一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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台湾東部海岸の海蝕地景/三仙台

台湾の国土は、地形的に見てほぼ南北方向に380kmほど伸びる。島の東側3分の2ほどに大山脈が縦走する。最大の山脈は、 1~3,000メートル級の山々が250kmほど伸びる中央山脈である。 特に、東部海岸に立地する花蓮という最大の都市より北方において、あるいは台東という第二の都市より南方においては、 中央山脈の急峻な山々が海岸直下あるいは近くまで迫り、緑の山壁となって連なる。そして、鉄路と道路が、 海岸沿いにごくわずかに残された平地を肩身狭くして走る。

因みに、西部海岸側に立地する大港湾都市・高雄を出でた列車は、島の南端付近で終わる中央山脈の低部を大きく迂回し、東部海岸に 取りついた後ずっと海沿いに走る。そして、列車は台東へといたる。 台東から花蓮までの約150kmは、その東部海岸から10~15㎞ほど入った内陸の山間地、いわゆる花東公路(山線)を北上する。 画像はその台東から50kmほど海沿いの道路、いわゆる花東公路(海線)を北上したところにある三仙台(Sanxiantai)という岩島の 美しい海景である。

海蝕がこのユニークな島景を造形した。小島に立つ巨大な尖岩峰は3人の不死の人を変身させたものという。 八つのアーチをもつ八拱橋(eight-arch bridge)は、岩島を巨大な龍の頭にみたて、海に向かって体躯を伸ばし海を泳ぎ行く姿を 創作したのであろう。

[台湾の旅2016.6.24-28 画像撮影2016.6.26.][拡大画像: x27243.jpg][拡大画像: x27244.jpg]


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