一枚の特選フォト「海 & 船」
ダウ船の船底修理
The Repair Work of the Bottom of a Dhow Ship
オマーンの首都マスカットから南東方向へアラビア海の海岸線に沿って
140kmほど行くとスール(Sur)という町がある。その地理的特徴は、入り口は100mも
あるかないかで極めて狭いが、奥行きが巨大である入り江が存在することである。
水深の浅い沼沢のように見える。引き潮になると入り江の海底のおおよそ半分が
露出するような印象をもつ。干し上がった岸辺のあちこちでいくつものダウ船が
「船底干し」するかのように横たわる。入り江の入り口近くにはダウ船の造船所があって、
大勢のワーカーが働いている。そのほとんどは出稼ぎの外国人ワーカーと見受けられる。
一人の船大工がダウ船の底にもぐり込んで水漏れのする箇所の修理に取り組んでいた。 [2006.04.][拡大画像: x12236.jpg] |