ロカ岬(Cabo da Roca; ポルトガル語で「岩の岬」という意味)はポルトガルの首都リスボンから西方に路線電車と路線バスを乗り継いで
約2時間ほどの行程の地にある。ユーラシア大陸を一つの陸塊とみなすとすれば、北緯38度47分・西経9度30分にあるロカ岬は、
その最西端にあり、正に地が果てるところといえよう。
岬の突端に立つのは「十字架の塔」である。その基部には、ポルトガル国民であれば知らない人はいないほど有名な国民的英雄の
詩人ルイス・デ・カモンイス(Luis Vaz de Camões; 1524年頃〜1580年)が詠んだ詩の一節を刻む銘板がはめ込まれている。
カモンイスは自身の叙事詩「ウズ・ウジアダス」(ルシタニアの人々) において、ポルトガルの地を指して、「ここで陸地果て海始まる」
と記した。15世紀から16世紀にかけて多くのポルトガル人探検航海家がポルトガルの地を後にして大西洋へ船出し、
「新大陸」や東洋の地を目指し長い航海の途に就いた。さて、その銘板は刻む:
「ロカ岬 ここで陸地果て海始まる...(カモンイス)。ヨーロッパ大陸の最西端」。北緯38度47分 西経9度30分 平均海面からの標高140mと
記される。
画像1~3: 岬に立てば西方に向かって大西洋が180度広がる。画像2は「十字架の塔」、画像3は「ロカ岬灯台」。眼下眼前の海はにわか霧に
覆われ、断崖に沿って湧き昇ってくる。
[撮影年月日: 2018年9月24日]
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