権による船舶の; 権利に基づく]捜索; 追求[for, of …]; 調査、vt.…を捜索する、捜す、探索する、vi.捜す; 調査する. ・ the right of search: 捜索権 [交戦国が公海上で中立国の船舶に対して行使する]. ・ to search a ship: 船を臨検する. ・ to search the ship: その船を臨検する、その船内を捜査する. /searcher: n.捜索者、検査・調査者(官); 税関検査官、船舶検査官; 大砲検査器. /visit: n.訪問; 視察、参観; 船舶臨検. ・ the right of visit [and search]: n.臨検[捜索]権. /visitation: n.訪問; 視察; 巡回、巡視; 船舶の臨検. ・ the right of visitation: n.船舶の臨検権. ripi-ta-リピーター: repeater [例えば、ジャイロコンパスのリピーター].
rippyou立標(りっぴょう): beacon [礁、堆、浅洲などに設置した昼標; 日本では古来より"みおつくし"と呼ばれた
水路を示す立標があった。大阪市の市章はそれをデザイン化したもの。立標で灯光を発するものを灯標という].
/beaconage system: 立標式 [立標の形状・塗色・番号を定めた国際浮標式]. /beacon buoy: 立標浮標. /beacon light: 灯立標(lighted beacon)、標識灯台(燈台). /isolated danger beacon: 孤立障害立標. /pole beacon: 竿立標. ri-saidoリー・サイド: lee side [風下側]. ri-shoaリー・ショア: lee shore [船の風下側の近くにあって、船が座礁してしまう危険がある陸岸、浅瀬など].
rishou離礁:
ri-wei[海]リーウェイ:
[参考]リーウェイ: 針路(船首が向いている方向)と進路(実際に船が進んでいる方向)との角度差をいう; 船が一方向だけから風や潮流を 受けて航走する場合、船首は定められた針路を向き続けても、船全体は横流れの状態で進むことになり、予定進路からはずれてしまう ことになる. /風圧変位(リーウェイ): [参考]船が風によって横に流される量. ro艫(ろ): [船首] bow; [船尾] stern.
ro櫓(ろ):
/a four-oar: 4本オールのボート. /loom: 櫓の腕[オールの柄]、ルーム[オールの柄の船内にある部分; オールの水掻き(blade)と取っ手(handle)の間の部分].
oar: n.オール、櫂(かい)、櫓(ろ)、かい(橈); オールのような働きをするもの [翼、鰭(ひれ)、腕など]; オール状のもの;
漕ぎ手(oarsman); 漕ぎ舟、ボート.
/oarage: n.オールで漕ぐこと、櫓漕ぎ、漕ぐ動作; [集合的]オール装備; オールのようなもの.
/a pair-oar: 2本オールのボート. roa-masuto[海]ロアーマスト、下檣: lower mast. robando-hicchi[海]ロバンド・ヒッチ、天幕結び: roband. ro-chi[海]ローチ: roach [参考]マスト綱に触れないようにするための、横帆の下部または両側の曲線部の切り取り. roddo-ki-pa-ロッドキーパー: ?.
roddo-riginロッド・リギン: rod-rigging.
ro-do-airando-daigakuロード・アイランド大学[米国]: the University of Rhode Island.
ro-do-on-toppuロード・オン・トップ:
ro-do-suta-ロードスター:
roguログ: log [参照]測程器、測程儀.
/electric log, electric ship-log: n.電気[式]ログ、電気式測程儀、電気測程器 [logの回転数を電気的に船橋に標示する]. /electric log register: 電動測程儀指示器. /ground log: n.[海][流れの速い浅海で用いる] 対地船速測程儀、対地速力測定用浅海測程儀、航跡測定用浅海測程儀、 グランド・ログ. /hand log: 手用測程器(儀). /log: n.[海][航海中の船の速度を測る]測程器、測程儀[航海中の船の速力を計測する航海用具の一つ]、速力計; [海・空]航海(航空)日誌、 航泊日誌(=logbook, log book)(→ journal); 丸太、丸木 [画像参照: 測程器、ログ][測程儀とは航走距離および速力を測定する器械類の総称; 手用測程儀、曳航測程儀、船底測程儀などがある]. /optical log: n.オプティカル・ログ [光学的仕組みをもって、波の流動から船速を測定する測程儀の一種]. rogu-bukku[海]ログ・ブック、航海日誌: log book. rogu-chippuログ・チップ: → chip log: n.[海][速力を計る]手用測程儀; 扇形板(=log chip). rogu-rain[海]ログ・ライン: log line [パテント・ログを引くロープ]. roido-senkyuu-kyoukaiロイド船級協会: → ロイズ船級協会.
roizuロイズ:
roizu-hoken-kumiaiロイズ保険組合:
/LLoyd's list: n.ロイズ日報 [ロイズ保険組合が1696年Lloyd's Newsを発行したが、その後1726年Lloyd's Listに改名 のうえ発行する海事新聞; 主に海事ニュースを載せる]. /Lloyd's policy: n.ロイズ標準海上保険証書.
roizu-senkyuu-kyoukaiロイズ船級協会、ロイズ協会: Lloyd's Registry of Shipping [英国; 1760年設立; 100総トン以上の
綱船について、世界船腹量の統計を年1回発表している][略: LR] [参照]船級協会(classification society)
→ Lloyd's Register.
国際的に認知されている船級協会は、日本船級協会(NK)、ロイド協会(英国・LD)、ジャーマンロイド(ドイツ・GLD)、
アメリカン・ビュロー(米国・AB)、ノルケスベリタス(ノルウェー・NV)、ビュロー・ベリタス(フランス・BV)など。
/British Corporation: 英国船級協会. /Bureau Véritas: フランス船級協会、ビュロー・ベリタス [1828年創立; 略B.V.][略称: BV][仏語: le [Bureau] Véritas]. /certificate of classification: 船級証書 [船級協会が資格を証明する書類]. /China Classification Society [中国船級社]. /classification annual survey: 船級年次検査. /Det norske Veritas: ノルスケ・ベリタス、D.N.V.船級協会 [ノルウェー、略称: NV、1864年設立]. (1)DNV: Det Norske Veritas デット ノルスケ ベリタス [One of the world's leading classification society][Hovik, Norway]. (2)DNV Japan. (3)Ship Classification, DNV. /E.B.V.船級協会 /Germanischer Lloyd: ジャーマン・ロイド [ドイツ、略称: GL、1867年設立]. /International Association of Classification Societies [略: IACS]. /Lloyd's Register of Shipping: ロイズ協会 [英国][略称: LR、1760年設立]. ・ Lloyd's Register. /Nippon Kaiji Kyokai: 日本海事協会 [略称: NK、1899年設立]. /Register of Shipping of the USSR: エス・アール協会 [ソビエト: 略称: SR、1935年設立]. /Registro Italiano Navale: レジストロ・イタリアノ [イタリア; 略称RI; 1861年設立]. /ロイズ船舶年鑑. /韓国船級協会.
/A 1: =A one、adj.[船が]第一級の; 一流の. /A 1.: ロイド検査済みの第一級船 [Aは船体完全、1.は装備完全を示す]. /AE: [海][ロイズ(Lloyd's)船級協会の]第3級. /Lloyd's Certificate: n.ロイズ船級証書. /Lloyd's Register: n.ロイズ船級協会船名録、ロイド船舶年鑑; ロイズ船級協会. /Lloyd's Register of [British and Foreign] Shipping: n.ロイズ船級協会 [略: L.R., LR][1760年に、ロイズ保険組合 に加入する保険業者らが保険業務に関係する船舶の所有者・積載量・艤装などの明細を記した船名簿を出版するために設立した協会; 1834年に独立機関として発足する]. /Lloyd's surveyor: n.ロイズ協会の検査員.
rokaibune[船]櫓櫂船(ろかいぶね):
rokka-ロッカー: [参照]格納室.
rokkotsu肋骨: frame, rib.
/deep frame: n.[船]深肋骨. /main frame(or bar): 正肋骨、主肋骨.
rib: n.[造船][船の]肋材(ろくざい)、肋骨(ろっこつ)(pl. ribs→ frames); [魚籠(びく)の]縁輪; [砂上に残った]波の跡;
[解]肋骨、あばら骨、vt.(ribbed, ribbing)…に肋材(肋骨)を取り付ける、…を肋材で補強する.
/rider: n.[pl.][海・造船][木造船の骨材での]補強材、連結材、添え木; 乗り手.
[英語] sextant: instrument used to measure the angle of the sun and stars above the horizon. [画像参照: セクスタント]. /gyro-sextant: n.転輪六分儀.
rokuita肋板:
rokuzai[造船]肋材(ろくざい):
/bow frame: n.船首肋骨. /breast hook: 船首肋材; ブレスト・フック. /deep floor: n.[船]深肋板. /deep frame: n.深肋骨. /frame: n.[造船][船舶の]肋材(ろくざい) [船の骨組を組み立てる材料]; 肋骨; 骨組み、構造; フレーム、枠、架わく、 台わく、枠の器具. /futtock: n.[海][木船][船の]肋材(ろくざい)、ハトック、中間肋骨 [参考]肋材: 船の骨組みを組み立てる材料. /futtocks: n.pl.[海][木造帆船の][中間]肋材(ろくざい)、ハトック. [参考]木船の中間肋骨は次のような数材からなり、それらを一括してハトックス(futtocks)と呼ばれる: (1)最下部の部材を floor timber また ground futtock、その上の部材を first futtock、その上の部材を second futtock; (2)最上部の部材を top timber または top futtock という. /knighthead: n.[海]船首副肋材(=bollard timber)[バウスプリット(bowsprit)を左右から固定している柱材]. /timber: n.(~s)[海]船材; 肋材. /hold frame: n.艙内肋骨. /intercostal: adj.[船舶の]肋材間の、断切の<縦材>. /intermediate frame: n.中間肋骨.
knee: n.ニー、曲材、肋材、肋板 [参考]曲材とは、船の部材が角度をもって交わっている時に、それらの部材を船の
内側より補強するために取り付けられる湾曲材.
/knighthead: [海]船首副肋材.
rib: n.[造船][船の]肋材(ろくざい)、肋骨(ろっこつ)(pl. ribs→ frames); [魚籠(びく)の]縁輪; [砂上に残った]波の跡;
[解]肋骨、あばら骨、vt.(ribbed, ribbing)…に肋材(肋骨)を取り付ける、…を肋材で補強する.
/ribbing: n.肋材取り付け、肋材を取り付けること; [集合的]肋材、肋骨(ribs).
rongu-bo-to[船]ロングボート: longboat[帆船積載のボートで一番大きいもの]. rongu-supuraisuロング・スプライス: long splice [太さを増さずに、2本のロープをつなぐ方法]. rongu-sute-ロング・ステー: long stay [錨鎖を短くしてメンステー(mainstay, main stay, 大檣支索)と同角度(同傾度)になる ような状態]. rongu-tonロングトン: long ton [英国式の重さの単位で、英トンのこと; 2,240ポンド=1,016.1㎏].
ro-puロープ、綱: rope [植物性繊維や合成繊維をより合わせて作った索の総称].
/end for end: ロープの首尾を転倒して; 逆に、反対に→ The boat went end for end.: ボートが転覆した. /graft: vt.,vi.[海][先端がほつれないように][ロープを]編み止めする、(vt.)[海][索端]を子綱で編む、ロープを先細 (さきぼそ)にして小索(子綱)で巻く[ポイント(point)]ともいう; [編んだものを]縫い合わせる、ロープを組み継いで編み込む; 接木(つぎき)する. /grafting: n.グラフティング、索端の編み止め [綱の端(索端)が解きほぐれ、撚りが戻るのを防止するために(索端の解撚防止のために) その索端の子綱で編んだもの; そのためにする編み止め](=pointing). /handsomely: adj.[海]注意して、用心深く、徐々に少しずつ[ロープ、ケーブルなどに関連する海語として用いられる]; 立派に、見事に. ・ to let out handsomely the rope: そのロープを少しずつ出す. /horse: n.ホース、ヤードに沿って張った足場用のロープ [船乗りはこのロープを足場にしてヤードに帆を畳(たた)んだり、 ヤードから帆を広げたりして、展帆・縮帆作業をする]. /junk: n.[俗語][海][船中で食用にする]堅い塩漬け肉; [マッコウクジラの]頭部脂肪組織 [鯨脳油をとる]; マッコウクジラの頭; [口語]がらくた、屑物、廃品、ぼろ; 古網(ふるあみ)のきれ、古ロープ片の良質部分. /middle: adj.真ん中の、中央の、vt.[海][ロープ・帆などを]真ん中で二つに折る. /range rope: n.綱・ロープをするすると延ばせるように、うねうねと平面状に並べてあるもの. /riding rope: n.とったり(=messenger rope) [漁具を引き揚げるためにつかむロープ]. /rope end: ロープ・エンド [ロープの端末、先]. /roping: ロープ作り、縄ない; 索類、綱具類. /reeve: [海]vt.(reeved or rove, roven)[索・ロープ]を滑車(孔・穴)に通す(pass)[through …]; [ロープ]を孔(穴)に 通して結び付ける(取り付ける)、何かに巻き付けて結び付ける[a rope in(on, round, to) a yard]; [滑車の通索孔]にロープを通す; [船が浅瀬・浮氷群]の間を縫って行く、縫航する、…の間を通り抜ける、…の間を注意深く進む、vi.[索が]滑車(輪)を通る. ・ to reeve a rope through a block: ロープを滑車に通す. ・ to reeve a rope to a yard: ロープを帆桁(ほげた)に取り付ける. /ride: (rode, ridden, riding)vi.[馬・乗り物などに]乗る、乗って行く; [船が][水・波・水上に]浮かぶ、浮ぶ、漂う; [船が]停泊(碇泊)する(→ to lie at anchor); [船が]航走する、波に乗って進む; 綱で吊るす; [ロープの巻き(turn)が]重なる [その結果、キャプスタンやウインドラスなどはロープをもはや巻き取れなくなって行く]. vt.[船が][水・波に]浮かぶ、浮ぶ、波に乗って…である; [船を]つなぐ、碇泊・停泊させる (to keep at anchor). ・ to ride down: [海][ロープを]体重で押えつける.
rope: n.ロープ、綱、綱索 [一般に周囲1インチ以上、10インチ未満の太さのもの]、v.ロープ・綱で縛る.
/ropework, rope work: n.ロープワーク、結索法、ロープの扱い方(使い方); ロープ製作法; 縄工場: [ロープを扱う技術、
seamanshipの基本の一つ]. ro-pu-fenda-ロープ・フェンダー: → rope fender: n.綱製防舷材、ロープ・フェンダー.
ro-pu-wa-kuロープワーク:
roranロラン:
[参考]船・航空機が2無線局から受信する電波の到着時間差を測定して自分の位置を測定・割り出す装置; cf. SHORAN. /Loran navigation: ロラン航法. [参考]中波あるいは長波の電波を利用して、2局からの伝搬時間差による双曲線をもって船位を求める電波航法の一種。 双曲線航法(hyperbolic navigation system)の一つ。双曲線にはLoranのほか、デッカ(Decca)、オメガ(Omega)などがある。 ロランには周波数によりロランA(Loran A)とロランC(Loran C)がある. /loran chart, LORAN chart: n.ロランチャート、ロラン海図、ロラン用海図 [ロラン位置線を印刷した海図]. /LORAN line of position: n.ロラン位置の線. /loran station: n.ロラン局. /loran table, LORAN table: n.ロラン表、ロランテーブル、ロラン数表 [ロラン位置の線と経緯度との関係を示す表]. /LORAN transmitting station: n.ロラン送信局. /pedestal: n.ペディスタル [ロラン用語: ロランの水平走査線上の部分]、舵輪取り付け台、[レーダーアンテナなどの]架台; [機]軸受け台; [胸像などの]台、台座、基台. /[steering-wheel] pedestral: 舵輪取り付け台、舵輪架台.
ro-ringuローリング:
vt.…を横揺れさせる、左右に揺する(cf. Pitch); [船・帆桁・マストが]<索具などを>揺り落とす. vi.[船・飛行機などが]横揺れ(ローリング)する、横に揺れる(cf. pitch)、動揺する; 横揺れしながら進む; ころがる; [波などが]うねる、 押し寄せる. /The boat took a slow roll.: その船はゆっくりとした横揺れに見舞われた. /The ship rolled [in the waves].: 船が[波に]揺れた. /The waves rolled the ship along.: 船は波で左右に揺れながら進んだ.
rolling: n.[船・船体・飛行機の]横揺れ、ローリング [船が左右に揺れること; 波浪などによる船首尾線まわりの回転的な
船体の揺れ]; [波の]うねり、adj.横揺れする、うねる.
ro-ringu-chokkuローリング・チョック:
ro-ringu-hicchiローリング・ヒッチ:
ro-ro-sen[船]ローロー船(Ro/Ro船)、ロールオン・ロールオフ船[ロールオン/ロールオフ方式の船]、トラック乗り込み式貨物船:
a Ro/Ro ship, a Roll-on/Roll-off ship.
/roll on/roll off system, roll-on/roll-off system, ro/ro system: n.トラックなどが船内に入り、荷の積み卸しをする 荷役方式; ロー・ロー・システム(RO/RO system). /roll-on/roll-off vessel: [西語] buque ro/ro. /ro-ro: adj.[海]ローロー式の(roll-on/roll-off)(→ ro-ro ship). /Ro/Ro container ship: n.[船]ローロー・コンテナ船. /Ro/Ro ship, ro-ro ship: n.ローロー船、トラック乗り込み式貨物船 [荷物を積んだトラックやトレーラーを輸送する]. [文例]Ships designed to carry automobiles are called RoRo's because the vehicles “roll-on and roll-off”the ship. An average RoRo can carry up to 5,000 vehicles.
rosutoramu[ローマ史]ロストラム、船嘴(せんし); [動]くちばし[状突起]、額角(がっかく): (pl. -tra or -trums) rostrum. roten-kouhan[海]露天甲板(ろてんこうはん): weather deck. roukyuu-sen老朽船、老齢船: a superannuated ship(vessel). rourei-sen老齢船、老朽船: a superannuated ship. rowa-shuraudoロワー・シュラウド: lower shroud [マスト半(なか)ばからサイド・ステーへ張ったシュラウド]. rowa-sute-ロワー・ステー: lower stay [マストの中間部から出ているステー]. ro-yaru-masuto[海]ローヤルマスト、最上檣(しょう): royal mast [トガンマスト(topgallant)の上にある小さいマストで、 ローヤルスル(royal sail)を張る部分].
ro-yaru-no[海]ローヤルの: ro-yaru-po-ru[海]ローヤルポール、最上檣(しょう): royal pole. ro-yarusuru[海]ローヤルスル、ローヤル・セール [マスト最上部のセール]、最上檣帆(しょうはん)[トガンスル(topgallant sail) の上にかかる帆]: royal sail. ro-yaru-ya-doローヤル・ヤード[マストのてっぺんにある帆桁(ほげた): royal yard. ru-muルーム[オールの柄の船内にある部分; オールの水掻き(blade)と取っ手(handle)の間の部分]; 織機、機(はた): loom. ryakudatsu[特に交戦国による中立国船舶に対する]略奪: spoliation. ryouatsuzai梁圧材(りょうあつざい): → [造船]舷側水道、ウォーターウェイ[梁圧材][木船]; 水路; 可航水路、水道: waterway. ryouchuu梁柱(りょうちゅう): pillar, stanchion. ryouchuuban[海]梁肘板(りょうちゅうばん)、ビームブラケット: beam bracket. ryougenchoku両舷直、両舷当直: watch and watch. ryougen-touchoku両舷当直、両舷直: watch and watch.
ryouha-sei凌波性(りょうはせい): seaworthiness [海水の打ち込みや波の船体への衝撃が少なく、波浪中を航走できる性能]
(→ cf. surf-riding bow) [参照]耐航性.
/sea-kindliness: 凌波性. /unseaworthiness: n.不耐航性、非堪航性. /unseaworthy: adj.[船が]耐航力(耐航性)のない、不耐航性の、凌波性のない、航海に適さない.
ryourishitsu[海]料理室:
/cuddy: n.(pl. -dies)[海][船(ボート)の]小室、小船室、小部屋、小室; [小型汽船などの] 料理室、食器室(pantry); [海][半甲板船の; 小さな船の前部または後部にある] 船室兼料理室; [帆船での]船尾後甲板の下にある船室[士官・一等船客の食堂]、 [史][船尾の下甲板にある、例えば士官・高級船員・一二等船客用の] 食堂兼社交室; 小型船艇の船室; [昔の大型船での]食堂. /galley: [海]料理室、炊事場、キッチン; ガレー船; [古代ギリシア・ローマの]軍艦; 大型ボート. /slushy: adj.雪解けの、ぬかるみの、n.[俗語]船の料理人. ryousen僚船(りょうせん)、僚艦、僚艇、同航(同行)船、随伴船; 同僚、仲間; 配偶者: consort. ryoushoku-tou両色灯(りょうしょくとう): bi-coloured light [一つの灯で青色光、赤色光を放つ、小型船に許される舷灯]. ryuuatsusa流圧差: drift [参考]例えば、船がある対水速力(speed through the water, log speed)をもって黒潮の流れの中を 横切って進む場合、船が実際に航走する方向(真針路)は、黒潮の流れ行く方向(潮流の方向・流向=current set)に、その流速(drift rate) に応じて、船首が向いている方向(視針路)からずれながら、ある対地速力(speed over the ground; [略]O.G.])をもって進むことになる。 このずれを流圧差(drift)という.
ryuukotsu[海][船・飛行機などの]竜骨、キール: keel [参考]船底の中央を船首から船尾にかけて通した構造材で、
いわば船の背骨に当たる.
/athwartship: adv.[海]船側から船側まで船体を横切って、竜骨線に直交して、真横に. /athwartships: adv.[海]船体を横切って、船を横切って、竜骨線に直交して、横おきに. /back: n.[海][船の]竜骨、キール(→ keel); 背、背部; [トロール網、ビーム・トロール網などの]背網(せあみ) (→ baiting); 背、背中; 背骨(backbone); 後部、背後、後ろ、奥; 裏; 裏、裏面、背面; 裏張り(backing). /bar keel: n.[海事]方形キール、方形竜骨 [帆船・小型船・ボートなどの方形のキール; cf. plate keel]. /bilge keel: 船底湾曲部竜骨. /building block: [船][建造中の船の竜骨を支える]キール盤木、竜骨盤木; 建築用ブロック; (~s)[子供の おもちゃの]積み木. /building dock: 造船船渠(せんきょ). /centerboard: n.[海][転覆を防ぐ目的でヨットなどの船底に取り付けられた、ひれ状の、上下可能な] 自在竜骨、 垂下竜骨、可動竜骨、竜骨板、センターボード [英国: centreboard]. /cut up: 切り上げ、カットアップ [船首尾の竜骨が上方へ曲がっている部分]. /dagger board: n.[海]小型垂下(すいか)竜骨. /false keel: 副竜骨. /false keel: n.[海]仮竜骨(かりゅうこつ)、張り付けキール、偽竜骨(ぎりゅうこつ). /flat-plate keel: n.平板竜骨. /forefoot: n.(pl. -feet)[海]前部竜骨、キールの前端曲線部; [船首の]水切り、フォアフット; [動][四足獣・昆虫などの]前足. /forefront: n.[海]前部竜骨、[船首の]水切り(→ cutwater). /garboard: n.[海]竜骨翼板、ガーボード(=garboard strake, garboard plank) [竜骨に隣接してその両側にのびる底板; 方形キールの次に付く外板].[Du. gaarboord]. /garboard strake: n.ガーボード・ストレーキ、竜骨翼板. /heel: n.[海][船のマスト(帆柱)・船材・船尾材などの]下端[部]、末端、竜骨の尾部、竜骨の後部 [西語: talón de quilla]; [山形材の]角; [人間の]かかと、踵. /hog piece: n.副竜骨.
keel: n.[船・飛行機などの] キール、竜骨(りゅうこつ) [船底の中央部を船首から船尾にかけて(船首材から
船尾材にかけて)縦通させた船舶構造上の重要な主要部材; 船の背骨に相当する; 方形竜骨と平板竜骨の2種類がある]
[西語: quilla] [英語: the main backbone of the boat to which a ballast keel is bolted or through
which the centre-board passes]、船の首尾線; 船、平底船、石炭運送船[特に英国のTyne川などで用いられる];
[動][鳥の]竜骨突起.
/keelhaul: vt.[海][船員]に竜骨くぐりをさせる[昔の刑罰]、[刑罰として][人を]綱で縛って船底をくぐらせる;
さんざん油を搾る、ひどく責める[刑罰]. ryuurakusa[船の]流落差(りゅうらくさ): driftage.
ryuutei(1)流程(りゅうてい): driftway, driftage.
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