一枚の特選フォト「海 & 船」


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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大阪築港・天保山の日本一低い山(標高4.53メートル)

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大阪港区築港の天保山は安治川の河口にあり、もともとは天保時代の1831年と1832年に大規模に安治川を浚渫し、その浚渫土砂を盛って出来上がったのが 「天保山」という山である。画像はその天保山の山頂に設置されている「二等三角点」の標石である。標高4,530mm(4.53メートル)。 その地球座標: 北緯34度39分29秒、東経35度25分58秒。標石の設置年は1911年(明治44年)である。

「三角点」は地球上の位置(緯度・経度・標高)が髙い精度で求められており、地図作りをはじめ、いろいろな測量のための基準となる 重要なものである。標石は画像下方のレンガ敷き地面に埋め込まれている四角柱がそうである。

地元の天保山商店会(http://tenpozan.sakura.ne.jp)では「天保山登頂証明書」を無料で発行している。 2014年3月までは、「天保山」は国土地理院発行の地形図に山名と共に記載のある山では日本一低い山であったが、2014年4月に仙台市の 日和山に日本一の座を明け渡した。だがしかし、二等三角点が設置されている山のうちでは、現在でも天保山は日本一低い山である。

[撮影年月日:2020.10.10/撮影場所: 大阪市港区・天保山の天保山公園/地下鉄中央線「大阪港駅」徒歩5分] [拡大画像: x28780.jpg]

三角点は画像中央に見える四角形の板状地面に埋め込まれている。  [拡大画像: x28781.jpg]


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