U
uchiうち(打ち): lay [索類の撚(よ)りを示す用語].
uchibari[船の]内張り(うちばり):
/ceiling: n.[船の]内張り(うちばり)[船体・貨物などを保護するための内張り](planking)、内張り板、内張り羽目板(はめいた)
[フロアやフレームの内面に張る木材]; 天井、天井板、天井張り板; [気象]雲高 [地上から雲の最下部までの高さ]
(→ ceilometer 雲高計); [価格・賃金などの]最高限度.
/bottom ceiling: 船底内張り[板].
/ceiling hold: 内張り船倉.
/side ceiling: 船側内張り.
/to ceil: vt.[船]の内張りをする; [部屋]の天井を張る.
/tween deck ceiling: 甲板間内張り.
uchibuta[海][舷窓(げんそう)の]内蓋(うちぶた)、盲蓋(めくらぶた)、デッドライト[浸水や灯火漏れを防ぐ]; [甲板・舷側の]明り採り:
deadlight.
udegane[オッターボードの]腕金(うでがね): bracket.
udegi腕木(うでぎ): → [海]檣頭縦材を支える腕木; bibcock([栓が下に曲がった]蛇口、水栓、コック): bibb.
uearinguウエアリング: wearing [「下手回し」に同じ].
ugen[海]右舷(うげん).
/astarboard: adv.[海]右舷に(へ、で) [対義] aport: 左舷に.
・ nothing astarboard!: 面舵(おもかじ)に曲げるな.
/best anchor: [海]右舷大錨(うげんたいびょう)(best bower).
/best bower: 右舷大錨、右舷主錨 [右舷船首用の大錨].
/first bower: 右舷大錨(たいびょう).
/green light, green side light: n.[船の]右舷灯、緑灯.
/right: n.右; 権利; [米国][海]右舷、adj.右の; 正しい; 真っすぐな、v.[傾斜などを]正す、直す、vt.[船が]水平に立ち直る.
/stand-by starboard anchor: 右舷錨用意.
starboard: n.[海][船首(bow)に向かって]右舷(うげん)(starboard side) [右舷には夜間などに緑色灯をつける; opp. port](cf. larboard)、面舵(おもかじ).
adj.[海]右舷に風をうけた; 右舷の、右舷にある→ a starboard anchor: 右舷主錨(しゅびょう).
vt.[海][舵(かじ)・舵柄(だへい)]を右舷に向ける、右舷にとる、右舷に舵を取る、面舵(おもかじ)にする、
「面舵」を取り船首を右転する.
vi.[海][船が]右舷へ向く、針路を右に取る [OE(古英語・Old English)=rudder board(→ steer, board); 舵取り用の櫂が
右舷にあったことから].
[参考]右舷: 船上において船尾から船首に向かって船首尾線の右側(船内)または右方向].
[参考]昔、starboardとは、舵の柄(=舵柄)を右舷側に取り、船首を左転することを意味した。しかし、1935年(昭和10年)から、
舵柄を左舷側に取って船首を右方に回頭する意味に改められた; 操舵号令として用いられる場合も、昔は、「Starboard!」とは
「取り舵」であったが、今は「面舵」である; 誤用を回避するため、米国では、「面舵」をright rudderあるいはright wheel、
「取り舵」をleft rudderあるいはleft wheelという.
starboard: →
/Nothing to starboard!: [操舵号令詞]右に寄せるな!.
/She bore away to the starboard.: 船(彼女)は右方に向かって(右舷方向に)針路を取った [参考] to bear away: 針路を変えて
[風下に]航走する.
/Starboard [the helm]!: [号令]面舵! [古くは"取り舵"; cf. port] [OE(Old English)=rudder board(→ steer, board);
舵取り用の櫂(かい)が右舷にあったことから].
・ starboard the helm, starboard helm: 面舵、右舷に舵を取ること、舵を右15度に取ること.
・ to starboard [helm]: v.[針路を]右舷に取る.
/Starboard a'bit!: [号令]面舵もう少し![針路を少し右方に変える時の号令詞].
/starboard a little, starboard a bit: 面舵少し [対語]port a little: 取り舵少し.
/starboard anchor: 右舷大錨、右舷主錨(しゅびょう)、右舷アンカー(=best anchor, starboard bower) [西語] ancla de estribor.
/starboard beam: 右舷正横(うげんせいおう)(opp. port beam).
/starboard bow: 右舷船首.
/starboard bower: 右舷大錨、右舷大アンカー、右舷主錨(=starboard anchor, best anchor); 右舷船首錨.
/Starboard easy!: 静かに面舵!、ゆっくり面舵! [操舵号令: ゆっくりと面舵を取れ] [対語]port easy!: 静かに取り舵!.
/starboard hand buoy: n.右舷浮標、右舷ブイ(=starboard side buoy)[海峡・河川などにおいて航路筋を表示するために設置される浮標;
海口や河口から水源に向かって航路の右方に設置される; 赤色の円錐形をしており、そこに偶数番号が白字で記され、又その
頭部には円錐形の浮標がある].
/starboard helm: 舵柄右舷[舵柄を右舷に取ること]、面舵.
/starboard more: もう少し面舵 → port more: もう少し取り舵.
/starboard(port) quarter: 船尾右舷側、右舷(左舷)船尾.
/starboard(port) side: 右舷(左舷)、右舷(左舷)舷側.
/starboard tack: [帆船での; 帆走での]右舷開き(うげんびらき) [帆船が右舷側から風を受けて帆走する状態]; [引き網などの]右舷引き、
右舷引き網、右舷曳航法 [トロール網の曳網法].
/starboard 15 degrees: 面舵15度の所よろし → port 15 degrees: 取り舵15度の所よろし.
/Steady a'starboard!: [操舵号令詞]一寸右に向けて針路を戻せ!.
/to put the helm to port(starbord): 舵柄を左(右)転し、面舵(取舵)をとる.
/to put the rudder to port: 面舵にする.
/The ship had a list to starboard.: 船は右舷(うげん)に傾いた [参考] list: n.[船・建物などが]一方に傾くこと、
[船体の]横傾斜、傾斜[to …]、vi.[船などが]傾く、かしぐ(tilt)、vt.…を傾ける.
[英語] list: a boat's more or less permanent lean to one side, owing to the improper distribution of weight, e.g.,
ballast or water → The ship lists to the starboard.: 船が右舷に傾く.
uinchiウインチ: winch [水平軸の巻胴をもつ巻き上げ機械].
/anchor winch: n.アンカーウインチ[アンカー(錨)を揚げ下げするためのウインチ].
/cargo winch: 揚貨機、荷役ウインチ.
/gipsy winch, gypsy winch: [海]手動小型ウインチ、小型の手動ウインチ.
/mooring winch: 繋船ウインチ.
/warping drum: n.[ウィンチあるいはウインドラスの一端の外側に付属している、トッピングリフト(topping lift)などの]
索(ロープ)巻き取り用の小さい胴(ドラム)、綱巻き胴、ワーピンッグ・ドラム [ワーピング・エンド(warping end)ともいわれる; また
ドラム・エンド(drum end)、ウィンチ・へッド(winch head)ともいう].
/warping end: n.ワーピング・エンド[ウィンチやウインドラスの一端に取り付けられた綱巻き取り胴](→ warping drum).
/warping winch: n.綱巻きウィンチ.
/winch: n.ウインチ、[横車地の]巻き揚げ機、巻き上げ機(windlass)、揚貨機; 揚網機[たとえばtrawl winch]; 釣り用のリール、
vt.…をウインチで巻き上げる(揚げる).
[参考]ウインチ: 綱・ロープ・索・ワイヤーなどの巻き取り、貨物・重量物などの揚げ降ろしに用いられる装置.
/winch head: n.=warping end.
uindojama-[船]ウインドジャマー:
/wind-jammar, windjammer: n.大型の帆船、ウインドジャマー、風来船; [俗語]大型帆船の乗組員、帆船水夫、ウインドジャマー.
[参考]ウインドジャマー: 帆船、特に横帆船の別名 (ただし、これは本来の船乗り用語ではなく、陸上人の用語といわれる).

ウインドラス(z153.gif) |
uindorasu[海]ウインドラス: [画像参照: ウインドラス(z153.gif)].
/carrick bitt: n.[海]ウインドラス柱、揚錨機柱(windlass bitt)[旧式].
/gypsy wheel, gipsy wheel: n.鎖車、ウインドラス(→ gypsy winch); ジプシー・ホイール; スプロケット.
/warping drum: n.[ウィンチあるいはウインドラスの一端の外側に付属している、トッピングリフト(topping lift)などの]
索(ロープ)巻き取り用の小さい胴(ドラム)、綱巻き胴、ワーピンッグ・ドラム [ワーピング・エンド(warping end)ともいわれる; また
ドラム・エンド(drum end)、ウィンチ・へッド(winch head)ともいう].
/warping end: n.ワーピング・エンド[ウィンチやウインドラスの一端に取り付けられた綱巻き取り胴](→ warping drum).
/whelp: n.犬の子、子犬; [通例pl.][海][キャプスタンやウインドラスなどのロープの巻き揚げ機の]胴うね、ウェルプ[キャプスタンの胴の
周りには「うね」という盛り上がりがつけられており、それによって胴はへこみにくく、又巻かれたロープは滑りにくい].
/whelp chock: 胴うね支え.
/windlass: n.巻き上げ機(winch)、小型の揚荷機; 揚錨機(ようびょうき)、ウインドラス[錨鎖用ウインチ] [西語] molinete、
vt.[巻き上げ機で]…を巻き上げる [参考]ウインドラス:ワーピングエンド(warping end)などをもち、綱・ロープ・索・ワイヤーなど
を巻き取る装置.
/windlass bitt: n.[海]ウインドラス柱、揚錨機柱(=carrick bitt).
uindosuru[海]ウインドスル:
/windsail, wind sail: n.[海]ウインドスル、帆布製の通風筒、通風用の帆; 通風凧.
[参考]ウインドスル: 甲板(かんぱん)において、その上部を高く張り出して(吊り上げ)、その下部を船内の居住区などへ導いて、換気の
ために風(外気)を取り込む(風を送り込む)ための、帆布製の巨大な円筒・通風筒(通風用の帆); 必要に応じ、自然換気のため用いられる
帆状の空気取り入れ口をもった布製通風筒.
uingu[海]ウイング、翼艙[船艙または下甲板の舷側に接する部分]; [トビウオの]胸鰭; つばさ、翼: wing.
/[海][縦帆船が両舷に帆を一つずつ張り出して]ウイング・アンド・ウイングで[順走する]: wing and wind.
ukibako浮き箱、浮函[船と岸壁との間に置く防舷材]、浮き防舷; [動]ラクダ: camel.
uki-bukuro[救命用の]浮き袋: life belt; life jacket(→ 救命浮環(うきわ)、救命ブイ).
/air bladder, air-bladder: [ある種の海藻の]気胞、浮き袋(float); [特に魚の]浮き袋(うきぶくろ)(air cell)、
鰾(ひょう・びょう・ふえ・うきぶくろ)、ふえ(=swim bladder).
/float: (1)浮体、浮くもの、浮遊物; (2)[釣り糸・魚網の]浮き、うき、浮子(あば); (3)浮標; (4)浮球、フロート; (5)筏(いかだ);
(6)[海]浮桟橋; (7)[水上機の]浮舟、フロート; (8)floatboard; (9)浮袋、救命袋(胴着); (10)air bladder.
・ on the float: [英国]浮かんで、漂って.
/life belt: 救命帯、救命浮帯.
/life buoy: 救命浮標、救命浮輪、救命ブイ.
/life jacket: 救命胴衣(=life vest).
/water wings: n.[水泳の練習時に用いる]両脇浮き袋.
ukidokku浮きドック、浮ドック: floating dock [横断面が凹型の箱船状のもので、漲水して沈め、船を引き入れた後に排水
浮上させ、船の修理や検査を行うためのドック].
ukini[海法・海上保険]浮き荷:
/flotsam: n.[海法][遭難船の]浮き荷、漂流貨物、漂流物(cf. jetsam, lagan)、流れ物; がらくた、屑(くず).
[参考]浮き荷: 船舶の遭難時、海中投棄または沈没による海面漂流物.
/flotsam, flotson; floatage, flotage: n.[海法・海上保険][遭難船の]浮き荷、[遭難船からの]漂流物(cf. jetsam, lagan).
/flotsam and jetsam: n.[海法]浮き荷と投げ荷[海中に漂う貨物と海辺に打ち上げられた貨物]; がらくた.
/jetsam: n.投げ荷; 打ち荷; 船の危急を救うための投げ荷.
/jettison: n.投げ荷、v.投げ荷する [船から貨物を投棄すること](=jetsam).
ukisanbashi浮桟橋、浮き桟橋: floating pier [ポンツーンを本体とした陸揚施設].
umi-no-kihonzu「海の基本図」[海上保安庁作成]: Basic Maps of the Sea.
[参考]「大陸棚の海の基本図」(Base Map of the Sea in the Continental Shelf Areas)(scales 1 : 200,000または1 : 500,000)と「沿岸の海の基本図」
(Base Map of the Sea in the Coastal Waters)(scale 1 : 50,000)があり、日本周辺海域の海底地形、地質構造などを表している.
unchin運賃:
/cost: n.値段、価格、原価、代価.
/cost and freight: [商]運賃込み値段[略: C & F, C. & F.].
/cost, freight and commission: 運賃手数料込み値段[略: C.F. & C.].
/cost, insurance and freight: 運賃保険料込み値段[略: C.I.F.].
/cost, insurance, freight and commission: 運賃・保険料・手数料込値段[略: C.I.F. & C.].
/cost, insurance, freight and interest: 運賃・保険料・利子込み値段[略: C.I.F. & I.].
/dead freight: [商・海運]空荷運賃、不積み運賃 [参考]予約したよりも船荷の量が少なかった時に、不足分に対して
支払われる違約賠償金.
/freight: n.[例えば、船舶輸送]運賃、運送・輸送料(賃); 貨物輸送(運送); 貨物、船荷.
/primage: n.[海]運賃割り増し、運賃割増、運賃割戻し金; 船長謝礼金.
/tariff: n.運賃率表.
/through freight: n.通し運賃.
unchin-doumei運賃同盟: a freight-conference.
/BIMCO: Baltic & International Maritime Conference バルチック国際海運協議会; バルティック国際海運同盟.
/Conference: 海運同盟.
unchin-komi運賃込み、運賃込み値段: cost and freight[略: C. & F.].
/C.I.F., CIF: n.運賃・保険料込み値段 [cost, insurance and freightの略].
unchin-nobemodoshi-sei[海運]運賃延戻し制: deferred rebate system
[参考]一定期間(例えば6ヶ月間)もっぱら海運同盟所属船社に船積みした荷主は、更にこれに続く一定期間(例えば6ヶ月間)に同盟船社に
もっぱら船積みをしたことを条件に、最初の期間に支払った運賃の一定割合(例えば10%)払い戻しを受ける制度。荷主を海運同盟に
誘引する極めて有力な手段の一つ.
unchin-warimodoshi-kin[海]運賃割り増し、運賃割増し、運賃割増、運賃割戻し金; 船長謝礼金: primage.
unga運河: canal.
/basin: n.たらい、洗面器、たらい形の容器; 溜め池; 係船池、係船地 [船を繋(つな)ぎ止めておく所]; 係船渠・
繋船渠(けいせんきょ)(wetdock); 泊渠(はっきょ) [入り口に水門があり、潮の満ち干があってもそれに関係なく一定の
水位が保たれている係船池・地]、係船堀、[水門のある]ドック [西語](s.) dársena; [港の]船溜り(ふなだまり)
[岸壁や突堤に囲まれ、艀(はしけ)などが待機する区域];
陸地に囲まれた港、内湾; 運河・水道などにおいて少し広くなった水域; 海盆(かいぼん) [深海底の盆地; おおよそ
丸い形をした海底の大きな凹地]; [川の]流域; 盆地、[水盤状の]凹地、くぼ地、盆状(盆地)構造、堆積盆地.
canal: n.運河、掘割り; 入り江; [動植物の]導管、…に運河を切り開く、運河を設ける(→ canalize).
/canal barge: 運河はしけ.
/canal bay, canal-bay: 船溜り(→ basin).
/canal boat: [平底の]運河用荷船(canaller).
/canal dues(pl.), canal toll, canal duty: 運河通行料[金].
/canal fairlead: 運河用導索器、閉塞導索器(=closed fairlead)[].
/canal rudder: [スエズ]運河舵(かじ)、カナル舵 [舵効(だこう)効果を増すために、普通舵の後上部に取り付けた小型の舵板;
運河の通航に際しては船の速力を減じる(減速する)必要があり、他方で操船に必要な舵効を確保するために、臨時的に舵面積を
広げることがあるが、それを目的とする特別仕様の舵].
/canal toll: 運河通行料、運河通航税.
/canal tonnage: 運河トン数(屯数) [運河通行料金を算定するために、当該運河の測度規則によって定められる船舶のトン数;
運河通行料は船のトン数を基準として決定されるが、運河それぞれに独自の
積量測度関連規定に基づいて算出される特殊なトン数が適用され、普通のトン数とは若干異なる; パナマ運河トン数、
スエズ運河トン数など、特殊なトン数算出法が用いられている].
/the Big Ditch: [米国口語・戯言(ぎげん)・冗談語]パナマ運河.
/the Canal Zone: パナマ運河地帯 [パナマ運河を含めて運河の両岸それぞれにおいて幅16kmの地帯(the Panama Canal Zone);
かつて米国の永世租借地域であったが、米国カーター政権によってパナマ側に返還された].
/the Corinth Canal: コリントス運河 [ギリシアのコリントス郊外に所在する; ペロポネソス半島の付け根にあるコリントス地峡に
開削された運河; イオニア海側のコリンティアコス湾とエーゲ海側のサロニコス湾とを結ぶ全長6km、幅23mの運河; 1893年に完成].
/the Panama(Suez) Canal: パナマ(スエズ)運河.
/ship canal: 大船の通れる運河.
/canaller: n.[平底の]運河用荷船(canal boat).
/canalization: n.運河開設、運河化.
/a deep draft lock canal: 大喫水の閘門(ロック)式運河 [参考] a sea-level canal route: 海面式運河航路.
/head gate: n.[運河の]上流の水門(control gate)、[ロック(閘門 lock)の]上水門; [水路などの]防潮門、水門(floodgate);
取水門.
/international canal: n.国際運河 [運河領有国との条約によって国際化されている運河。スエズ、パナマ、キール運河が
これに属する].
/lay-by: n.[船が停泊したり、すれ違う(行き違う)ことができるように]運河(川)などの広げられた部分、停泊所、待避所、待避水域;
[鉄道の]待避線.
/lock canal: → a deep draft lock canal: 大喫水の閘門(ロック)式運河 [参考] a sea-level canal route: 海面式運河航路.
/lock chamber: 閘門で仕切られた区画室、閘室(こうしつ).
/lock gate: n.[運河の]水門.
/ostial: n.港口、運河の出入り口; 真珠母貝; 真珠採取場.
/ship canal: n.[大型船が通れる]運河、大船運河、船舶用運河、船用運河 [航洋船(航洋性の船)が安全に通航できる
程度の幅員・水深などをもち、海と連絡している運河あるいは水道] [参考] shipway: 造船台; 大船運河.
/shipway: n.大船運河; 造船台.
/sweetwater canal: n.淡水面式運河.
/seawater canal: n.海面式運河 [例えば、パナマ運河は両大洋を結ぶ海面式運河である].
/tailgate: n.[運河などの水閘(すいこう)の]尾門.
/tide lock: n.潮閘門(こうもん)、潮水閘、潮閘 [運河などにおいて、水面を調節するための、潮水と運河間の
二重閘門; 潮の干満のある水面あるいは潮の干満によって水面が上下する港と、運河・ドックなどとの間にある水門].
/to canalize: vt.…に運河を切り開く; …を運河にする; …を水路へ導く; [航行深度をたもつために][河川など]を区切る.
/toll: n.渡船賃、渡し賃; [港湾の]荷役賃、荷積み料、荷揚げ料; [運河などの]運賃; [その他のいろいろな料金や税金]
通行料金、通行税.
/weighlock: n.[海]計量水門 [運河通航税を徴収するため船のトン数を量る].
/waterway: n.[湾・河川・運河・澪(みお)などの]水路、可航水路、水道、航路、澪(みお); 運河; [造船]舷側水路、舷側水道、
ウォーターウェイ、[甲板の]排水口、排水溝(こう)、水口; [船][木造船の]梁圧材(りょうあつざい).
/a web of canals: 運河網.
unkou-gaisha[船舶の]運航会社、オペレーター: operator.
un'you-gaku運用学、運用術: seamanship.
un'yu-gijutsu-shingikai運輸技術審議会[日本]: Council for Transport Technology.
un'you-jutsu運用術、運用学: seamanship.
un'yu-seisaku-shingikai運輸政策審議会[日本]: Council for Transport Policy.
un'yu-shingikai運輸審議会[日本]: Transport Council.
uocchi-te-kuru[海]ウオッチテークル: watch tackle [小型のラフテークル].
uraho[海]裏帆(うらほ):
/aback: adv.裏帆に、裏帆となって、逆帆(ぎゃくはん)に、逆帆となって[帆の裏面に風を受けて、帆がマストに当たる
ようになること].
/all aback: 総帆裏帆になって.
/backing: n.[気象]風向順転; [海]帆の裏打ち [帆船が風上へ向かい過ぎて、帆の裏に風があたること].
/backsail: n.裏帆(→ back).
/braced aback: ブレース(操桁索)を回して裏帆となった.
/flat aback: ほとんど真正面に風を受けて.
/flat calm: 全く無風の.
/flat in: [海][帆を]いっぱいに張って平らにする(to flatten in).
/to back the sail: 裏帆にする、裏帆を打たせる.
/to brace a yard flat aback: 裏帆となるように帆桁(ほげた)を回す.
/to be taken aback: 突然裏帆にされる.
/to lay aback: 裏帆にする.
aback: adv.後方に、後ろへ; [海]裏帆(うらほ)に、裏帆となって; 逆帆(ぎゃくはん)に、逆帆に(と)なって
[風の急変などのために、帆の裏面に風を受けて(帆が逆に風をはらみ)、帆がマストに当るようになる場合をさす].
[英語(1)]aback: Spoken of the sails when laid flat against a mast, either by a sudden change of wind, or,
in some instances, they may be laid aback for some special purpose.
[英語(2)]aback: describes a sail when the wind strikes it on its lee side.
/all aback: 総帆裏帆になって.
/braced aback: ブレース(操桁索)を回して裏帆となった.
/flat aback: ほとんど正面に風を受けて.
/to back a sail: 帆を転じて船を後退させる; 逆帆にする、裏帆にする.
/to be taken aback: 突然裏帆(逆帆)にされる; 逆帆をくう、逆帆をくらう.
/to lay aback: 裏帆にする.
/The ship was taken aback. 船は逆帆になった.
ushirohe後ろへ: aback, back water, [ボートの号令]back the oars, stern all!.
utase-ami打瀬網(うたせあみ):
/broadside fishing sailboat [net]: [船]打瀬船(うたせぶね)[網] [参考]片舷の: broadside.
/sailing drag seine; small sailing trawl: n.打瀬網.
/sailing trawl: 帆引き網、帆曳き網(ほびきあみ)、打瀬網(うたせあみ).
[参考]帆引き船: 例えば、霞ケ浦で見られる、シラウオなどを帆引きで獲る漁船/帆引き網漁法.
/small sailing trawl: n.打瀬網.
trawl, trawl net: n.トロール網(trawl net)、底引き網、底曳き網(そこびきあみ)、底曳網、打瀬網(うたせあみ); [米国]延縄、はえなわ(setline)
(=trawl line)[長い縄・ロープに釣り針を付けた短い釣り糸を多数取り付けた延縄状の漁具]; 底曳網漁業、トロール網漁業; 打た瀬漁業.
[参考] trawl [net]: トロール網、打瀬網のような底引き網の総称で、多くはnetを省略する.
vi.トロール網を引く、トロール漁業をする、トロール網で魚を捕る、トロール網(打瀬網、延縄)漁[業]をする; [米国]はえなわで魚を捕る;
引網(seine)で魚を捕る; 流し釣りをする(troll); 底曳網漁業を行なう、打せ瀬網漁業を行なう.
vt.[魚]をトロール網(延縄)で捕る(集める); [水面、場所]を流し釣りする、流し釣りで釣る(troll).
uwageta上桁(うわげた): [対語]下桁(したげた).
uwamaki上巻き(うわまき): serving [綱を保護するために上に細い索を巻くこと].
uwatekaji[海]上手舵(うわてかじ):
/hard: adj.厳しい; 固い、硬い; 困難な、adv.[海]きつく、[舵の場合]一杯に [舵手(だしゅ)に対する指示として]; 一生懸命に.
/hard a-lee: 下手舵一杯.
/hard a-weather: 上手舵一杯.
/hard helm: 一杯の舵.
/Hard up!: [海]上手舵一杯(うわてかじいっぱい).
/Helm aweather!: 上手舵!(→ aweather).
/helm up: 上手舵[ティラー(tiller)を風上にやること=weather helm]→ helm down: 下手舵 [ティラー(tiller)を風下にやること
=lee helm].
/up: adv.[海]風上に向かって、vt.[海][舵を]上手舵にする; 上げる.
/Up [with the] helm!, Up [the] helm!: [海]上手舵(かじ)!、舵柄上手へ!.
/weather helm: n.[海]風上に回頭しようとする、帆船の傾向; 上手舵[舵柄を風上に、船首を風下に向けるあて舵].
uwate-mawashi[海]上手回し(うわてまわし):
/about: adv.[海]上手(うわて)回しに; ぐるりと回って; 反対の方向へ; 向きを変えて、転向して; 転回した位置に.
vt.[海][帆船など]を回す、回頭する、回して前と反対の開きにする、反対の開きにして船を回す.
・ About ship!: [海]上手(うわて)回し[用意]!、船を回せ! [参照](vt.)to ship.
/about-ship: [海]船を回して反対の開きにすること.
/about-ship: vi.[海]上手回しをする(tack).
/laveer: vi.[古語][海]風上に向かって帆走する、間切る; 上手(うわて)回しにする.
/round about: ぐるりと回って.
/to about a ship, to go(bring, put) about: 変針する、遠回りする、反対のタックで回頭する、上手に上手回しになる.
/to come about: [海][船が]上手(うわて)回しになる(tack); [風向・風向きが]変わる; 起こる.
/to go about: [海]船首を回す、上手回しにする、上手回しで進む、反対のタックで進む、タックを変える、間切る;
[船が]針路(進路)を転じる、変針する; 歩き回る.
[英語] to go about: =to turn a vessel round, in sailing, on to another tack or direction: 帆走において、船を他の舷
または方向へ回頭する.
[英語] to go about: to turn the boat through the eye of the wind to change tack.
[参考] eye of the wind: direction from which the true wind blows.
/to put a ship about: [海]船を上手(うわて)回しにする、船を回す.
/board: vt.[攻撃・乗船のために自船を][他船]に横付けにする、接舷する、近づく、[船]の舷側に横付けする; [敵船]に突入する、
乗り移る; [商船]に乱入する; [船・列車・バス・飛行機など]に乗り込む(to embark on)、乗船する; …に板を張る.
vi.[海][帆船が]間切る(to tack); 上手回しをする; 下宿する、寄宿する.
/clubhaul: vt.[海][船]に捨錨(しゃびょう)上手回しする [例えば、運河・水道などの狭い水域を航行する船が、
危急時において、錨を投下することによって当該船を急旋回させるもの].
/clubhauling, club hauling, club-hauling: [帆船の][捨錨による] 危急(応急)旋回法、捨錨(錨投下)上手回し、
クラブホーリング [例えば、風下方向に陸地などがあって、回頭するための余地がなく、他のいかなる回頭方法も取ることが
できないという危急時において、アンカーを用いて行う回転法].
/headreach: vi.[海][帆船が]上手(うわて)回し半(なか)ばに風上に逸出(いっしゅつ)する、上手回しに進む、n.逸出距離、
上手回し中での風上進出距離、上手回しをして進む距離; 機関停止後の進出距離.
/Keep full for stay!: [帆走号令][上手回しの時の]回頭用意![この号令によって、全ての帆が回頭のための準備が行われる].
/Lee ho!: 上手回し用意!(=Lee-o!, Bout ho!, About ho!).
/lee-bowing: 避航すべき帆走船が相手の帆船を風下船首に見て行う上手回し[帆走レースにおける駆け引きの一つ].
/missing stay: 上手回し不成功のこと.
/missing stays: ミッシング・ステイズ [上手回しの失敗].
/ready: → ready about: 「上手回し用意」/ready to sail: 出帆準備が整った(整って).
stay: n.[海]ステー、支索(しさく) [マスト・帆檣(はんしょう)を上部から斜め下方に固定し倒れないように支えている大索]、
ステーガイ(guy)、控えなわ、維持索; [一般に]縄、ロープ(rope).
vt.[マストなどを]支索で支える、支柱でささえる、安定させる、[マストを]傾ける、[マスト]の角度を変える; [船を]上手回しにする.
vi.[船が]上手回しになる、間切る.
/in stays: [海]上手(うわて)回しに、船首を風上に回して.
/quick in stays: [上手回しの時に船首が]風上に早く回る.
/slack in stays: [上手回しの時に船首が]風上に回りにくい.
/to be in stays: [海][船が]上手(うわて)回しに回る、船首を風上に回して間切っている、上手回し中である
(in the act of going about)、[上手回しの時に船首が]風上に向いている(=to heave in stays); 風上に向いた帆がばたついている.
/to be quick in stays: [船が]すばやく回る、早く回頭する.
/to heave in stays: 間切ろうとする; [船が]回ろうとする、[上手回しの時に船首が]風上に向いている(=to be in stays).
/to miss(lose) stays: [船が]回りそこなう、上手回しを誤る.
/to stay in stays: 回頭する、上手回しにする.
tack: n.[海][帆走での帆の]開き[風向きに対する帆の位置・向き]、針路; 上手(うわて)回し、間切り[風を斜めに受けて船を風上に
やること]; 間切りと間切りの間の航程、ジグザグ針路.
vt.[海][帆船を]上手回しにする、間切らせる、針路を変える、vi.[海]上手回しにする、[船が]間切る、間切って進む;
間切って針路をしばしば変える[about]、ジグザグに進む(針路をとる).
[参考]一杯開き: ヤードを左舷または右舷に限度一杯まで開くこと。それ以上のヤードの開き角度をとると、
マストのステイにあたる。右舷と左舷の一杯開きの2つがある。一杯開きで進むことを、バイ・ザ・ウィンド
[できるだけ風の吹いてくる方向に(=風上へ)向かって進むこと]という.
/port tack: 左舷開き.
/starboard tack: 右舷開き.
/tack and tack: [海]間切りに間切って.
/tacking aback: 逆帆[tackingの場合、逆帆となること].
/to sail on the port(starboard) tack: 左舷(右舷)開きで帆走する.
/to tack: vt.[海][帆船を]間切らせる、vi.[海間切る、間切って針路をしばしば変える[about]; ジグザグに進む.
/to tack to port: 左舷へ転じる.
/The boat tacked about against the wind: 船は風に向かって間切って進んだ.
/tacking: n.[海]タッキング、上手(うわて)回し [ヨット・帆船などの帆走中、船首を風上側に回頭させて、風を受ける舷を変え進路
変更すること; 船首を風の来る方へ回していく回転法]、間切り、逆転法(opp. wearing) [参照] tack.
/tacking aback: 逆帆 [上手回し(tacking)の際に、逆帆となること].
/to about a ship, to go(bring, put) about: 変針する、遠回りする、反対のタックで回頭する、上手に上手回しになる.
/to about-ship: vi.[海]上手回しをする(=tack).
/to heave in stays: 上手回しをする.
/to put a ship about: [海]船を上手(うわて)回しにする、船を回す.
/trip: [海]上手回し(tack)[をして進む距離].
uwayori上撚り(うわより): final twist.
uzu-teikou渦抵抗: eddy-making resistance [参考]船が進む時に渦巻きを起こすために船に作用する抵抗.
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