一枚の特選フォト「海 & 船」


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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新潟県佐渡島・小木の「幸丸展示館」

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新潟県佐渡島の南西部に位置する小木(おぎ)半島の最西端近くの町・小木は、かつて西廻り航路の寄港地として隆盛を誇った歴史をもつ。 画像はその小木の港近くに建つ「幸丸展示館」に収蔵・展示される和船「幸丸」である。幸丸は佐渡海峡を行き来した最後の和船 とされる。展示館のすぐ傍には「海運資料館」が建つが、2020年(令和2年)10月現在閉館中である。

館内の案内板には次のように記されている。

    佐渡海峡最後の和船 幸丸
    越後の旧寺泊町で親子三代にわたり、回船業を営む「長谷川勘右ェ門家」所有の和船です。 昭和15年に二代目幸丸として建造されて、昭和36年に廃船になるまでの21年間運航しました。 寺泊港からは、清涼飲料水等の日用品やセメント瓦を運び、小木港からは、木炭・薪・真竹・ 干物・海藻類などを運んでいました。 航海は順風ならば4時間、風が弱ければ1日もかかる、まったくの風任せの航海でした。

    幸丸概要
    ・積載量 150石積
    ・アイノコ船(和船と洋風帆船の長所を取り入れた木造船)
    ・三本マスト 最長13m20
    ・全長 16m80
    ・全幅 4m
    ・満載した場合
     真竹 360~370本
     木炭 600俵
     薪 2,500本

[撮影年月日:2020.10.21/幸丸展示館にて/問い合わせ先: 佐渡市教育委員会社会教育課佐渡学センター; 電話0259-52-2447] [拡大画像: x28713.jpg]


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