一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋


One Selected Photo "Oceans & Ships"

Back to: Top Page | 特選フォト⌈海&船⌋目次 (Ocean and Ship Photos) | ご覧のページ


大黒屋光太夫(だいこくやこうだゆう)と磯吉の画幅
[画幅: 江戸時代/大黒屋光太夫記念館]

画像は、兵庫県洲本市にある高田屋嘉兵衛顕彰館・歴史文化資料館にて展示される大黒屋光太夫(だいこくやこうだゆう)と磯吉の 肖像画である。キャプションには概略次のように記されている。
    大黒屋光太夫(1751年~1828年)は、伊勢国白子(現在の三重県鈴鹿市)の船頭であった。1783年、江戸に向かう船が嵐のために 漂流し、アリューシャン列島のアムチトカ島に漂着した。
    帝政ロシアの都であったサンクト・ペテルブルグで皇帝エカテリーナ二世に謁見して帰国を願い出た。
    帰国することが許され、漂流してから約9年半を経て、寛政4年(1792年)に、通商を求めるロシア使節アダム・ ラクスマン (Russian delegate Adam Laxman) と共に帰国した。
    漂着当時17人いた乗組員のうち、生きて祖国の土を踏むことができたのは光太夫と磯吉二人だけになっていた。
    光太夫はその後、江戸で屋敷を与えられ、数少ない異国見聞者として蘭学の発展に寄与した。
[注]画幅(がふく): 絵の掛け軸のこと。
[画像撮影: 2017.10.13 高田屋嘉兵衛顕彰館・歴史文化資料館にて/顕彰館所在地: 〒656-1301兵庫県洲本市五色町都志1087/電話: 0799-33-1605][拡大画像: x28071.jpg]

[拡大画像: x28069.jpg]


Back to: Top Page | 特選フォト⌈海&船⌋目次 (Ocean and Ship Photos) | ご覧のページ