一枚の特選フォト「海 & 船」
霞ヶ浦の帆引き船 [茨城県かすみがうら市歴史博物館]
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画像は茨城県かすみがうら市歴史博物館に展示される帆引き船である。この模型は菅沢武治氏製作によるもので、大きさは実物のおよそ
2/3で、長さ約6m、幅約1m、帆柱の高さ約5.5mである。模型の帆はFRP製であるが、実際の帆は木綿製である旨、案内板に記される。
霞ヶ浦では、昭和40年頃まで、ワカサギ、シラウオを獲る帆引き網漁法が盛んに行われた。この漁法は、1880年(明治13年)に、 佐賀村(現在のかすみがうら市坂)出身の折本良平氏によって考案された漁法である。それまで行われていた大徳網による漁法は、 20人以上の人手が必要であったので、二人でできるこの漁法が考案された。この漁法が沿岸漁民に広まり、彼らの暮らしは安定する ようになった。
サイト内関連リンク: かすみがうら市歴史博物館の帆引き船展示施設
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