一枚の特選フォト「海 & 船」
歌川広重「名所江戸百景 四ツ木通用水曳舟」(安政4年・1857)
[東京・葛飾区郷土と天文の博物館]
画像は、初代歌川広重作の「名所江戸百景 四ツ木通用水引ふね」(安政4年・1857年)とキャプションに記される曳舟の絵である。
「四ツ木通用水」と記されるが、元を正せば「亀有用水」であり、亀有から向島(小梅村)に至る水路にて、舟を川沿いの道から曳く水運路 になっていた。明治14年頃に曳舟は姿を消し、曳舟川は現在の曳舟通りになっている。 広重の絵には四ツ木とあるので荒川放水路付近ということであるが、小梅村付近という説もあり、何処を描いているのか明確でないとされる。
[撮影年月日:2019.4.5/撮影場所: 葛飾区郷土と天文の博物館(Katsushika City Museum)にて][拡大画像: x28548.jpg] |
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