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一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋


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大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」/廃館ニュース [日本・大阪]

大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」が2013年3月末で廃止されるという。 大阪・天保山近くの人工島に総工費176億円で建設され、2000年 (平成12) に開館した、海・船・港・舟運などをテーマにした 博物館である。年間60万人の入館者が見込まれていたが、近年は10万人余りという。施設再利用の民間引き受け人を公募 予定という。メインの展示物は約10億円で復元された江戸時代の木造和船で菱垣廻船 (ひがきかいせん) の「浪華丸 (なにわまる)」 (全長約30m、幅約7.5m、帆柱約27.5m) である。解体か、保存か、現在それが重要課題となっている。

直近過去20年の日本経済力の減退下、一般的に博物館では入館者数が落ち込み採算が合わずついに廃館・休館に至る傾向にある。 東京の総合的な海洋博物館である「船の科学館」も再開の見通しがないまま休館中である。「海洋立国」を自認する日本ではあるが、 海洋博物館の灯がまた一つ消え、海に関する知財、海洋文化・歴史・技術に触れる場所と機会が少なくなるというのは 何とも寂しい限りである。

全展示品を「タイムカプセル」に収蔵して未来の「海の子」らに残せれば何も言うことはないのだが、、、。それは無理なので、 せめて画像に残しておければと思い、先日何はともあれ改めて見学に行った。いろいろな画像を切り撮ったので、さらにホームページに アップしていきたい。いつの日か「海の時空館」が蘇る時が来るまで、「海の子」らにバーチャル上での見学の機会を提供する ことができればと願う。 2003年における「海の時空間」見学記はこちら

[2012年10月24日・記/画像撮影: 2012年10月12日]


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