一枚の特選フォト「海 & 船」
中国の隋・元・現代の京杭大運河ルート図
画像1-3は、中国・杭州の「京杭大運河博物館」に掲示される「漕河示意図」と題する、中国隋・元・現代の京杭大運河ルート図である。 (注) 中国語で「示意図」とは、ある意図を示すための図形などをいう。 図形の凡例: 隋代の運河=朱色の破線、元代の運河=茶色の点線、現代の運河=青色の線。
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1![]() 図 1 には3本の運河が記される。 ・ 通惠河: 北京-通州を結ぶ、全長22公里(=km)の運河。 ・ 北運河: 通州-天津を結ぶ、全長186公里の運河。 ・ 南運河: 天津-臨清( ![]()
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下記の運河については図 4 も併せてご参照下さい。
3 [画像撮影: 2017.4.5 中国・杭州の京杭大運河博物館 The Great Jinghang(Keikou) Canal Museumにて] |
4 図2の拡大図![]() 永済渠 (Yongji Qu 緑色文字) が、北京域西南から南西方面に伸び、洛阳(洛陽)に至る。 通済渠(Tongji Qu 緑色文字) が、洛陽西から東方へ黄河を伝い、開封、宿州を経て洪澤湖、淮安へと通じる。 [拡大画像: x28434.jpg] |
京杭運河分段示意図
[参考]山陽瀆 Shanyang Du。瀆=溝、用水路の意味。阳=陽。広通渠 Guangtong Qu。長安 Chang'an。済州河&会通河 Jizhou River and Huitong River: 済州から臨清 from Jizhou to Lining。
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