一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
マゼランの肖像画/1519年世界周航に向けスペイン
を船出、フィリピンにて没す [マカオ海事博物館]
1519年8月10日、マゼランは5隻の船隊を率いてスペインのセビリャを出港した。ヨーロッパから大西洋を横断する西廻り
航路で東洋の 香料諸島 (モルッカ諸島) を目指した。 彼は南米大陸南部の現在に言うパタゴニアのサン・フリアン辺りで越冬した後、翌年南米大陸南端において、 後に言う「マゼラン海峡」を発見し、1か月かけて通過した。 当時「南の海」と称された大洋(現在の太平洋)に出でた後、 マリアナ諸島にいたるまで島嶼の陸地を視認することなく、 大洋を横断しマリアナ諸島にいたり、さらに航海の末フィリピン諸島に着達した。 マゼランは1521年4月27日、セブ島の対岸にあるマクタン島での原住民との戦いでこの世を去った。 その後、船隊の指揮を引き継いだ のがエルカーノである。彼ら総勢18名のみが、ビクトリア号ただ一隻にてスペインに帰還した。 人類史上初の世界一周の航海がここに成し遂げられた。今からわずか490余年前のことである。 [マゼラン船隊旗艦ビクトリア号画像:撮影は2012年3-4月頃スペインのバルセローナにて][拡大画像: x24370.jpg]
画像はマゼランの人物図絵である。説明パネルには次のように記される。
[英語]Magellan, as he is more commonly known to English speakers, set off from Spain in 1519 with a fleet of five ships and a crew of 265 men on the first voyage to circumnavigate the globe. [マゼラン肖像画像撮影 2015.11.21 マカオ海事博物館にて][拡大画像: x27071.jpg][拡大画像: x27072.jpg: 説明書き] |