一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
モーロ要塞に展示される航海器具
(アストロラーベ、四分儀、羅針盤、磁気羅針儀) [キューバ・ハバナ]
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16世紀初めにスペインによって植民地化されたカリブ海に浮かぶキューバ。スペインは、イギリス、フランス、オランダなどの他の
新興列強諸国や海賊からハバナの街を防御するために、ハバナ湾(ハバナの旧市街はその湾の西側に築かれた)へ通じる水路の入り口や、
その中ほどに4つの堅牢な要塞を築いた。
その一つであるモーロ要塞は、水路入り口の東側の高台に建造された、石造りにして最も堅牢なものであった。
現在では、その要塞内に小さな海洋展示室が設けられ一般公開されている。 展示室には、大航海時代に重宝されたはずのいくつかの航海器具の他に、フリストファー・コロンブスが第一回航海時に旗艦とした サンタ・マリア号などの3隻の探検船の模型、4回にわたる航海の経路図や探検史を語るパネル、その他モーロ要塞と英国艦船との 間で激しく砲撃し合う海戦画や上陸した英国部隊が要塞をめがけて攻め入ろうとする戦争画などを展示する(モーロ要塞が一時期 英国軍に占拠された歴史がある)。 画像は、展示室のショーケースに収められた航海器具(Instrumentos de navegacion)である。
2. アストロラビオ(Astrolabio)、アストロラーベ、天体高度観測器。 [拡大画像: x26909.jpg][拡大画像: x26910.jpg] 3. 羅針盤(brújula magnética)。 [参考]brújula: f.[海]コンパス、羅針盤、羅針儀(=brújula marina, compás); 磁針; [方角をはかる]磁石. [拡大画像: x26911.jpg][拡大画像: x26912.jpg] 4. 四分儀(Cuadrante Náutico)。 [拡大画像: x26913.jpg] |
5. 要塞内に設置された海洋展示室。両壁にはコロンブスの第1回航海にかかわる説明パネル、正面奥には探検船3隻の帆船模型などが
展示される。 [拡大画像: x26906.jpg]
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