一枚の特選フォト「海 & 船」
サグレス岬(その1)/岬・灯台・要塞のある風景
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1. 撮影年月日: 2018年9月26日 2. 撮影場所: ポルトガルの南部アルガルヴェ (Algarve) 地方、サグレス岬 3. ポルトガル南部のアルガルヴェ地方に所在するサグレス岬、サン・ヴィセンテ岬はポルトガルにおける15-16世紀の 大航海時代の起点といえる。両岬は、直方体の豆腐かカステラを鋭い刃物でざくっと対角線上に切ったかのように、 上面は平坦でありながら、その周囲は垂直型の豪快にして脚のすくむような断崖絶壁で取り囲まれている。ここはヨーロッパの最南西端 にあたる。両岬の高さは6、70メートルはあろう。 画像1~4の連結写真は、岬先端付近から要塞敷地内全域を見渡した風景である。
画像1は、サグレス岬(Ponta de Dagres)のほぼ突端部の海崖風景である。岬全体がこのような断崖絶壁で囲まれる。 画像3は、岬の中ほどに造営されている堅牢な要塞とその前に広がるアルマス広場周辺の諸施設である。広場周辺には ノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ教会、ポルトガルがかつて新発見したという土地を領有化するために立てられた 石標(Padrão)のレプリカ、15世紀に造られたという「ローザ・ドス・ヴェントス」(rosa-dos-ventos)と呼ばれる方位円盤(風光盤) などが配されている。 画像4は、岬から東側に伸びるマレータ海岸(Praia de Mareta)である。(画像: 地図参照)である。 マレータとはポルトガル語で「小さな波」を意味する。なお、西側に伸びるのはトネル海岸(Praia do Tonel)である。
1.[拡大画像: x28344.jpg] |
5![]() ![]() サグレスの岬の中ほどの最も狭いところに、岬尖端へのアクセスに立ちはだかるように造営されている要塞。この要塞をくぐり抜けないと 要塞敷地内へは入れない。画像6では、サグレス岬の西方6,7㎞のところにはサン・ヴィセンテ岬が同じように突き出ている。
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8. 地図上方に太い白線で描かれた、左右に伸びる鉤形の図絵 (白丸印の上) が要塞である。
要塞敷地内の中央に一本の直線道が伸び、その先端にある白黒マークが灯台である。
地図方位: 下方が北である。 [拡大画像: x28338.jpg] |