海洋総合辞典Japanese-English-Spanish-French Comprehensive Ocean Dictionary, オーシャン・アフェアーズ・ ジャパンOcean Affairs Japan, 深海底鉱物資源マンガン団塊の開発、日本と海洋

Page Top


    オーシャン・アフェアーズ・ジャパン
    Ocean Affairs Japan
      [作成中 Under Construction]


    日本の海洋政策・開発・課題/Japan Ocean Policy, Development, ISSUES


    Back to: Top Page | 目次編 | ご覧のページ



深海底鉱物資源マンガン団塊(その2)/採鉱方法など

1. マンガン団塊の採鉱装置 (エアリフト方式)

深海底の表面に賦存するマンガン団塊を採取する方法として、連続バケット方式、ポンプリフト方式、 エアリフト方式などがある。解説パネルには次のように記されている。

「マンガン団塊の採取システムは、パイプに送りこんだ空気を利用して、 海水とともにマンガン団塊を吸いあげるエアリフト方式と、ポンプで吸いあげるポンプリフト方式の開発が進められて います。わが国では、すでに陸上実験で成果をあげ、海上実験を行う段階にまできています。」

例えば、エアリフト方式採鉱装置はいわば「巨大な掃除機」に例えることができよう。掃除機の先端に取り付けられた吸引 装置を海底面に沿って引きずりながら、海上の採鉱船から何千メートルも海中に垂らした細い管の中を、 強力なな空気流を上昇させ海水と共にマンガン団塊を吸い上げる、というものである。

[拡大画像: x22164.jpg]
[2010.03.東海大学海洋科学博物館 (Tokai University Marine Science Museum) にて; http://www.umi.muse-tokai.jp/]



1 2
1.  エアリフト方式とポンプリフト方式の概念図。 [拡大画像: x22165.jpg]
2.  ジャガイモ大のマンガン団塊実物標本。 [拡大画像: x22166.jpg]



2. マンガン団塊採鉱システム模型

画像は、韓国・釜山の国立海洋博物館に展示されるマンガン団塊採鉱システムの模型である。 4,000~5,000メートルの深海底に賦存するマンガン団塊をいかなる技術手法で採鉱するか、人々の理解を助けるために 展示された模型である。

採鉱システムには大きく分けて3方式がある: ①連続バケット・ドレッジング方式 (幾つもの大きな直方体の鉄製籠を取り 付けたワイヤーを、海上と海底間を回転させる)、②エア・リフト方式(集積した団塊を強力な空気流をもって導管内を揚げる)、 ③サクション方式(集積した団塊を強力な水流をもって導管内を吸い揚げる)。

画像はサクション方式であろう。掃除機の吸い込み口を備えたクローラーが海底を歩行しながら団塊を吸い込む。 あるいは集積用クローラーが団塊を機械的に掻き集める。 導管途中に吸引する強力なポンプが設置される。画像はそれを模型化している。海上では、団塊と底泥との分離、選別、 貯蔵、搬出が行われるが、精錬まで想定されているかは不明である。

この模型を見学する子供たちは、将来いろいろなアイデアを育み、採鉱技術の開発にチャレンジ行くことであろう。 韓国政府のそのような期待と意気込みが伝わる展示である。

[画像撮影: 2016.9.15 国立海洋博物館/釜山にて][拡大画像: x27382.jpg]


● revised, updated on ...

このページのトップに戻る /Back to the Pagetop [2017.02.26 記]


    オーシャン・アフェアーズ・ジャパン
    Ocean Affairs Japan
      [作成中 Under Construction]


    日本の海洋政策・開発・課題/Japan Ocean Policy, Development, ISSUES


    Back to: Top Page | 目次編 | ご覧のページ