海洋辞典 |
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sabaibaru-kitto[遭難した時などの、水・医薬品・糧食などの入った]サバイバルキット、救命袋: survival kit. sa-binguサービング: serving, sarving [太いロープの一部に布を巻き付けて、その上に細いロープを特殊工具を 用いてきつくぎっしりと巻き締めること; これによってロープに水がしみ込まず、ロープが丈夫になる]. sachuu[海]叉柱(さちゅう): a crutch; a crotch.
sagen[海]左舷:
/helm port: 舵軸孔. /nothing port: 左に寄せるな. /on the port(starboard) beam: [海]左舷(右舷)正横前に. /on the port bow: 左[舷]船首に、左前方に. /on the port quarter: 左[舷]船尾に. /Port [the helm]!: [号令]取り舵!、取舵! [1930年頃以前は、反対に"面(おも)舵"を指した(port the helm: [舵柄を左転して] 面舵を取る); "面舵"; cf. starboard](→ port helm). /port, port side: 左舷. /port a little, port a bit, port a little bit: "取り舵少し". /port a little more: "取舵もう少し". /port anchor: 左舷錨、左舷主錨、左舷アンカー. /port authority: 港湾管理委員会、港湾管理当局. /port beam: 左舷正横. /port bow: n.左舷(さげん)船首. /port bower: n.左舷主錨; 左舷大錨、左舷大アンカー. /port easy: ポートイージー [ゆるやかに取り舵]、"徐々に取舵". /port hand buoy: 左舷ブイ. /port helm: 舵柄を左舷に取ること[to put the helm to portのこと; 面舵を取ること; 面舵]. /port light: 左舷灯. /port more: "取舵をもっと". /port quarter: 左舷船尾. /portside: n.[海]左舷、adj.,adv.左側の(に). /portside: n.[海]左舷、adj.,adv.左側の(に) [参考] harborside.
/port tack: [帆船・ヨットなどの帆の]左舷開き(さげんびらき)[左舷側から風を受けて帆走する状態]; [引き網などの]左舷引き、 左舷引き網法、左舷曳航(えいこう)法 [トロール網の引き綱(曳き綱)の曳航法の一つ] [参考] port tack: a boat is on a port tack when the wind strikes the port side first and the mainsail is out to starboard. A boat on the port tack gives way to a boat on a starboard tack. /red light: n.紅灯; 左舷灯(→ red side light). /red side light: n.左舷灯(→ red light). /port watch: n.[海]左舷見張り、左舷当直、左舷直. /second bower, second bower anchor: 左舷大錨(左舷大アンカー); 左舷主錨. /to keep on the port tack: 左舷開きで航行(航走・進航)を続ける. /to port [helm]: v.[針路を]左舷に取る. /to put the helm to port: 舵柄(だへい)・舵を左舷に取る、取り舵を取る. /to run down a port: 港の緯度まで子午線に沿って航し、後距等圏に沿って港に向かう. /to sail on the port(starboard) tack: 左舷(右舷)開きで帆走する. /to tack to port: 左舷へ転じる.
・ Hard aport!: 取り舵(とりかじ)一杯. ・ nothing aport!: 取り舵に曲げるな /larboard: n.[海]左舷(port) [対語]starboard(右舷)、adj.左舷の [参考]starboardの発音と混同しやすいので、 現在では、その混同を避けるためにportが用いられる. /second(small) bower: 左舷大錨(たいびょう).
saggingu[海]サッギング:
[参考]波や船体重量配分の影響で船体中央部が船首や船尾より下がるような、船体の歪む状態; 船体中央部が船首尾に比べて垂れ下がること; 垂れ下がる長さは、船型、船の状態(波や船体重量配分の影響による)によって異なるが、数cmから数10cmにも及ぶ場合がある (cf. hogging: ホギング).
/sagging moment: n.垂下モーメント. sagu[海]サグ[竜骨中央のたわみ]; 垂れ、たるみ、垂下(すいか); [海]風下への漂流: sag [参考] sag: v.(-gg-)vi.[海]<風下へ> 流される(to leeward); [綱・梁(はり)・天井などが]たるむ、たわむ、vt.たるませる、垂下させる. sagyousen作業船: a workboat, work-boat, workvessel/(財)日本作業船協会: The Japan Workvessel Association. saidai-fukuin[船などの]最大幅員: breadth extreme. saidai-hensa最大偏差: maximum departure. saidai-juukyo最大縦距(じゅうきょ): maximum advance. saidai-juukyo[船]最大幅員(ふくいん): breadth extreme. saidai-kissui最大喫水: extreme draught [キール下から測った最大の喫水]. saidai-oukyo最大横距(おうきょ): maximum transfer, tactical diameter. saidai-senpuku最大船幅(せんぷく): breadth, beam [船の最大幅].
saido-surasuta-サイド・スラスター、船首尾転向プロペラー: side thruster.
saido-toro-ru-gyosenサイド・トロール漁船: a side-fishing trawl. saigo-shou[海]最後檣: jiggermast, jigger mast [4本マスト船の最後マスト、または小帆走艇の船尾の補助マスト].
saihyou砕氷(さいひょう): ice-breaking.
/brash-ice: 砕氷(さいひょう) [参考] brash: n.砕氷 [直径約6フィートで、水面上にわずかに出ている砕けた氷]. /crushed ice: 砕氷. /iceboat: n.砕氷船 [類語]耐氷船. /icebreaker: n.[船]砕氷船(=iceboat); 砕氷器、氷かき器; [埠頭を守る]流氷よけ. /ice crusher: n.砕氷機. /to break the ice: 砕氷して航路を開く.
saihyou-sen[船]砕氷船(iceboat); [埠頭を守る]流氷よけ: icebreaker [参考]砕氷船: 氷海において、自力で氷を
砕きながら水路を開いて航行できる船]. saijoushou[海]最上檣(しょう)、ローヤルマスト: royal mast [トガンマスト(topgallant)の上にある小さいマストで、 ローヤルスル(royal sail)を張る部分].
saika載貨(さいか): embarkment [貨物を船内に積み付けること]. saikamon載貨門: → stern port: 船尾載貨門、船尾の窓、船尾窓 [参照]port.
saika-kouhan[海]最下甲板(さいかこうはん): orlop deck [多層の甲板をもつ船において、最も下層の甲板].
saika-juuryou[船に積載できる]載貨重量:
/deadweight: n.[海]船に積載したものの重さ [船員、乗客、貨物、燃料など]、載貨重量[船に積載できる貨物などの重量]、 重量トン [最大許容喫水時に船が積載できる船貨、糧食、燃料の総重量トン数]、重荷(じゅうか)、死荷重、死重(→ dead load); 自重. /deadweight capacity(tonnage): [海]載貨重量トン数. /deadweight ton: 重量トン [=2,240 pounds]. /net dead weight: n.載貨能力、載貨重量.
saika-juuryou-ton-suu載貨重量トン数:
/deadweight tonnage, deadweight capacity: n.[海]載貨重量屯(トン)数; 重量トン数、載貨トン数; 重量によって 運賃を支払うべき船貨. [参考] 載貨重量トン数: 船が積載できる最大の重量をトン単位で表わした数; 載貨には乗組員とその手回り品・糧食・飲料水・罐水・倉庫品 などを含むので、船が運搬できる載貨重量トン数はそれらの重量を差し引いたものとなる. /D.W., d.w., D/W: n.載貨重量 [deadweightの略]. saika-keisuu載貨係数; 載貨率: stowage factor [略: S.F.].
saika-kissuisen[海]載貨(満載)喫水線:
/load line: [海]載貨(満載)喫水線(=load waterline); 載貨(満載)喫水線標(=load-line mark). /load [water] line: 満載喫水線 [略: L.W.L.]. /load line certificate: 満載喫水線証書. /load line disc: 満載喫水線標.
saikamon載貨門(さいかもん):
/port: n.[海][船の]荷役口、載貨門; 艙口; [海]舷窓(porthole)、丸窓 [もとは大砲を発射するために舷側に設けた穴]; [飛行機の]丸窓; [海軍][昔の軍艦の]砲門; [載貨門・舷窓の]扉(とびら) [参考] porthole. ・ cargo port: n.載貨門.
saika-ton-suu載貨トン数: deadweight tonnage.
saika-youseki-ton-suu載貨容積トン数: measurement tonnage [船倉の容積を1.13立方メートルを1トンとして求めた数]. saisaku細索(さいさく): small stuff/細索綱: small cordage. saishuu-senkai-kei最終旋回径: final diameter.
saitan-teishi-kyori(1)最短停止距離: short stopping distance. sajikaiさじかい、匙橈(さじかい): ?. sakabune逆船(さかぶね): [参考]船の舵が折れた時、艫(とも)に小さな帆をかけて逆さに走ること. sakayori逆撚り(さかより): converse twist.
saku索(さく): [参照]ロープ、綱.
/cordage: 索類. /footrope, foot rope: n.[海][帆・漁網などの]下べりなわ、下べり索 [帆の下縁に取り付けてある細索]; 足場綱、 フットロープ [帆船において、帆を畳む時などに作業員の作業の足場用として用いられる、ヤード後下部やバウスプリット下部に 取り付けてあるロープ; ヤード上の作業の足場用ロープ]; 渡り綱、足場綱; [縄梯子(なわばしご)の] 横綱; 沈子綱(ちんしづな) (cf. float line 浮子綱(あばづな))(→ sinker line); 添え綱. /a foul rope: からみ索. /gantline: n.[海][下檣(しょう)の頂上の単滑車に通した]引き上げ索(girtline); 檣・煙突の頂部の滑車に通した綱. /garland: n.[海]索で作った輪、索輪、つな輪 [円材を移動させたりするためにロープで環がけ(輪がけ)にしたり、 擦れ止めのために檣頭をロープで巻いたりしたもの]、マストのような円材の移動用の索環; 花冠、花輪[水夫仲間の結婚の印に マストやステーに掲げられる]. /grafting: 索端 (さくたん)の編み止め(あみどめ). /gripe: n.[海]水切り(cutwater); 船首材とキールの接合部; (pl.~s)[海]ボート索、ボート繋止(けいし)帯、[ボートでの] 締め綱; 固く握ること、つかまること、vt.[海][ボートを]デッキ・鉤柱に縛りつける、vi.[海][船が]風上側にそれがちである. /heaving line: 索取り小綱(こづな). /lifeline, life-line, life line: n.救難索、救命索; つかまり綱; [潜水夫・宇宙遊泳者の]合図の綱、命綱; 生命線、 物資補給路[死活にかかわる重要な航路・輸送路など]; 頼みの綱 [life lineとは救命・作業の安全などのために用いられる細索のこと]. [英語] lifeline: a wire or rope rigged around the deck to prevent the crew falling overboard.
/marline spike: 索通し針(さくとうしばり).
sakudome[海]索止め(さくどめ)、ささえ木、クリート: cleat.
/belaying cleat: n.耳型綱止め、ビレークリート、[綱止め]クリート. /belaying pin, belay pin: n.[海]ビレーピン、索止め栓(さくどめせん) [帆の揚索などを止めたりする時に用いられる 綱止め用のピン; 綱の端をS字形(8字形)に巻き付けて止める木・真鍮・金属製の棒]、繋索止め栓. /cleat: n.[海]索(つな)止め、耳形綱止め、[耳形の]索止め(さくどめ)(cf. chock)、支え木、クリート; 楔(くさび)、せん. vt.…を索止めに結び付ける、…をクリートに留める、…をクリートで押さえる. /cleat: [英語] a wooden, metal or plastic fitting around which a rope is secured. /hatch cleat: ハッチ・クリート. /horn cleat: ホーン・クリート. /kevel: n.[海]大型索止め、大索の索止め [小型のものはcleat].
sakudouki索導器(さくどうき): chock roller, fair leader(fair-leader), warping chock.
[英語] fairlead: a fitting through which a line is run to alter the direction of the lead of the line. /fairleader, fair-leader, fair leader: n.[海]フェアリーダー、導索器、索導器(さくどうき)、索道器、つな道; [海]索の伸びる方向(経路)[ロープを任意の方向に導くための、ローラー等をもつ金具]. /lead: v.(led, leading)vt.…を導く、案内する; [綱・水・石油など]を通す、引く、n.(the ~)指導的地位; [競技などでの]リード、勝ち越し、優勢; [海]リード、すべり弁索導器; [海]動索の道筋(通り具合)、動索の端から端までの 道筋(通り具合); 氷原中の水路; [水車へ水を引く]導水溝. /leader: n.[釣りの]はりす、釣元テグス、鉤素(はりす)[道糸の先端につながれる透明の細糸で、これに釣り針が結び付けられる]; [定置網・定置漁具の]垣網(かきあみ)[定置網などに魚を導くためのもの]、道網(→ fence net, barrier net); [海]索導器、 索道(つなみち)(fairleader); 先導船; 導水管; [大鉱脈に続く]導脈; [フィルム、テープなどの先端の 巻き取り用]リーダー; 指導者、先導者、案内者、指揮者、リーダー. [参考] 垣網、道網: 定置網の一部分; 定置網において、来遊する魚群を身網に誘導するために幕状に敷設する網. /roller chock, roller fair-leader: n.ローラー付き導索器、ローラー・フェアリーダー. /warping chock: n.[索巻き用の]索導器、導索器; フェアリーダー.
sakugan[帆のへり、隅などに作りつけた]索眼(さくがん): cringle.
sakugu[海][船の]索具(さくぐ): rigging [帆綱など、船で用いる綱類の総称] [参照]艤装.
/cordage: n.[総称的に]ひも類、縄類(ropes)、細索類; [特に船の] 索具、[船の索具に用いる; 特に帆・帆柱に使用される] 索類、索条、ロープ類. /gear: n.(1)[特殊な役目の]器具(implement)、道具(tool)、装置(apparatus); 用具; (2)[海][船の; 船上で使用される]索具、 索具一式(rigging); (3)[機]ギア、伝動機. /jeers: [海](pl.)[下層帆桁の]索具、ジーア.
rig: vt.(-gg-)[海][マストなどに]索具を装備(装着)する、…を艤装する(to equip) [例えば、帆船・ヨットなどで;
To rig a boat is to set up her spars and standing and running rigging].
/rigged, roping: adj.索具を取り付ける.
rigging: n.[海]リギン、索具、索具装置 [帆・帆柱・ロープ類一式]、綱具、綱具装置、艤装、操帆装置; 準備、支度.
/rope locker: 索具庫.
sakukan[海][帆を支索に取り付ける]索環(さくかん): grommet, grummet.
/grommet: n.[海]索輪、環(わ)綱、眼綱、グラメット; [海][帆を支索に取り付ける]索環(さくかん); [パイプを連結する] 座金、パッキン; 綱輪; 鳩目. [参考]グラメット: 一本のストランドで作られた輪で、滑車のストロップなどに用いられる→ strop: n.[海]環索、帯綱(おびづな)、 ストロップ、綱輪、たまこ [滑車などのロープの端を環にしたもの; 引き揚げ・荷役などに用いるある長さの綱で、 その端が環状に作られている](→ strap).
sakume[帆の縁や隅に作った]索目(さくめ)[小さい輪]: cringle.
sakurui索類(さくるい): [参照]索、索具. saku-sokushin索測深(さくそくしん): wire sounding. sakuzu作図: → 作図法: cartography.
sanbashi桟橋: pier; jetty; quay; wharf; landing stage.
vt.[船]をドックに入れる; [ある場所]にドックを設ける、vi.ドックに入る. /dry dock, graving dock: n.乾ドック [対語]wet dock. /floating dock: n.浮きドック. /dock gate: n.ドック入口の扉、船渠門、ドック門、ドックゲート[ドライドック(乾船渠)・繋船渠などの入り口]. /docking: n.ドックに入ること. /dock man: n.港湾労働者; 船渠労務者. /dock pilot: n.港内案内[人][係岸・離岸を専門にする]. /dockside: 波止場[近辺]、adj.波止場[近辺]の. ・ He established a dockside museum in a Spanish galleon.: スペインのガレオン船を桟橋に横付けにして(接岸させて、 繋留させて)、その中に博物館を設立した(それを博物館にした). /dock trial: n.ドック・トライアル、繋留運転、繋留試運転、船渠内試運転. /flood gate: n.[ドック・船渠の]水門. /graving dock: n.[海]グレービングドック [船底の掃除・修繕用の乾ドック]、[広く]乾ドック(dry dock). /in dock: [船が]ドックに入って; [海軍・俗語]入院して(in hospital). /wet dock: n.湿ドック、係船ドック、潮入り岸壁 [対語]dry dock.
/finger piers: n.桟橋(埠頭)群、細長い埠頭の列 [例えば、かつてのニューヨーク港で見られたように、細長い桟橋
(埠頭)が櫛の歯のようにたくさん並び突き出している状態にある].
jetty: n.防波堤、突堤、突き出し [船の係留に使用できる、陸岸から海・港に突き出している桟橋などの構造物](→ wharf, pier)、
半島堤、防砂堤; 埠頭(ふとう)、波止場、桟橋(さんばし) [西語: espigón](→ wharf, pier); 導潮堤; [桟橋保護用の]木造構築物、
杭(くい).
/landing stage: n.[上陸・荷揚げ用の]桟橋、浮き桟橋(さんばし)、荷揚げ場; 突堤.
pier: n.[係船]桟橋(さんばし)、埠頭(ふとう)(→ quay, wharf); 突堤(→ mole, jetty); 防波堤.
/pierage; pier dues; wharfage; quayage; [海]jettage: n.桟橋税、桟橋使用料; 埠頭税. san-dekkiサンデッキ、日光浴用のベランダ; [客船の]上甲板: sun deck. sandousen三胴船: → trimaran: n.[高速]三胴船、トライマラン.
sandousou-sen[船]三橈漕船(さんどうそうせん)、三段橈船:
/trierarchy: n.(pl. -chies)[ギリシア史][古代ギリシアの]三橈漕船建造(艤装・維持)義務制度[に基づく市民の義務]; 三段オール船司令官 の職; [集合的]三段オール船司令官. /trireme: [古代ギリシアの]三橈漕船、トリレーム [参考]二橈漕船、バイリーム: bireme. sanjuu-musubi[海]三重結び: magnus hitch. sanjuuni-pondo-hou32ポンド砲: 重量32ポンド(約15kg)の丸だま(砲丸)を発射できる砲。帆船時代の艤装砲では最大級である.
sankaku-ho三角帆:
/forestaysail: n.[海]フォアステースル [前檣前支索にかかる三角帆; フォアステーにかかる縦帆]. /genoa, genoa jib: n.[通例G~][海]ジェノアジブ [競走用ヨットなどの大型船首三角帆]. [英語] Genoa: a large headsail, in various sizes, which overlaps the mainsail and is hoisted in light to fresh winds on all points of sailing. /hoist: n.巻き上げる(釣り上げる)こと、引き上げ、吊り上げ; 掲揚; ホイスト、巻き揚げ機(装置)、昇降器; 起重機; [海]旗布の 縦幅(内縁)(cf. fly)、[帆・旗の]縦幅; 信号旗、一掲揚の信号旗; 三角帆の前縁; デリックなどの一吊りの貨物、v.[物や旗を]揚げる. /jib: n.[海]ジブ、 船首三角帆 [船首部に張る三角帆; ヘッドスル(headsails)あるいは船首帆の一種で、一般には三角形 をなしインナー・ジブ、ミドル・ジブ、フライイング・ジブなどいろいろなジブがある]. vt.(jibbed, jibbing)[海][帆・帆桁(ほげた)・ヤード・ブームなどを]舷側(げんそく)から舷側へ回す、他舷へ回す、片方の舷側から 他方の舷側へ回す、[帆・ブームなどの位置を変えるために、転桁するために]船の向きを変える(jibe)(→ tack)、 vi.[帆が]くるりと回る(→ jibe). [参考]ジブ: フォアマスト(前檣)からバウスプリットにかけて斜めに導かれた静索のステイに掛ける三角形の帆; フォアマストのステイにかける三角形の縦帆の一種; 最高度に発達した全装帆船では6枚、小型帆船では1~2枚かけることが多い]. /lateen: adj.[海]大三角帆の[ある]、n.大三角帆(=lateen sail); 大三角帆船(=lateener). /lateen-rigged: adj.[海]大三角帆を装備した、大三角帆装の. /lateen sail: n.[海]大三角帆. /leg-of-mutton, leg-o'-mutton: adj.[帆・そでなどが]羊の足肉形の、三角形の<帆など>. /a leg-of-mutton sail: n.三角帆. /parachute spinnaker: [海]超大型の三角帆. /shoulder-of-mutton sail: n.[海]長三角帆(leg-of-mutton sail). /storm jib: n.[海]ストームジブ [荒天用の船首三角小帆]. /triangular sail: 三角帆.
sankaku-ki三角旗:
/pennant: n.[海]短旗(pendant)、ペナント; 三角形の細長い旗(pennon)、小旗. /pennon: n.[海]=pennant; [中世の騎士などの]細長い三角旗. /red flag: n.[海][船の危険物積載を示す]赤い三角旗. /triangular flag: n.三角旗. sanma-bouukeami-gyosenサンマ棒受け網漁船: saury stick-held dip net boat [サンマを対象に、棒受け網を用いる漁業に 従事する漁船]. sanmai-kassha三枚滑車: three fold block. sanpanサンパン: sampan [中国語: 三板、サン板(サンは舟偏に山と書く)][中国の艀(はしけ); 中国、タイなどの運河、河川や 沿岸で用いる小型で木造の平底船]; lighter.
sanrou-sen[船]三楼船(さんろうせん): sanshoku-tou三色灯、三色燈: tri-colored(tricolored) lantern [参考]停泊灯: stay light. sanshuu-mizusakinin閂洲(さんしゅう)水先人: bar pilot. sansou-kanpan-kan三層甲板船; [昔の]三層甲板艦[各甲板に備砲した]: three-decker. santou-kaii三等海尉(さんとうかいい): [海上自衛隊] an ensign. santou-kaisa三等海佐(さんとうかいさ): [海上自衛隊] a lieutenant commander. santou-kaishi三等海士(さんとうかいし): [海上自衛隊] a petty officer third class. santou-sen[海]三島船(さんとうせん): a three-island ship, a three-islander [船首楼、船橋楼、船尾楼をもつ貨物船](→ 三楼船).
santou-senkyaku[海]三等船客: steerage passenger.
adv.[副詞的用法]三等で→ to go(travel) steerage: [海]三等船客として(三等で)旅行する、三等で行く(旅行する). /steerage passenger: n.[海]三等船客; 普通船客. sappaサッパ船: 例えば、東北陸中海岸においてウニ・アワビ漁、ワカメ・コンブ漁、その他小規模な刺し網漁などに使用される、 笹の葉のような小さな磯舟. sa-ru-jouyakuサール(SAR)条約:「1979年の海上捜索・救助に関する条約」 [参考]日本は沿岸から1,200海里(約2,200km)の北西 太平洋海域での捜索・救助につき国際的責任を引き受けている.
/swivel: n.[機]回り継[ぎ]手、自在軸受け、スイブル、スイベル、[俗に]さる環(かん)、よりもどし(撚り戻し)、より取り; 回転砲架、 vt.旋回させる; 回り継手をつける(で支える、留める)、vi.旋回する→ corkscrew swivel. [参考]スイブル: 2つの輪を互いに回転できるように連結した金具。方向を自由に変えるためにブロック (滑車)やシャックル(shackle)と組み合わせて用いる. [参考]swivel: n.[機]回り継手、自在軸受け、[俗に]さるかん、サルカン、よりもどし. [参考](1)道糸: 竿とハリスを結ぶ糸のこと。(2)ハリス: 道糸と針を結ぶ糸。(3)サルカン: ハリスの撚りを戻す部品。 撚り戻し。(4)スナップ付きサルカン: スイベルなどともいう.
/anchor swivel: n.アンカー・スイベル、錨さるかん [回転式のリンク]. saru-roguサル・ログ[船底測程器の一つ]、サル式測程器(儀): SAL log [参照]ハンドログ、パテントロク. satsuyou-nisshi撮要日誌(さつようにっし): abstract log [航海日誌の概要をまとめた船舶の報告書類]. saundhinguサウンディング: sounding [水の深さを測ること(海面からの水深を測ること); 船内に溜(た)まった船底汚水の深さを 測ること]. sayuu-yori左右撚り: alternate lay.
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