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[随想] 香港 (中国本土・九龍側) のMTR (地下鉄) の「油麻地 Yua Ma Tei」駅近くのシティヴューホテル (The Cityview Hotel) に
チェックインし、部屋に荷物を放り投げ、家族でぶらっとそぞろ歩きに出かけた。先ずは、ホテルのすぐ傍を通る
ネーザンロード(Nathan Rd.)に沿って歩いた。地図を見るとチャイナフェリー
ターミナル(China Ferry Terminal; 香港とマカオや中国とを結ぶフェリーのターミナルの一つ)の近くまで来ていた。
明後日マカオへその船着き場から出立する予定なので、時間的にも余裕が
あるし、また特に行く当てもないので、下見も兼ねてターミナルに立ち寄ることにした。
ターミナルへのゲートウェイになっているのが「中港城 China HongKong City」である。地図を頼りに「中港城」ビル入り口を
ようやく探し当てて(入り口が随分と小さくて、それを見落として通り過ぎてしまった)、ターミナルに
通じているらしい1階のエレベーターホールへたどりついた。
そこで思いがけず、ホールの最奥に置かれた船模型が視界に入ってきた。3本マストのジャンク船のかなり大型の
模型である。海事博物館に展示されていても一向に遜色のない、精緻で本格的な船模型である。道理で、立派なガラスケースに収められ
ているはずである。2、30分かけていろんな角度から切り撮った。ホールはうす暗く、模型は厚さのあるガラスケースに収められて
いたので、焦点を合わせながら思い通りの画像を撮るのに結構時間がかかってしまった。家族はいつものことと、最初から慌てず騒がず、
片隅の階段に腰を下ろして、ずっと待っていてくれていた。
ターミナルへの別の入り口からアクセスしていれば、この模型にはお目にかかれてはいなかったであろう。
思いがけず精緻なジャンク船模型の被写体に遭遇し、そぞろ歩きは「吉」をもたらしてくれた。部屋に閉じこもりをせず、街を
そぞろ歩けば、切り撮るに値する何かに遭遇するにいたることの好例である。結果論ではあるが、旅はいつも「吉」で楽しくなる。
[撮影 2015.11.19 中国フェリーターミナルにて/香港の旅 2015.11.19-22][拡大画像: x27058.jpg]
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