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画像は英国南部の海軍港市ポーツマス(イギリス海峡に面する)にあるポーツマス・
ヒストリック・ドックヤード(Portmouth Historic Dockyard)に係留され、船舶博物館として公開されている
軍艦「HMSウォリアー」である。
英国はかつてフランスとの建艦競争に対抗するため同艦を建造した。建造当時、同艦は世界で最も大きくて速く、かつ最も強力な軍艦であった。
22年間の任務に就いた後にあっては、倉庫や作業場などとしての活用といった不名誉な役目を担っていた。
1979年にそんな状況から脱却して、ハートルプール(Hartlepool)に曳航され、そこで8百万ポンド以上のコストをかけて原初の状態に
復旧された。その復旧は最も複雑にして多額なものであったとされる。同艦のいくつかの特徴として、
・ 船尾部にプロペラ推進器収納庫 (propeller well) があって、そこに26トンのプロペラを昇降・出し入れできるようになっている。
・ 全帆面積は37,546平方フィートあり、ほとんどサッカーのピッチ面積に匹敵する。
・ 船首像はワイト島 (the Isle of Wight) で彫像されたもので、ギリシアの兵士をかたどっている(ワイト島はソレント海峡をはさんで
ポーツマスの沖合にある島)。
・ 蒸気機関による航行での最速は14.3ノット、帆の推力でのそれは13ノット、機帆を同時に用いた時のそれは17.5ノットという記録
実績をもつ。
・ 帆の推力のみで航走する際にプロペラ推進器に生じる抵抗 (drag) を減じるために、船尾に設けた庫にプロペラを収納することができる
(参照: HMS Warriorの公式パンフレット「Visitor Guide」より)。
[2013.5.22-24 英国ポーツマスにて][拡大画像: x25280.jpg]
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1. HMSウォリアー号のフィギュアヘッド。ギリシアの兵士を彫像したもの。 [拡大画像: x25584.jpg]
2. 艦内の砲列を見る。 [拡大画像: x25585.jpg]
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3. 4輪からなる大掛かりな操舵輪。 [拡大画像: x25586.jpg]
4. 全通最上甲板。 [拡大画像: x25587.jpg]
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