海洋辞典 |
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Y ya-damu[海]ヤーダム:
/to lie in: ヤーダム(yardarm)から中央に来る(=to lay in) [参考]yardarm: ヤーダム、桁端(こうたん)、桁(けた)の末端. /to lay out: [錨などを]搬出投入する; 桁端に行く(→ to lay in). /yardarm: n.[海]桁端(こうたん)、桁(けた)の末端、ヤーダム [ヤード(yard)の外端].
ya-do[海]ヤード:
/lower yard: n.ロワー・ヤード [lower mastのyard]. /main yard: n.[海]メーンヤード、大檣帆桁、大檣の下桁(かこう)、大檣帆下桁. /to lay in: 桁端(こうたん)から檣の方にくる、ヤード端から中央の方へ来る→ to lay out. /topgallant yard: n.トゲルン・ヤード; 上檣桁. /yard: [海]ヤード、帆桁; ヤード[長さの単位=3ft., 0.9144 m; 略 yd.]. [参考]ヤードとは帆桁のことで、横帆(スクエア・セール square sail)、ラテンセールなどにおいて、セールの頂部を吊って 固定する円材・横桁; 横帆と縦帆(ラテンセールもその一つ)とでは、桁の配置は異なる]. /yardarm: n.[海]桁端(こうたん)、桁(けた)の末端、ヤーダム [ヤード(yard)の外端]. yahan-touchoku[海]夜半当直、夜半直: middle watch, midwatch [午前0~4時の間の当直]. yahyou夜標: night mark [灯火を備えた夜間用の航路標識].
yakan夜間:
/night error: n.[方向探知機などの]夜間誤差(→ night effect). /night fishing: n.夜釣り(よづり). /night glass: n.[海][海上で用いる]夜間用望遠鏡; (pl. night ~es)[海上で用いる]夜間用双眼鏡. /night line: n.[夜間仕掛ける]夜釣り糸. /night order book: n.[船長の]夜間命令簿. /night shift: 夜勤. /nighttide: n.夜の上げ潮. /night watch: n.夜間当直.
nocturnal: adj.夜の; [動物が]夜間活動する、夜行性の; [植物][花が]夜咲きの、夜開く(opp. diurnal). yakan-touchoku夜間当直: night watch.
yakatabune[居住・遊覧用などの]屋形船:
/houseboat: n.[船][住居・住み込み・居住・遊覧用の]屋形船(舟)、屋根船、屋根付き船、居住機能をもつボート、ハウスボート; 居室のある船、 宿泊設備付きヨット [西語: casa flotante]、vi.屋形船(houseboat)で暮らす(に住む)、屋形船で巡航(巡行・遊覧)する. [文例]The plan allows houseboat owners to continue to rent moorage from the port authorities.: その計画によれば、 屋形船の船主は港湾当局から係留場を賃借りし続けることが認められる. /(vi.)to houseboat: 屋形船(houseboat)に住む(で巡行する). yakikogasu焼き焦がす: → vt.[昔の船で]<船底を>焼き焦がして掃除する、たでる: to bream. yamagata-sodeshou[下士官・巡査などの]山形袖章(やまがたそでしょう)[<の上向き記号、下向き記号; 勤続年数や階級など を示す]: chevron. yamaji-ikari山字錨(やまじいかり): patent(stockless) anchor. yamatate-hou[航海]ヤマタテ法(山立て法): ?. yame[海][感投詞(interj.)]やめ!、待て!(=hold on)[係留索などを巻く時]: Avast!/やめろ!: Belay there!. ya-n[海]ヤーン、小綱を撚(よ)るための繊維; 紡ぎ糸、織り糸、編み糸、撚り糸: yarn. yanetsuki-bune[居住用の]屋根つき船: houseboat. yaridashi[海・帆船]やり出し: bow sprit. yaridome-shichuu[造船]やり止め支柱、行き止め支柱: dogshore [船を進水台の上に支える小さな突っ張り].
yase-gata-senやせ型船: fine ship [船体の形状が流線型に近い船]. yashinawaやし縄: coconut rope [参考]例えば、現在でも、南インド地方では、鉄の釘を使わず、やしの実からとった繊維を 編んで作った縄で船板を縫い合せて木造の船(縫合船)を建造している. yobidashi-fugou呼出符号(よびだしふごう): call sign [無線通信の呼び出しなどに用いる、船舶などの識別符号]. yobi-furyoku[海]予備浮力: safety buoyancy, reserve buoyancy(→ 余剰浮力). yobikake呼びかけ: → vi.[海][船に]呼びかける、信号する: to hail. yobi-sen'in予備船員: reserved seafarer, reserved seaman [陸上で待機または勤務をしている船員で、乗組交代ができる者]. yobi-shubyou予備主錨(しゅびょう): sheet anchor. yobi-taibyou予備大錨(たいびょう): sheet anchor, spare bower [緊急時に用いる大錨]. yochi余地(よち): berth [一隻の船舶が錨泊するために必要な水面].
yodomi[理・地][流れの]よどみ、静止状態の水; [海][船尾にできる渦、航跡渦流(かりゅう): dead water.
yoitomake[海]ヨイトマケ:
・ the bark of a coxswain: [ボートで]コックスの鋭いかけ声. /Heave away!, Heave ho!: よいと巻け! [錨を巻く時の掛け声]. /heave-ho: [感嘆詞][海]よいと巻け! [錨を巻く時の掛け声]; それ![物を投げる時の掛け声]. /Heave-ho!, Heave to!: [感嘆詞(interj.)[海]ようこらしょ!、よいと巻け!(Heave ho!) [錨などを巻く時の掛け声]; それ! [物を投げる時の掛け声]、n.(pl.-hos)よいと巻けの発声; よいこらしょと持ち上げること、vi.,vt.「よいと巻け」と言う、 […を]力入れて持ち上げる. /Heave ho!, Heave away!: [海]よいと巻け! [錨を巻き揚げる掛け声]. /yo, yoe: interj.よお! [水夫などの激励、警告の掛け声]. /yo-heave-ho, yo-ho: [間投詞(interj.)][海]ヨイトマケ、よいと巻け!、エンヤラヤ!、えんやこら [錨などを巻き揚げる時の、 水夫の掛け声].
yojire[綱索などの]よじれ、捩(よじ)れ:
[参考]撚れ(kink)とは、索類がよじれ、引き締められてできる環状のこぶ; ロープが急角度で捻(ね)じれて(捩(よ・ね)じれて)、あるいは 折れ曲がって、こぶができること; ロープやチェーンに局部的なねじれが加わった時に生じるこぶ; これがあるとロープの強度は著しく 低下することになる. /to unkink: v.…のよじれ(キンク)を戻す、まっすぐにする. /unkink: v.…のよじれ(キンク)を戻す、まっすぐにする. yojou-furyoku余剰浮力(よじょうふりょく): reserve buoyancy; safety buoyancy; surplus buoyancy(→ 予備浮力).
yokoduke横付け:
/alongside a pier: 桟橋に横付けに. /board: vt.[攻撃・乗船のために自船を][他船]に横付けにする、接舷する、近づく、[船]の舷側に横付けする; [敵船]に突入する、 乗り移る; [商船]に乱入する; [船・列車・バス・飛行機など]に乗り込む(to embark on)、乗船する; …に板を張る. vi.[海][帆船が]間切る(to tack); 上手回しをする; 下宿する、寄宿する. /on even board with: …と舷を並べて、…に横付けして. /to bring a ship alongside [the pier]: 船を[桟橋に]横付けにする. /to come alongside: 横付けになる、横付けする. /to get alongside: [船を]…に横付けする. /to go alongside: 横付けする→ to go(moor) alongside a wharf(a pier): 桟橋に横付けする. /to lay aboard: 他船に横付けする. /to lay [another ship] aboard: [昔の海戦で][他船に]横付けする. /to lay alongside: 横付けする→ to go(moor) alongside a wharf(a pier): 桟橋に横付けする. /to lay an enemy's ship aboard: [史][昔の海戦で]敵船に横付けして斬り込む. /to lay another ship aboard: [昔の海戦で]他船に横付けする. /to lay a ship aboard another [ship]: 船を他船に横付けする; 他船の舷側に迫る. /to lay a ship on board: [他船に]船を横付けにする、接舷する. /to put alongside port side to: 左舷側を横付けする; 左舷付けにする. /to tow alongside: 横付け曳航する; 抱き船する. /The ship lies alongside the wharf.: 船が埠頭に横付けになる.
yokogiri-joutai横切り状態: crossing situation [参考]針路の前方で交差するとみられ、また船首約3度から112.5度
までの間に他船が見える状態 [参照]横切り船.
yokogiri-sen横切り船(よこぎりせん):
[文例 2] 2隻の船が交差する際にいずれの船に回避義務が生じるかを明記した「横切り船航法」の規定を適用する. [文例 3] 左転(右転)するなどの避航措置をとる. [参考] 横切り船航法: 海上衝突予防法第15条では、2隻の動力船が互いに進路を横切る形で衝突の恐れがある時には、 他の船を右舷側に見る船(避航船)は相手船の進路を避けなければならない、と規定する。第16では、避航船はできる限り 早期にかつ大幅に動作を取らなければならない、と規定する。第17条では、相手船を左舷側に見る船(保持船)は針路、 速力を保つ義務をもつが、避航船が適切な動作を取らずに接近した場合は、衝突回避のため最善の協力動作をとらなければ ならない、と規定する。その他、同法に明文化された「横切り」、「追い越し」などのルールでは衝突を回避できない 場合には、船員の常務に基づく臨機の措置が求められる.
yokogiru横切る: [参照]横切って.
/to cross ahead of the other [vessel]: 他船の船首を横切る. /to cross at a fine angle: 小角度で横切る. /to cross over: [一方から他方へ] 横切る、渡る; 渡航する. /to cross the hawse: 他船の船首直前を横切る. /to cross the line: [海]赤道を越える、赤道を通過する.
/thwart: n.[海][ボートなどの][漕ぎ手が座る]腰掛け、腰掛け梁(ばり)、漕ぎ手座、漕ぎ座、スオート、スウォート; [丸木舟などの]梁、
adj.横切る、横たわる、横断する、adv.横切って、横断して.
yokogitte横切って: [参照]横切る, cross, thwart.
/athwart-hawse, athwart hawse: adv., pred.a.[海]停泊中の船の前に横向きになって、[停泊船の]前方を横切って. /athwartship, athwart-ship: adv.[海]船側から船側まで船体を横切って、船の横方向に. /athwartships: adv.[海]船体を横切って、船を横切って、竜骨線に直交して、横おきに. /thwartship: adj.船を横切る、竜骨の線に直交する、横置きの. /thwartships: adv.船を横切って、竜骨の線に直交して、横置きにして(=athwartships).
yokokaze(1)横風(よこかぜ): beam wind [船の正横方向から吹いてくる風]
yoko-kyoudo横強度(よこきょうど): traverse strength, transverse strength [横方向の船体の強度; 船体の横断面
の形を変えようとする(船体を横方向に押しつぶそうとする)外力に対抗する力; 船体に横方向の力が働くと船体はラッキング
(racking)などの変形を起こすことになるので、この横方向の力に対抗するための強度]. yoko-metasenta-横メタセンター: traverse metacenter [船を横方向に傾斜させたときのメタセンター]. yokomuki-shinsui横向き進水: sideway launching. yokonami(1)横波(よこなみ)[船の正横方向から打ち寄せる波; 船の舷側に直角に打ち寄せる波]: beam sea. yokonami(2)[海]横波、逆波(さかなみ)(→ counter sea): cross sea. yokonami(3)横波: transverse wave.
yoko-seisaku[海](pl.)横静索(よこせいさく)[マスト頂部から両舷側(左右の舷側)に張った支索]: shroud.
/channel: n.(通常pl.)[海]横静索(よこせいさく)留め板、横支索留め板(=chainwale)[マストの横静索の斜度を 拡大する張出し材; マストの横支索の傾斜度を拡大するために帆船の舷側(げんそく)に取りつける張り出し板] [chainwale(chain, wale); cf. gunnel(→ gunwale)]. /futtock plate: 檣楼座板 [中檣の横静索(よこせいさく)の脚(あし)を開かせるために下檣の頂部に船の中心線に直交させた 細長い鉄板]. /futtock shrouds: [海]檣楼下静索 [檣楼やfuttock plateの両端を下檣の上部に固定している短いいく本かの横静索]. /rattle: vt.[海][船の横静索(shroud)]に段索(ラットライン)を付ける[down]. /shroud: n.(pl.)[海]横(よこ)静索、シュラウド、マスト両側の支持鋼索 [マストの頂部(上先端)から両側の舷側に 向けて張る静索(支索)。マストに登る際の縄梯子の機能も果す](→ ratline: n.ラットライン [シュラウドに綱を水平に張り、 マストに登るための縄梯子にしたもの]).
yokoyure[船体の]横揺れ、ローリング:
/antirolling gyro: 横揺れ防止ジャイロ. /antirolling tank: 横揺れ防止タンク. /complete period: n.船体横揺れの全周期. /rack: n.ちぎれ雲、飛び雲、片雲、vi.[海]横揺れする [参照]ローリング(rolling); [雲が]風に吹かれて飛ぶ.
roll: n.[船・列車などの]横揺れ(cf. pitch)[a boat's motion around a horizontal, fore-and-aft axis]; 巻;
船籍証書 [およびその他の公文書]; 名簿.
rolling: n.[船・船体・飛行機の]横揺れ、ローリング [波浪などによる船首尾線まわりの回転的な船体の揺れ]; [波の]うねり、
adj.横揺れする、うねる.
/rolling hitch: [海][円材や大索に平行に引いても滑らない]枝結び、ローリングヒッチ.
yokuryuu[船舶などの]抑留(よくりゅう):
/embargo: n.(pl. ~es)[船舶の]抑留、出港(入港)禁止、港への出入り禁止、船止め; 輸出入禁止、通商停止、通商禁止、禁輸. vt.[法令によって][船]の出港(入港)を禁止する; [法令によって][通商を]禁止する、輸出入を禁止する; [船舶・貨物を]抑留(没収)する. ・ to be under an embargo: [船が]抑留されている; [輸出が]禁止されている. ・ to lay(put, place) an embargo on …(=to lay … under an embargo): [船舶・貨物を]抑留(没収)する; [通商を]停止する. /intern: vt.[交戦国の船舶など]を抑留する. /to embargo: vt.[法令によって]<船>の出港(入港)を禁止する; [法令によって][通商を]禁止する; [船・貨物を]抑留(没収)する. /to lift(take off, remove) an embargo: 出港停止を解く.
yokusou[海]翼艙、ウイング [船艙または下甲板の舷側に接する部分]; [トビウオの]胸鰭; つばさ、翼: wing. yokusou[水中翼船の]翼走: 一定以上に速力を上げ、その水中翼に揚力を働かせ、船体を浮上させて航走すること [対語]艇走: 一定以下に 速力を落とし、その水中翼に揚力を働かせずに、船体を着水させて航走すること.
yonguuten四隅点(よんぐうてん): [参照]四隅点(しぐうてん).
/eight principal points: 八主要点. /half points: 1/2点を示す諸点. /intercardinal points: 四隅点 [コンパスの東、西、南、北の各中間の4つの方位点、すなわち北東、北西、南東、 南西(NE, NW, SE, SW)の方位点をいう]. [参考]北、南、東、西を四方点(cardinal points)と呼ぶ。それらの中間の方位、即ちNE、SE、NW、SWを四隅点(intercardinal points) と呼ぶ。四方点、四隅点を合わせて八主要点(eight principal points)という。八主要点を二等分した16方位を 更に二等分にして、全周を32点に区分した場合の呼び方として、微(び)(by、略号/)をつけ、北微東(N/E)、 北東微北(NE/N)などと呼ぶ。全周を32等分した角度を1点(one point)といい、 1点の角度は11度15分(360 ÷ 32 points)である. yonpa-touchoku48当直: ヨンパー当直(ワッチ)(→ 04当直、04ワッチ). yonten-houi-hou[航行]四点方位法: four-points bearing, four points bearing method (→ 船首倍角法).
yore[綱索などの]よれ、よれこぶ:
[参考]撚れ(kink)とは、索類がよじれ、引き締められてできる環状のこぶ; ロープが急角度で捻(ね)じれて(捩(よ・ね)じれて)、あるいは 折れ曲がって、こぶができること; ロープやチェーンに局部的なねじれが加わった時に生じるこぶ; これがあるとロープの強度は著しく 低下することになる. /to unkink: v.…のよじれ(キンク)を戻す、まっすぐにする. yorekobuよれこぶ: kink [参照]よれ.
yori撚り(より):
/backhanded: adj.逆撚りの<ロープなど>; バックハンドの. /撚り綱: → laid rope: 撚り合わせ綱. /cablelaid, cable-laid: adj.[海]ケーブル撚(よ)りの、9つ(9本)撚りの [3本のロープを1本に撚り、さらに それを3本撚り合わせたもの](=hawser-laid). /cable laid rope: ケーブル・レイド・ロープ(親綱、錨索) [マニラ・ロープの種別名称; ホーサー・レイド・ロープ3条(3本) を撚り合わせて作ったロープ]. /cable twist: ケーブル撚り [複糸を数本そろえて撚ったもの] [注]複糸とは単糸を数本そろえて撚ったもの. /final twist: n.上撚り. /first twist: n.下撚り [対語]上撚り. /lay: n.[綱・縄・網などの]撚(よ)り方、撚り目(よりめ)、ねじれ具合(角); レー、打ち [綱の撚りを示す用語]; 漁獲配当高. [参考]hard lay: 堅打/original lay: 並打/soft lay: 軟打. /laying: n.[糸・縄の]撚り方、ない方、撚り合わせ; 下塗り; 産卵(laying eggs). /left handed lay: 左撚り. /left handed rope: 左撚り綱(ロープ). /lower twist: n.下撚り. /number of twist: 撚り数 [糸面に現われた撚りのピッチの長さ]. /ordinary laid rope: n.普通撚りロープ. /ordinary lay: n.普通撚り [上、下各撚(よ)りの方向が反対のもの; 子縄の撚り方と仕上がりの索の撚り方とが反対方向のもの; strandの 撚りとロープ(綱)の撚りの方向を反対にしたもの] [対語] lang's lay: n.ラング撚り [子縄の撚りと出来上がり索の 撚りとが同一方向のもの]. /plain-laid: adj.[縄が]平撚(よ)りの. /ply: n.(pl. plies)[綱の]絇(こ)、[綱などの; 綱索類の]撚(よ)り(→ strand)、[綱の]子より数 [2 ply rope: ふたこより綱、 3 ply rope: みこより綱]、vt.撚(よ)る [参照]twist(撚り). ・ a three-ply rope: 三つ撚りの綱. ・ a two-ply rope: 二つ撚りの綱. ・ plies: より数、号(ごう) [漁具糸の太さを表わす単位; 1号糸あるいは1号撚(よ)り糸を除き、撚り糸の合糸本数を 3で除した数で示す]. ・ ply twist: 複糸撚り、中撚り [単糸を2から数本引き揃えての撚り]. /plying, twisting: 撚り合わせ. /preliminary twist: n.下撚り. /ran: 撚(よ)り糸の一束 [約20ヤール]. /regular lay: n.[ロープ]普通撚(よ)り(→ ordinary lay). /right-handed: adj.左撚りの、Z撚りの [綱・糸の撚りの方向を示すもので、時計の針と同じ方向に撚った。 日本の左撚りに相当するもので、Z撚り(open band)ともいう]. /right hand lay: [綱・ロープの]左ねじり、Zねじり. /shroud-laid: adj.[海][索が]四つ右撚り芯入りの. /single twist: n.一本撚り [絹撚り糸の一種; 一本片撚りのこと]. /single twisting: n.片撚り、諸撚り. /spun yarn: 撚りなわ. /strand: n.[ロープ・綱索の]子縄、子綱、ストランド; [縄・索・針金などの]絇(こ)、より、片より; 片子糸(かたこいと) (→ thread)、より糸、より索、よった縄、[織物の]織り糸(thread); [動・植物の]繊維; [真珠などを]紐に通したもの; 複糸、 複線 [単糸または単線を数本撚り合わせたもの; 通常は右撚り; 子綱ともいう]、v.[索の]こを切る; こを合わせてなう. /string, thread, twine: 撚り糸 [一般に周1/2インチ未満のものをいう]. /thoroughfoot: v.ロープの撚りを直す、n.滑車が転倒してテークルのロープがもつれた状態、[一般に]もつれ. /a three-ply rope: 三つ撚りの綱 [参考]three-ply: adj.[綱などが]三本撚りの; 三種の. /time: n.回(かい) [糸の撚度などについて用いられる; 例えば「インチ当り12回」の撚りであれば、"12 times/inch"と表わす]. /to unlay: [海]vt.[縒(よ)りを]解く; [索など]のよりを戻す(解く)、vi.よりが解ける. /turn: n.回す(回る)こと、回転; 旋回; 巻き、巻くこと、巻き方、撚り型; [ロープ・糸などの]一巻き[の長さ]; 方向転換、ターン. /twine: n.撚り糸(よりいと)、トワイン[網地を構成する糸]; [特に]麻糸(あさいと)、麻ひも [包装・網の製造などに用いる]; 撚ること、 撚り; からみ、巻きつき.
twist: v.撚(よ)る、撚り合わせる、巻く、巻きつける.
/uneven twist: n.撚り乱れ(よりみだれ). yoriawase-duna撚り合わせ綱: laid rope. yori-ita[ボートの]より板: backboard. yoritsugi[鋼索類の]より継ぎ: splice.
yoroibari[船などの外板(がいはん)の]よろい張り(鎧張り):
/clinch[er]-built: adj.=clinker-built. /clinker boat: n.鎧(よろい)張りの船. /clinker-built, clinch[er]-built: adj.[海][船・ボートなどが] 鎧(よろい)張りの、重ね張りの<船>、クリンカー・ビルト [木船の外板を平張りではなくて重ね合わせて張る方法](cf. carvel-built: 平張りの)[clinker-builtはclinchの変形から来たもの]. [英語] clinker-built: a construction method in which adjacent wooden planks overlap each other. /clincker-built boat(ship, vessel): よろい張り船(ばりせん)[外板の横縁を重ね合わせて張りつめた構造の船]. /clinker system: 鎧張り式. /lapstrake, lapstreak: adj.よろい張り(重ね張り)の、n.よろい張り(重ね張り)の船、端艇などの重ね外板. yoroshi[操舵時の針路などの]よろし: steady!.
yoru[縄などを]撚る(よる)、なう、編む、組む: (vt.)to lay. yo-ru[船の一種]ヨール: → ヨール型帆船 [2本マストの帆船]; 船載雑用船: yawl. yoseatsume寄せ集め: → adj.[船員・選挙など]寄せ集めの、にわか仕立ての、不揃いの: scratchy. yosekii[天]余赤緯(よせきい)、極距離(=polar distance)[赤緯の余角]: codeclination. yo-soro-![海]よーそろー!["船首をそのままに保て!"の意]: Steady [on]!. yotsume-ikari[海]四爪錨(よつめいかり)(=grapnel anchor)、四爪アンカー [通例4本のかぎ爪を持った小型の錨]; 引っ掛け錨、小錨; [複数の鉤(かぎ)のついた]引っ掛け鉤、グラップネル: grapnel. yottoヨット: yacht [周遊や競技などに用いられる船艇].
youbyou揚錨(ようびょう): heaving up anchor [錨を揚収すること].
/anchor windlass: 揚錨機(ようびょうき)、ウインドラス(windlass) [画像参照: ウィンドラス、揚錨機]. /carrick bitt, windlass bitt: [海]揚錨機柱、ウインドラス柱. /cat block: 揚錨滑車. /catfall: n.[海]吊錨索、揚錨(ようびょうさく)索 [錨を揚錨架(cathead)に吊るし上げておくために使う索具]、 収錨用索 [cat tackleに取り付ける]、キャットフォール [参照] cat block. /catfall block: 揚錨用滑車. /Stand by to raise the anchor!: 錨揚げ用意!. /steam windlass: n.蒸気揚錨機、汽動揚錨機. /to heave in(up, away) anchor: 揚錨する→ Heave in(up, away) anchor!: 錨巻け! /to heave up: [錨などを]揚げる、巻き上げる→ heave up anchor: 揚錨. /to pick up anchor: 揚錨する、錨を揚げる. /up anchor: 揚錨、いかり揚げ. /up-anchor: vi.錨を揚げる、錨を抜く、抜錨(ばつびょう)する.
weigh: [wayの転化]vt.[海][錨]を揚げる、抜く、vi.[海]錨を揚げる、錨を抜く(抜錨する)、揚錨する、出帆する; 目方が…ある.
/windlass: n.巻き上げ機(winch)、小型の揚荷機; 揚錨機(ようびょうき)、ウインドラス[錨鎖用ウインチ] [西語] molinete、
vt.[巻き上げ機で]…を巻き上げる [参考]ウインドラス:ワーピングエンド(warping end)などをもち、綱・ロープ・索・ワイヤーなど
を巻き取る装置.
youbyouka[海]揚錨架(ようびょうか):
yougaihan腰外板(ようがいはん、ようがいばん):
youi用意: stand-by!.
/all standing: [海]用意万端整って. /fit: adj.…する準備ができた、用意の整った→ The ship is now fit for service.: 船は今や就航の用意が整っている. /Man the guns!: 撃ち方用意!. /out oars: かい備え. /[get] ready!: [競技などの]用意! /see: → See everything clear!: 用意 [ボートを降ろす時の号令].
stand by: スタンバイ、用意!、v.[海]救助のため近くにいてやる; [海・空]用意する[機関を止めるためなどで];
傍らにいる; 待機(準備)するなど.
/to get the anchor ready: 錨を用意する→ Get the anchor ready!: 錨用意! youjou-shiunten洋上(海上)試運転: sea trial, trial at sea, at-sea trial.
youkisaku揚旗索(ようきさく)[直接旗を取り付ける索]: flag line, [
youkyuujo-kainan要救助海難: a rescue-required marine accident [人命・船舶の安全のため、救助を必要とした海難].
youriku-sharo揚陸斜路、スリップウェイ: slipway.
youseki容積: → measurement: n.容積; 測定.
yousen用船(ようせん)、傭船(ようせん):
charter: n.[船などの]貸切り、チャーター; 傭船(ようせん)契約[書](charter party); [法人・団体などの]設立条項、
許可書; (C-)憲章、vt.[船舶など]契約使用する、チャーターする.
/charterage: n.用船料 [用船契約に基づいて用船者が船主に対して支払う料金].
charter party: n.傭船(または用船)(ようせん)契約[書][船主と用船者とが結ぶ用船のための貸借契約; 用船契約が成立したことを
証する書類]; 用船者 [略: C/P].
/lay day: (通例~s)[用船契約書に認められた]船積み(陸揚げ)期間、停泊期間; [出港予定]超過停泊日[数].
youshu揺首(ようしゅ)[船体船首部の揺れ]: yawing(→ yaw) [参照] scend: 縦揺れ.
yousoro宜候(ようそろ): as you go, steady!.
yoyuu[例えば、船などの通行するものと海底などとの]余裕、ゆとり、隙間: clearance.
yukiai-joutai行合い(ゆきあい)状態: head-on situation [他船を互いに船首約3度以内に見る状態].
yure揺れ:
yuredome揺れ止め:
yureochiru揺れ落ちる:
yureru揺れる: [参照]揺れ.
yurumeru[ロープ・索・錨・帆などを]ゆるめる(緩める、弛める):
ease: v.ゆるめる; のばす; 戻す.
/freshen: vt.,vi.新たにする、新たになる; [風が]かなり強くなる、強風となる(→ to freshen up); [船の]速力を増す;
[海][磨耗を防ぐために、ロープ・索などが他の物に接する部分を]換える、[すり減らないように][綱など]の位置を変える、
[海]他の物に接する<ロープ>の部分を換える; [張ってあるロープを]ゆるめる; …の塩分を抜く、淡水化する、塩分が抜ける.
pay: vt.(-ed)[海][ロープ・錨]をゆるめて繰(く)り出す[away, out]、緩める、vi.[海][帆走中に]船首が風下に落ちる[off].
/render: vt.[海][滑車を通るように、綱・索を]ゆるめる、繰り出す、vi.[海][ロープ・索が]滑車を通る.
/to come up: 上る、上がる、昇る; やって来る、近寄る; [海][テークルなどを]徐々に緩める、綱の張りをゆるめる.
veer: vt.[海][索・鎖・ロープ・アンカーチェーンなど]を繰り出す(let out)、ゆるめる(slacken)、のばす.
yurumi[綱などの]ゆるみ: [参照]ゆるむ.
/surge: n.大波、うねり、うねり波; 波打つ海; [海]高潮; わき立ち波 [起潮力によらない、いわゆる潮波のこと]; [海][車地などの]
ロープが滑る窪み; ロープのゆるみ; [引き込み中の綱・索の]後戻り、[綱が]急に緩むこと.
yurumuゆるむ:
yuruyakanaゆるやかな:
yusousen油槽船、油送船: crude oil carrier, oil tanker, tanker [原油などを専用に運ぶ船].
yusousen輸送船: a transport ship(vessel).
yutoriゆとり、余裕、隙間: clearance.
yuubinsen郵便船: [参照]郵船.
yuuho-kanpan遊歩甲板[一等船客用]、プロムナード・デッキ: promenade deck [参考] promenade: 遊歩道(場); [客船の]遊歩甲板
(promenade deck).
yuujin-sensuitei有人潜水艇[「アルビン号」]: a manned submersible [Alvin].
yuukan-byou有銲錨(ゆうかんびょう): common anchor, stock anchor, stocked anchor.
yuukanpansen有甲板船(ゆうかんぱんせん): deck boat.
yuu-kouhan-sen有甲板船: deck boat.
yuukou-suiryoku有効推力: actual thrust.
yuukyuusen遊休船: an idle ship(vessel).
yuuransen遊覧船、プレジャーボート: a pleasure boat/遊覧船: excursion boat.
yuusaku-shiki-no有索式の: tethered.
yuusen郵船:
yuusen-tsuukou-ken優先通行権: → adj.[海][船舶が]優先通行権をもつ: privileged.
yuushuu-na優秀な: → 優秀な船: a crack ship.
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