天候にもよるが、プエルト・カベーサスから1時間ほど内陸部に向かって赤茶けた色の土道をドライブすると
かなり大きなワワ(Wawa)川に行き着く。渡河にはスペイン語でパンガ(panga)という鋼鉄製の渡し舟の
お世話になる。渡河する両岸には、小さな村というよりも数えるほどの民家の集落がある。そこで見つけた
カヌーのいろいろ。
これらは飾りでもなんでもない。この辺では今でもカヌーは水上交通手段としてまさに生活
必需品である。また集落への物資搬送手段でもある。川岸に無造作に放置されているかのようなカヌー、高床式
家屋の下に置かれたカヌーなど、カヌーにはどことなく生活のにおいが深く染み込んでいる。
中米ニカラグア共和国の首都マナグアからカリブ海沿岸の漁業基地プエルト・カベーサス(Puerto Cabezas)
へは小型民間飛行機が毎日運航されている。
ニカラグアの国土の東半分(カリブ海側)は、北部および南部大西洋自治区となっている。北部自治区
の行政府は Puerto Cabezas (別名Bilwiとも言う) に置かれている。
マナグアからプエルト・カベーサスまで道路もあるが、今もって未舗装道路であり、半年間にわたる雨季での通行は
困難を極める。
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1. 渡河用はしけ発着場のすぐそばに無造作に置かれたカヌー。 [拡大画像: x18457.jpg]
2. 同上。 [拡大画像: x18459.jpg]
3. 高床式民家の床下に置かれたカヌー。 [拡大画像: x18461.jpg]
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4. はしけ発着場の近くの河岸に接岸されたカヌー。2007年秋の大型ハリケーン「フェリックス」によってこの地域一帯は
大損害を被った。民家は廃屋同然で、その爪跡が深く残っている。 [拡大画像: x19355.jpg]
辞典内関連サイト
・ 世界の海洋博物館-中米・ニカラグア
・ ニカラグアの海のある風景 [2] [2007-2009]
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