一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
船乗りや漁師たちの守り神「阿媽」を祀る媽祖閣 [マカオ]
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マカオ南端に「媽閣廟」(Templo de A-Má, A-Ma Temple) というマカオ最古の中国寺院がある。明朝 (1368~1644年) 時代初期に
福建省からやって来た漁民によって創建されたといわれる。寺院正門には「媽祖閣」と刻まれている。境内にあるいくつかの廟には、
船乗りや漁師らの守り神である「阿媽」を祀っている(画像3)。故に「阿媽閣」(A-ma-kok) とも呼ばれる。 正門をくぐってすぐ正面にある廟の本殿最奥には黄金色に輝く阿媽が祀られている。本殿のずっと手前にある脇棚上には、水兵の ような海員たちに付き添われた阿媽の小さな像を祀る船模型が奉納されている(画像2)。 正門をくぐってすぐ右手奥には「媽祖殿」があり、その手前の庭には、三檣ジャンク船を彫刻し彩った巨石がどっしりと 据えられている。「媽閣廟」が航海安全を祈念する寺院であることが分かる。 「なぜ阿媽が船乗りらの守り神として祀られるようになったのか」、その伝説を知れば、阿媽や媽閣廟に大いに興味がわくことであろう。 「媽祖閣」のすぐ傍には「マカオ海事博物館」がある。
[画像撮影 2015.11.21 マカオ・媽閣廟にて] |
3 2. 阿媽の小さな像を甲板上に祀る船模型。 [拡大画像: x27095.jpg] 3. 本殿の最奥に祀られる阿媽。 [拡大画像: x27097.jpg] |