一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
ポルトガルの探検航海者ガスパル・コルテ・レアル (立像)、
アジアへの北西航路開拓をめざしグリーンランドへ到達する [マカオ海事博物館]
画像はポルトガルの探検航海者ガスパル・コルテ・レアル(Gaspar Corte Real; 1450年頃~1501年)である。
1500年、ポルトガル王マヌエル 1 世は、新しい領土を発見するために、また大西洋を南航するのではなく北航することをもって
アジアへ抜ける北西航路を発見するために、ガスパルを派遣した。 大西洋を北航した彼はグリーンランドに着達し、これを東アジアの一部と信じた。だが、上陸することはしなかった。 翌1501年、彼はカラベル船3隻でグリーンランドへ二度目の航海に出立したが、氷海に阻まれたため、南へ転針して航海を 続けた。その結果、陸地を視認し上陸した。その陸地は現在のカナダのラブラドール地方、またはニューファンドランド島 と考えられている。 ガスパルの兄ミゲルは、うち2隻でポルトガルへ引き返したが、ガスパル自身は航海を続け、その後行方知れずとなってしまった。 兄ミゲルは1502年に弟ガスパルの行方を求めて出立したが、彼自身も行方知れずとなってしまったという。
説明パネルには次のように記されている。 |
ガスパルの人物像[拡大画像: x27051.jpg] |