一枚の特選フォト「海 & 船」


One Selected Photo "Oceans & Ships"

Back to: Top Page | 特選フォト⌈海&船⌋目次 (Ocean and Ship Photos) | ご覧のページ


ユーラシア大陸最西端のロカ岬&灯台(その1)








1
2









ポルトガル首都リスボンのテージョ川(Rio Tejo)沿いにある「カイス・ド・ソドレ(Cais do Sodré)」駅から路線電車で、その終着駅である 「カスカイス(Cascais)」へ向かう。電車は暫くテージョ川を南に見ながら岸沿いに走るが、そのうち大西洋を南にして 走るようになる。小一時間の乗車で、大西洋に面するリスボン郊外のシーサイド・リゾート地カスカイスに到着する。 そこから路線バスに揺られて小一時間でロカ岬に辿り着く。

ユーラシア大陸を一つの陸塊とみなすとすれば、北緯38度47分・西経9度30分にあるロカ岬は、正にその最西端にある。ポルトガルの 国民的英雄詩人ルイス・デ・カモンイス(Luis Vaz de Camões; 1524年頃〜1580年)が詠う叙事詩の一節にあるように、 「ここに陸地果て海始まる」ところといえよう。岬の突端に立つのは真っ赤な灯塔をもつロカ岬灯台である。

岬の台地(画像5参照)からは、高さ140メートルほどの断崖絶壁が大西洋の底の世界へと落ち込む。この台地には、カモンイスの詩の一節を 刻む銘板を基部に据える「十字架の塔」が立つ。その他には、灯台施設(Farol do Cabo da Roca)や観光局の事務所、休憩施設がある。 観光事務所で申請すれば、「ユーラシア最西端の地到達の証明書」が有料で発行してもらえる。

辞典内関連サイト
* ユーラシア最西端のロカ岬&灯台(その2)
* ポルトガル・スペイン・イタリア・ギリシャの海洋博物館巡りの旅程

画像1&2.[拡大画像: x28257.jpg][拡大画像: x28258.jpg]
[撮影年月日: 2018年9月24日/ユーラシア大陸最西端のポルトガル・ロカ岬にて]

3
3. 「十字架の塔」付近からロカ岬灯台を臨む。 [拡大画像: x28373.jpg]

4
4. ポルトガル国防省・国家海洋局 (Autoridade Marítima Nacional) 所管のロカ岬灯台。 [拡大画像: x28370.jpg]

5
5. ロカ岬の台地全体を鳥瞰する写真(出典: カモンイスの路線バスのターミナルにて)。  灯台のすぐ右上にある館が観光局事務所や休憩施設である。台地の右隅に「十字架の塔」が見える。 [拡大画像: x28364.jpg]

6
6. テージョ川が地図の右上方から流れ下り、リスボン (ルートA5の右端) の中心市街地の前辺りから狭水道を経て大西洋へと注ぎ出る。 川を渡り南にたどる (ルートA2) とアルガルヴェ(Algarve)地方へ、西にたどる (ルートN6) とカスカイス方面へ至る。 図の左上隅にロカ岬(CABO DA ROCA; 「岩の岬」という意味)が記される。  [拡大画像: x28365.jpg]


Back to: Top Page | 特選フォト⌈海&船⌋目次 (Ocean and Ship Photos) | ご覧のページ