2008年7月29日、サンフランシスコのダウンタウンはまだ静まり返っていた。午前4時頃、まだ暗かった。昨日からパーキングロットに
駐車させていたレンタカーに乗り込み、太平洋岸の海洋性リゾート地モントレーに向かった。そこにある海洋博物館や
水族館を訪ねるためであった。
先ずフリーウェーのルート280を20㎞ほど走らせる。その後、太平洋岸沿いに南へ下る州道ルート 1 へそれる。
ルート 1 はずっと海岸線に沿ってモントレーへと通じる。サンフランシスコから100kmほどの距離にスワントン (Swanton)
という小さな海沿いの村がある。ルート 1 はそこでスワントン・ロード (Swanton Rd.) と交差している。
スワントンを通過するころ、無風状態にして穏やかな太平洋上に、視界いっぱいに霧の壁といえる霧峰(fogbank)ができていた。
雲の巨大な壁のように垂直にたれこめるスケールの大きな海風景であった。
30分ほどは余り気にもかけず、その霧峰を右手に見ながらずっとドライブを続けていた。
[参考]fogbank, fog bank: n.霧峰 [遠くの海上に層雲のようにかかる濃霧で陸地のように見える]
写真を撮らずにずっといたものの、車を止めてようやく撮影する気になった。遠くの道路沿いに
古ぼけた一軒の納屋を見つけた。車を止めてよく見ると、納屋の脇には何故か風向計が設置されていた。納屋のような
何がしかの被写体がなければ遠近感がでにくい。ようやく絵になる被写体を見つけることができた。
それを見つけていなければ、恐らくそのまま通り過ぎ、二度とシャッターチャンスに恵まれなかったかもしれない。
[画像撮影: 2008.7.29/カリフォルニア州太平洋岸沿いの村ワトソンにて][拡大画像: x20078.jpg]
辞典内関連サイト
・ 米国の海洋博物館
・ 世界の海洋博物館
・ 米国の水族館