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香港の九龍半島 (中国本土) 側に油麻地 (ヤウマティ Yau Ma Tei) という地下鉄 (MTR; Mass Transit Railway)の駅がある。
地上に出るとネーザン・ロード(Nathan Road)という、香港人なら誰もが知る大通りがそこにある。香港で最も有名な寺院・
天后廟(ティンハウ廟 Tin Hau Temple)はその大通りに沿って南の方角 (ヴィクトリア・ハーバー方向) へ5分ほど歩くと右側にある。
画像は中国の典型的な伝統的寺院建築様式をもつその天后廟である。
廟の真前に建てられた公式案内ポストによると、油麻地は、その昔船上生活者の船が係留される砂地の海岸であったという。
1800年頃から海の守護神である天后(ティンハウ)を祀る小さな廟があった。1864年の油麻地開発時にこの廟は拡張されたり、また
街が再建された1876年には、廟は公立学校・警察署・マーケットなどの公共施設の集合する新しい広場に移転されたという。さらに、
1890年になって廟は再び拡張された、と記されている。
中央の祭壇には船乗りや漁民の守り神である天后が祀られ、その他の祭壇には地元の神様などが祀られている。
天后は、ふくよかな顔立ちをもって、海での営みや航海の安全を願って、あるいは豊かな生活を願ってお詣りする
人々に優しい眼差しを投げかける。廟には、大きな蚊取り線香と見間違いするような螺旋状の線香がたくさん垂れ下がり、
煙を立ちのぼらせている。線香は直径30㎝ほどのバケツを逆さにしたよう格好で、そのビッグサイズには驚かされる。
[参考] 香港政府観光局の2015年公式ガイド (日本語版) によると、天后廟は「道教の海の守護神・媽祖を祀り、豊かな生活を願う人々の
信仰を集める」と記されている。媽祖は「まそ」と読む。
[画像撮影 2015.11.22 香港・油麻地の天后廟にて][拡大画像: x27147.jpg][拡大画像: x27145.jpg: 公式案内ポスト]
[拡大画像: x27146.jpg: 英語説明書き]
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