一枚の特選フォト「海 & 船」
「伏見港と伏見の町」(ジオラマ模型) [京都伏見、三栖閘門資料館]
京都伏見の「三栖閘門資料館」には「伏見港と伏見の町」と題する案内パネルとジオラマ模型が展示される。パネルの説明書きは概略次の通りである。
ジオラマは江戸時代中期の伏見港周辺の様子を立体化している。
画像下方の水域は「宇治川」。最左端において縦に流れ下る川筋中央部に架かるのは「肥後橋」(右側の袂に番所がある)である。 画像最上部に派流(運河、水路)が流れ、その中央部に三つの橋がU字形に並んでいる。左側に「京橋」、右側に「蓬莱橋」、下方に 「今富橋」が架かる。「京橋」北詰左には「大鼓櫓」、そのすぐ右に「船宿・寺田屋」がある。 京橋から蓬莱橋にかけての水路北岸辺りが「南浜」と称され(寺田屋に極近い限られた範囲の岸は「寺田屋浜」と称される)、伏見港の中でも 最もに賑やかであったとされる。 [撮影年月日:2020.10.5/撮影場所: 京都伏見の「三栖閘門資料館」にて][拡大画像: x28805.jpg] |
画面中央左寄りの「寺田屋」のすぐ左下に架かる橋が京橋、そのすぐ右側に蓬莱橋がある。慶長年間(1596~1615年)に角倉了以が 京都市中と伏見の間に高瀬川を開削するに及んで、京橋付近は船着き場として、京と大坂の間を行き来する旅人や貨物の積み降ろしなどで大いに 賑わった。 * 地図撮影: 2020.10.5/京都伏見市街にて [拡大画像: z23654.jpg: 伏見市街の 観光案内拡大地図] |