一枚の特選フォト「海 & 船」
板図(いたず)・小型弁財船の設計図
神奈川大学日本常民文化研究所(横浜市神奈川区)において「和船の構造と技術」と題する展覧会が2017年1月30日~3月17日まで開催された。 画像は展覧会で展示された板図 (いたず)(レプリカ) である。板図の原資料は広島県今治市の河村栄蔵氏所蔵。 展示パネルに記される説明書きの要旨は以下の通りである。
板図を読むと、この船の仕様は次の通りになる。
この荷船は小型の弁財船(べざいせん)で、小越 (こごし) または小廻 (こまわし) と呼ばれ、広島県の 瀬戸内海域で活躍した。側面の垣立(かきだつ)の姿から、近世末から明治初期に建造された船と考えられる。 [画像撮影: 2017.3.17 神奈川大学日本常民文化研究所にて][拡大画像: x27612.jpg][拡大画像: x27613.jpg: 説明書き] |