海洋総合辞典 Comprehensive Ocean Dictionary, 特選フォト・ギャラリーPhoto Gallery, 出漁準備preparation to the sea, ポトシPotosí, フォンセカ湾Golfo de Fonseca, 太平洋沿岸北西部Pacific coast, ニカラグアNicaragua

一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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フォンセカ湾の海風景 (2)/出漁準備

今日は2009年の正月元旦(木曜日)。ニカラグアでも祝日なので、一般人は新年を祝い、のんびりと休日を 過ごす。だが、この漁民はアウトボード・エンジンを担いで来て小型ボートに取り付け、手早く漁網を積み込んで ほそくさと出漁して行った。すぐ近くではカヌーに網を積み込んだ二人の漁師が、忠犬の見送りを受けながら沖に向けて 漕ぎ去って行った。


首都マナグアからチナンデガ県(Departamento de Chinandega)の零細漁村ポトシまでは陸路(車)で4時間程度の行程 である。幹線道路(パンアメリカンハイウェイ)で地方都市レオン、チナンデガを経て、さらに支線の土道をドライブする。 チナンデガの少し先のエル・コンゴ(El Congo)までは完全舗装道路であるが、それからポトシまでの3、40kmは 土道のガタガタ道で時間がかかる。
フォンセカ湾(Golfo de Fonseca)は湾の入り口が狭く奥行きが深い湾である。北側からエルサルバドル、ホンジュラス、 ニカラグアの三か国間で、「海の国境線」をもって湾内の海を分け合う。
ポトシは全くの小漁村で村人の多くは沿岸零細漁業(pesca artesanal)で生計をたてている。 村人の家は椰子の葉で屋根を葺いていて、それも壁のない家が多い。このチナンデガ県は太陽の照りが肌を刺すほどに 強烈であることで知られ、そんな炎暑の気候風土に合った様式なのであろう。
[2009元旦][拡大画像: x21136.jpg]

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1. 浜に無造作に浜上げされた小舟。 [拡大画像: x21147.jpg]
2. 椰子の葉で葺いた粗末な日除けの下に浜上げされた舟。葉はほとんど無くなっていて役立たず。 [拡大画像: x21148.jpg]
3. 櫂を漕いで出かける主人たちを忠犬が見送る。 [拡大画像: x21150.jpg]
4. 出漁準備をしていた2人の漁師。この後ほそくさと沖へ去っていった。 [拡大画像: x21149.jpg]

辞典内関連サイト
・ 世界の海洋博物館-中米・ニカラグア
・ ニカラグアの海のある風景 [2] [2007-2009]


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