一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
ネグロス島ドゥマゲテの海辺風景(1)/原彩色の漁網フロート [フィリピン]
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2018年3月21日午前5:30発の早朝フライト(セブ・パシフィック航空)で、フィリピン中部のセブ島の中央東側に浮かぶマクタン島の国際空港
から出立した。目指すはセブ島西隣に位置するネグロス島南方端の人口10数万の都市ドゥマゲテである。到着後市街地中心部にある
ケソン公園に向かった。公園のすぐそばに町のランドマークであるベル・タワーがそびえる。
その後、シリマン大学マリーン・ラボ(Silliman University Marine Laboratory)へ、トライシクルという、バイクのすぐ横にサイド・
カーのように簡易な座席と一輪車を取り付けた、いわゆる三輪バイク式タクシーで出かけた。 [次ページへ]
ゲートで一人30ペソの入場料(約60円)を支払ってキャンパス内へ。ニタリクジラ(Balaenoptera edeni)およびジュゴンの全体 骨格標本、ウミガメ標本の他、鯨のさまざまの部位の骨格標本などが展示されるパビリオンを訪ねた。 キャンパスのすぐ隣はシリマン・ビーチ(Silliman Beach)という白砂の海岸が続く。 幾つもの小さな漁撈用アウトリガーが椰子の木陰に浜揚げされている。フィッシュ・トラップや原色で彩られたフロートを付けた 刺し網らしき漁網なども浜に置かれている。浜では早朝の漁を終えた漁師たちが、のんびり仲間と談笑したり、 こまごまとした身の回りのことにいそしんでいる。 浜の波打ち際にはいくつもの椰子の実が波に洗われ、行きつ戻りつ揺られている。浜の先にはセブ島の南端の山々を遠望できる。 椰子の木陰から南洋の穏やかな海を眺めれば、しばし心が癒される。 相棒は波打ち際を歩きながらビーチコーミングに没頭している。サンゴのかけらを拾っている。自宅の水槽に沈めて魚たちを喜ばせる のだという。
[画像撮影: 2018.3.21 ネグロス島ドゥマゲテのシリマン大学マリーン・ラボに隣接するシリマン・ビーチにて] |
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