一枚の特選フォト「海 & 船」


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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縄文時代後期の丸木舟 [横浜市立歴史博物館「和船と海運」展示会]

2017年1月~3月に横浜市立歴史博物館・神奈川大学日本常民文化研究所の共同主催展覧会「和船と海運」 が開催された。横浜市立歴史博物館では、サブテーマ「江戸時代横浜の海運」と題して、1月28日~3月20日まで開催された。画像は、 そこで展示された縄文時代後期の丸木舟である。丸木舟は丸太を刳り貫いて作られた舟である。その最古の丸木舟は7,500年前の縄文時代 後期まで遡るといわれる。

展示パネルによると、丸木舟は千葉市花見川区にあった東京都林産組合草炭採掘場(東京大学検見川厚生 農場、現在の東京大学検見川総合運動場)から、1949年(昭和24年)に出土したものである。 全長6.2m、幅46㎝の大きさである。舷側がほとんど残されているという貴重な史物である。同遺跡からは、この丸木舟と共に 櫂も出土した。

[画像撮影: 2017.3.17 横浜市立歴史博物館にて][拡大画像: x27532.jpg]

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1. 逆方向から見た丸木舟。 [拡大画像: x27533.jpg]
2. 「日本最古の丸木船」と題する写真展示(千葉県教育振興財団文化財センター提供)。千葉県市川市雷下遺跡から出土した、 今から約7,500年前の縄文時代前期の丸木舟。舷側部がほとんど残されていない状態。長さ7.2m、幅0.5m。その他、船首部分と推測 される長さ0.4mの部材も出土した、と記される。 [拡大画像: x27534.jpg]


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