画像は熱帯魚の吊るし飾りである。キューバの首都ハバナから東方へ250kmほどのところにシエンフエゴス (Cienfuegos) という町がある。
その旧市街にホセ・マルティ広場 (Plaza José Martí; ホセ・マルティは19世紀末のキューバ革命の指導者であり、「キューバ建国の父」
と崇められる) という広場がある。広場は旧市街の中心に位置づけられる。吊るし飾りはその広場に面する民芸品店で見掛けた。
観光地では土産物としてよく目に留まる類いのものであるが、螺旋階段をうまく利用して見栄え良く吊るされていたことから、
画像に切り撮った。
首都ハバナはキューバ島北岸に位置しフロリダ海峡に面するが、シエンフエゴスは同島南岸に位置しカリブ海に面している。
そして、シエンフエゴスの町は、陸地に大きく湾入するシエンフエゴス湾 (Bahía Cienfuegos) という湾の内奥に面している。いわば
東京湾の内奥にある千葉市のようなものである。
さらに同湾は極めて狭小の一本の水道でもってカリブ海と繋がっている。
同湾は天然の良港そのものである。海賊などの外敵から町全体を守るには好都合の「天然の要塞」となりえたことであろう。
シエンフエゴスは19世紀初頭 (1918年) にフランス系移民たちによって建設された町である。同広場の周囲には、歴史的重厚感のある
カテドラル (大聖堂) の他に、トーマス・テリー劇場 (Teatro Thomas Terry)、フェレル宮城 (Casa de la Cultura Benjamin Duarte,
1918年建設)、サン・ロレンツォ学院などが建ち並び、フランス・コロニアル様式の風情が漂う。
旧市街のこれらの歴史的街並みはユネスコの世界遺産に登録されている。
旧市街の近傍には同湾へ突き出したプンタ・ゴルダ (Punta Gorda) という極小の岬があって、その先端にパラシオ・デ・バーリェ
(Palacio de Valle) という、1917年に建設された豪邸が立つ。イスラム様式をベースにヨーロッパ各国の様式を取り入れた、
まるで建築様式の博物館のような館である。屋上3階のテラスからシエンフエゴスの町と湾を望見することができる。
テラスから湾を臨んでその南方位にカリブ海に抜け出る水道があるが、地平線が重なり合い判別することができない。
[2015.2.2-17 カナダ&キューバの旅/シエンフエゴス 2015.2,12/記 2015.3.11][拡大画像: x26614.jpg][拡大画像: x26613.jpg]
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