サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフには世界中から観光客が訪れる。ワーフのすぐ西隣に「サンフランシスコ
海洋国立歴史公園(San Francisco Maritime National Historical Park)」がある。公園の中核である
「ハイド・ストリート・ピア(Hyde Street Pier)」には数多くの歴史的船舶 (Historic Shipsと称される) が係留され一般公開
されている。
ピアへの入り口はワーフ地区の目抜き通りである「ジェファーソン・ストリート(Jefferson St.)」に面する。同ストリートを
はさんで入り口の対面には公園ビジターセンター(San Francisco Maritime National Historical Park Visitor Center)がある。
J.ストリートに面するピア入り口付近にはマリーングッズ・ショップなどが軒を連ねる。画像は客の人目を引くように、店頭に
据えられた海賊の立像の一つである。そのすぐ傍の建物の壁には等身大の海賊 (もちろん人形) が縄梯子をよじ登っている。
ところで、英国人海賊フランシス・ドレーク(Sir Francis Drake; 1540?-1596)は海賊の中の海賊である。
中米やカリブ海地域などで、海賊行為をほしいままに行い、英国エリザベス女王をはじめ多くの出資者に多額の配当をなした。
英国王室への多大な財政的貢献は有名な話である。スペイン無敵艦隊へ大打撃を与えたことに加え、海賊行為による
王室への金銀財宝の配当による寄与がなければ、サーの称号授与はなかったほどである。
ドレークをはじめとする多くの海賊行為によって、英国は当時の世界海洋の覇権国家スペインの勢力を削いだこと、またその覇権拡張への
大きな一助となしたことはよく知られることろである。
ドレークはまた、世界人類史上、一航海において世界周航を果たした最初の人物であった(マゼランは、東廻りと西廻りの2回以上の航海を
合わせて、世界周航を成し遂げたものであるが、人類史上はじめて世界周航を果たしたものと評されている)。ドレークは、3年の歳月
(1577-80年)をかけて世界周航した。マゼランの快挙に次ぐ人類史上2人目の地球周航を果たした。鑑みれば、人類がはじめて地球が
球体であることを実体験し、実証したのはわずか400年余の過去のことに過ぎない。
ドレークの旗艦「ゴールデン・ハインド号(Flagship Golden Hinde)」の復元船は、ロンドンのロンドン・ブリッジの
少し上流の、テムズ川沿いの「St. Mary Overie's Dock」近くに係留・一般公開される(Southwark Cathedralが目印である。
最寄りの地下鉄駅は「London Bridge」; ドックはビルの谷間にあって少し分かりずらい)。
[画像撮影: 2008.7.27/San Francisco Maritime National Historical Parkの中核である「ハイド・ストリート・ピア Hyde Street Pier」にて]
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