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ロンドン・テムズ川沿いに建つ複合商業施設「ヘイズ・ガレリーア」(Hay's Galleria)*の中庭(パティオ)に鎮座する
一つのアート作品。
この芸術造形物は何なのか? 何を表現しているのか? 何と形容すればいいのだろうか? それを想い巡らせながら造形物を周回し
「解」を求めた。何とも奇妙な造形物である。
巨大なナポレオンフィッシュの顔、いや人間の顔立ちか。ぎょろめの巨眼が睨む。両舷に外輪車と3対のオールをもって動くらしい。
高速走行するのか、そうでないのか分からない。船尾には大きな舵板、また両舷には一対の胸鰭のようなものをもつ。
後部の操縦席には二人のいかめしい「戦士」が四分儀と照準器のようなものを前にして座る。
頭上には大きなジャイロコンパスのようなものが装備されている。マスト上には矢尻の鋭い二本の銛 (ハプーン) が見る人を威嚇する。
造形物を周回しながら眺めれば眺めるほどに、いろんな「解」が駆け巡る。だが、結局のところまとまりがつかないまま、
頭の中はずっと混乱状態であった。これは、「海の平和の守護神」?、それとも「海の戦士」を象徴するのか。それとも、
ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨(Moby Dick)」のエイハブ船長のごとく、大海原に巨大な鯨を追い求める強者たちなのか。
作品の説明パネルはどこにも見当たらない。ただ、ガレリーア内の店舗配置を示すパネルに、ごくシンプルに「Navigators」とだけ記されていた。
* ロンドン・テムズ川に架かる橋「タワー・ブリッジ (Tower Bridge)」は、テムズ川沿いに立つ国会議事堂の「ビッグベン」に並ぶ大変
有名な観光名所である。そのブリッジのすぐたもとに、同じく名高い観光名所「ロンドン塔(The Tower of London)」がある。
テムズ川をはさんでその塔の対面川岸に軽巡洋艦「HMSベルファスト号」(船舶展示館・陳列艦) が浮かぶ。
その艦船の係留桟橋のすぐの上手の川沿いにあるのがこの「ヘイズ・ガレリーア」という館である (数多くのショップ、レストラン、
バーが入居する複合商業施設 (1階) 兼アパート)。
[2013.6.2 英国ロンドン/テムズ川沿いのヘイズ・ガレリアにて][拡大画像: x25236.jpg]
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* ヘイズ・ガレリーア周辺地図 [拡大画像: x25335.jpg]
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